最近 山へ連れってってと言われる事が多くなった。
毎週毎週 足にサポーターをして 引きずりながら歩いている姿を みんな見ている。 知らぬ間に お店中に私が山歩きを趣味としていることが知れ渡っていた。
「今度私も連れて行って!」
この言葉は 結構くせ者だった。 社交辞令と言うことが多い。
今まで何度聞いたことか・・・ 本気にして 自分の予定を曲げて 誘うと 「用事ができた。体調が悪い など」誰も喜んで付いては来ない。
二度三度誘ってみた。 本当に用事があったのなら可愛そうなんて思ってしまって・・・
始め私は一人で山歩きをしていた。 一緒にいこう!と誘って「うん」というものはまずいない。それは自分にも覚えがある。 誘われて 大喜びで付いていけるほど元気ではない。
だから 行く気が無いのに社交辞令は解る けど止めて!
「私は 毎週 火曜日と金曜日は 山へ行っているよ。 行きたいなら 時間ができたときに声をかけて 私から声はかけないし まして出席取るような面倒な事は御免だから」
つまり 人を選んだりしない。 本当に来たい人がくれば良い。 そう思っていた。
「今度の金曜日 おやすみとれたの 連れてって 登山靴も レインコートも用意したからね」 おやおや 今度は本気らしい。
ピーちゃんと 戸倉山に行く予定だったけれど 急遽岩古谷山に変えた。
戸倉山リベンジは(単に私が風邪をひいていけなかっただけの話だけれどね)別の日に。
岩古谷山。 大昔の火山の活動で 溶岩が吹き出し大きなひとつの岩になって それが山になった。 だから 見事な巨石が次々に現れるし その石が割れておち 大きな洞穴を作っているところもある。
この山に人気の秘密は その険しい姿の割には 短い時間で登れて 険しい登りや下り 鎖場 など面白い道がいっぱいある。 三河の妙義山って言うらしいから・・・・
妙義山に叱られそうだけれど 技術度 体力度共にそこそこ厳しい。 二人の参加者は初心者とはいえ 山登り初挑戦は 富士山だったり 子どもの時から新潟の山の中で育っているとか こりゃ また一番体力ないの私じゃないの?
凄く喜んで暮れたよ。 道のおもしろさに加えて 展望の良さ 欲しいものがいっぱいあるもの。体力的な満足感は 今ひとつだったかもしれない。 少々きついぐらいで丁度良いと思う。 達成感に繋がるもの。
帰ってから 家族に「いい顔をしている」と褒められ 楽しかったらしいと仲間にうらやましがられ 今会社に登山部ができそうな勢いです。
山へ一緒に行ってくれる人って、
居そうで居ませんね。
しばらく一緒に歩いても、
方向性が違ってきたりして
疎遠になってしまう。
会うは別れの始めかな。
それにしても面白そうな山ですね。
初めの頃の 危なっかしさが 無くなって 安心できます。
もう どらさんの 方が 私共より はるかに 上を行っています。体力の衰えを 日々 感じて 居る くそ爺です。
一緒に行ける仲間ができても一緒にいて楽しくなければつまらない。
風花さんはそれも 持っていらっしゃる。
丸儲けの人生と思いませんか?
だからしつこく言いましたよ。
山の道具はお金かかるけれど いのちに関わることがありますものね。
ただ途中で 落ちて怪我をしたら・・・帰りの車の運転ができなかったら・・・そんなこと考えると ある程度 人がそろった方が良いのでしょうね?
膝の痛みがかなり酷くなってきているので いつまで山歩きができるか解りませんよ。残念ですけれど