百々が峰は 地元の人に大事にされている山らしい。 休憩中もひっきりなしに人が行き交う。 と言っても反対側の金華山と比べたら静かな山歩きができる。 観光客も入り交じる金華山と比べると山の大きさも違うらしい。 何たってピークが二つあるし 今日の予定には そのほかに長良川展望地 白山展望地が入っているというのだ。 更に三田洞の方へ行くコースもあるというのだから・・・・一日では無理だわ。
東峰から左の方にある登山道を降りていく。 尾根伝いに直ぐとの話。 登山道は二手に分かれていて 整備された林道の様な(地道だけれど)道と いかにも登山道らしい道。 東海自然歩道と書かれている。
東海自然歩道かぁ あの岩の壁急降下の岩古屋山もそうだった。 継鹿尾山もそうだった。 春に行った谷汲の妙法が岳もそうだった。 それらが何処でどう繋がっているのか? 確かにつながっているんだね。 東海自然歩道。
雰囲気の良い登山道は何度も寸断され 林道と出会う。 何度か登ったり降りたりして最後に林道に降りたところで見事な萩の実がぶら下がっているのを発見。 豆みたいに見えるけど あんまり実がふっくらしていないし 食べられないんだろうね?
途中で振り返ると さっきまでいた東峰が見える。 遠いなぁ。
少し歩くと 殆ど展望無いけれど 西の三角点につく。そんなに魅力的な場所とは思えなかったけれど こちらが百々が峰の正式なピークだったらしい。
「ご飯はぁ?」「もう少し先。反射板の所へ行こう」
この反射板は ランドマークみたいな物だね。金華山からも見えた。今朝来るときにも大垣の方から見えた。何年か前に山火事があってこの山が 燃えてしまった。 その時の被災したところがこの反射板の斜面らしい。 金華山から見たときも 不思議な感じがした。
金華山を間近に見てお昼ご飯。 細かい虫がいっぱい寄ってきたし 寒かったけれど めげず 無事に食事を終える。
今日のメニューは オモニの点天の餃子 珍しい青トン味噌の韓国おにぎり ロールケーキ 私はたらこスパゲティ 果物 カステラ ジオンさん沢山の漬物と煮物 豪華なフルコースになってしまった。 これが楽しみなんだけれどね。
お天気もはっきりしないので 撤収して先を急ぐ。毎度の事ながら 体が重い。 帰りピストンの予定だったけれど 林道から更に降りてアスファルトの道を歩く。 深い理由は無い。大嫌いなアスファルトだけれど 同じ道は止めようと思っただけ。
「こちらから行くと トイレが近いんです。」このアスファルト道路は 管理用に作られた物だけれど バスでも十分通れる立派な物。 みんなに解放すると大変なことになるのかしら