いくら桜が見たいからって わざわざ 奈良県まで行くことは無いとおもったけれど・・・ 斑鳩のさとに咲く桜 想像したら とても行きたくなってしまった。
桜見物はたいてい何処でも人を見に行くようなもの。 ましてや宴会でゴミの散乱しているところではまったく桜を見る気はしない。 どうなる事やら。
法隆寺のインフォメーションセンターでパンフレットをもらって 大和川沿いに当麻街道を歩き 途中から竜田川を渡り三室山に入り 藤ノ木古墳を通って法隆寺西側に出て法隆寺を巡って帰るコース。 これならそう人にも会うまい。 当麻街道は昔から歩いてみたい道の一つだった。
大通りは歴史を感じることはまったく出来ないし 狭い道を車がびゅんびゅん通るので これは正解だった。当麻街道は法隆寺の参道から狭いけれど静かな道を通っていた。 すこし入るだけで田園や畑の広がる のんびりした風景が広がっている。 道一本隔てただけで 昔にタイムスリップしたよう。 古墳や 神社がいっぱいあるので 開発の嵐から守られているのだろうか?
古墳も神社も のんびりと生活の中にある。 時々道をふさぐので切られてしまったのかと思える大きな木の幹に 歴史の長さも感じる。
家並みは 本当に昔私の家もそうだった とか近所の家がこうだったなと感じられる家ばかり。 だからかな? 落ち着く。
しかし いつも山歩きをしている私にとってアスファルトの道は きつい。 今日はすこし流行る木の練習をしてみようと思ってすたこらと汗をかくぐらいの速さで歩いてみたけれど あんまり楽しくない。 やがて私 道ばたの雑草ハンターと化してしまった。 春の花いっぱいあるじゃないの。
レンゲソウ 岐阜県の花 子どもの頃は根瘤バクテリアが田んぼの肥料になると 何処の田でも植えられて春はピンクの絨毯が 広がっていた。これを摘んで花飾りを作って頭に載せて遊んだ。
ヒメオドリコソウ これは最近知った。オドリコソウよりうんと小さいけれど 確かにひとつひとつの花が 佐渡おけさを踊っている人の横顔に見える。この写真では小さくて見えないな。
本当のオドリコソウは
カラスの豌豆もあるよ。 すずめのえんどうと区別つかないけれど 大きかったからきっとカラス
本当にエンドウ豆みたいだけど 豆が大きくなったの見たこと無いから食べられないだろうな
そうこうして道草している間に 大和川についたよ。 見事な桜 と言いたいけれど ま こんなもんでしょ。 名古屋の山崎川や 岩倉の五条川 はこんなもんではないもの
でもお気に入りは斑鳩の里とののんびりして優しい風景にとけ込んでいること。目を遠くにやると 山の上まで開発された建物が見えて 山の上には何十本も立つ宇宙要塞のような鉄塔が建ち・・・聖徳太子さんさぞ驚かれるだろうな
ここでは目を上げず 田園風景と雑草を楽しむのが良さそう。そうそう 条里制を未だ残している畑も目に付く。これって何気ないけど凄いことだとおもう。 飛鳥の時代の人々の作った畑を今に受け継いで 人々が耕している。 なんだかわくわくする話だと思うのです。
また暫く 雑草ウォッチャーに変身。 みんななかなか可愛らしい顔していたり 綺麗だったり けなげだったり・・・良いんだよね。 知らないうちに歌を歌っていた。
はーるの 小川はさらさら行くよ きーしの菫やレンゲの花に
すーがたやさしくいろ美しく 咲ーけよ 咲けよとささやきながら♪♪
こうなると止まらない
わかくさ萌ゆる丘のみちー こころも弾む身も弾む
小鳥の歌に誘われてー 私もいーつか歌い出すー♪ ♪
緑の そ よ かーあぜ いーい日だねー これは一寸早いか?
はぁ 知らぬ間に子どもの私にもどっていたのかな? 雑草オンパレード
ブロッコリーの花 あ~~ぁ 食べる前に花咲いちゃった。でも可愛い花。
この青いのは何だろう? タツナミ草見たいにずらっと並んでいるけれど 蔓がでているみたいだし。。。
はこべ 仏の座 種付け草
やがて橋の向こうに 全山ピンクに染まった山が(丘と言うべきです)目立つようになってきた。竜田川に 白い鳥が群れをなして飛んでいる。 何だろう? イカルの里だから あれがイカル? 白い鳩のように青い空に群舞 そのたびに羽が白く光っていた。
三室山は標高84メートルだかの丘 標高差40そこそこ 大きなお屋敷を巻いて登ると 神社があってその向こうが桜の山三室山
嵐吹く 三室の山のもみじ葉は たつ田の川の 錦なりけり
あの能因法師の歌で有名な三室山。ん? もみじ葉? 桜ばっかしなんだけれど・・・あ ありました。 小さな可愛らしい実を付けて 紅葉の赤ちゃんです。 三室山桜でぴんくに染まっているのだけれど 合間に緑が混じっていて綺麗。 地元の人のいこいの場所だそうだけれど みんな行儀良く桜を楽しんでいる。 ここでは車座になって喚いている人はいない。 夜のことは知らないけれど 8時には 消灯と言うから 変わらないだろう。
緑の水を湛えた竜田川は足もとに見え 一体は竜田公園 対岸の小高い丘には紅葉がいっぱい 公園にも紅葉がいっぱい。 もちろんここは新しく整備されたものでしょうけれど 大昔から 三室の山がピンクに染まるのを待って春を感じ 竜田の川が紅に染まるのを見て秋を楽しんだ。 そんなみんなの大好きな場所だったんだね。
竜田川のベンチに腰をかけ 平宗の柿の葉寿司を食べる。 至福の時。 犬を連れたお散歩のお姉さん 赤ちゃんを乳母車に乗せてにこやかに歩く若いお母さん ジョギング途中の外人さん
みんな明らかによそからの人である私に 声をかけてくれる。 昔からここに住んでいたような気さえする。
名残惜しいけれど ここを立ち去り 西里の町並みを楽しんだ後 法隆寺西にもどる。
後からパンフレット見直すと 見落としたところいっぱい。残念。やっぱり歴史のあるところは小さな角にも史跡がある。よく調べていかないと 悔しい思いをする。 もう一度行かないとね。
iセンターから 三塔いにしえの道 太子ロマンの道 当麻街道やすらぎの道 花小路せせらぎの道 藤ノ木 業平つれづれの道 自然散策うるおいの道 全部で6個の道が提案されている。 この春はもう駄目かもしれないけれど また18切符が出たら 全部回ってみたいな。
今日は青春18切符で奈良の桜を堪能させて頂きました。
のんびりしたよいところですね。
カラスノエンドウは実のサヤが黒くなるのでこのような名前があります。
種を取って片側から吹くと笛にもなります。スズメノエンドウは白い小さな花です。草全体も小さいです。
この中間にカスマグサというのがあります。小さな花が二つ並んで咲きます。
カスマとはカラスのカとスズメのス、その間のマをとってつけられました。
紫色の花はクサフジという雑草です。
花が藤に似ているからこのように呼ばれています。
どらさんとお弁当を広げて食べたような気分になりました。奈良の春、ありがとうございました。
たくさんの雑草も 本当に可愛くて綺麗でした。
カラスの豌豆は黒い豆が出来るのですか? びっくり そう言えばそんな豆を見たことがあるような気もします。
カマスグサ 嘘のような名前の付け方ですね?面白い。でもこれはきっと見つけられないし 見ても気づかないでしょうね?
クサフジ 納得のいく名前です。 蔓があって藤が立っている見たいとも思いましたもの。 目の覚めるような綺麗な紫でした。
からくれないにみずくくるとは。の竜田川でしょうか。
奈良はいいですね。法隆寺はいいですね。
行きたいです。奈良ホテルも。
「今日はすこし流行る木・・・」は何の誤変換かと数分考えました。
こういうのはボケ帽子に(ボケ防止)にぴったりですね!続く文章で「早歩き」の誤変換と分かりました。ボクも一度法隆寺のインフォメーションを訪ねて見たくなりました。歩くには今が一番季節がよさそうですね!
今年は遠方にいけないのでわたしは近場ですませました~
昨日やっぱり岐阜のほうの田んぼでれんげ草見たよ~
カラスノエンドウもそういえば最近ここらではみかけないな~
あの実でつくったピーピー笛をまた吹いてみたい~(^^)
想像していたよりも小さな川で不思議な気がしました。大昔から紅葉の名所だったようですが そんなに大きなものでは無いです。 でも地元の人が三室山や竜田川を誇りに思い大事にしてきている気がして 嬉しかった。
ほっとする 場所でした。
奈良ホテル良いですね? お茶飲むぐらいしかしたこと無いですが・・・
今日はすこし流行る木・・・
実は自分で書いていながらどうしても読めなくて そのうちに思い出すだろうと放って置いたのです。 解読してくださってありがとう
ボケ帽子になれば幸いです。 ははは
パソコンしているときとても行儀悪いのです。だから押したつもりで押せていなくて そのまま書いちゃいますからね・・・
反省です。
法隆寺周辺は 何にも無いと言えばなんにもありません。でもそれが好き。
法隆寺の裏手 発起寺までの道もオススメです。
どのみちも とても優しい表情をしています。
岐阜はレンゲ一色でしたか? 本当にピンクの絨毯になるのです。 レンゲを摘みながら あるいはクローバーで 太い花の冠を良く作りました。
おばばの三味線知ってる? これも懐かしい花遊び。 ぴーぴーならした豆は枯らすの豌豆だったのかぁ?
春の野原は おもちゃがいっぱいだね。
ブログの記事で楽しませてもらっています。
この時期、桜だけでなく、野の花も
小さいけれどいろいろ咲いていて心惹かれますね。
桜もいいけれど、
こういう雑草の花たちが咲くとしみじみ春を感じます。
今山は どんどん色づいてきています。緑にもたくさんの表情があって それを見ているだけで嬉しくなってきます。
花は基本的にはたとえ一輪でも 歩いていて自分で見つけるのが好き。
だから山で端何を見つけると大興奮してかえってきます。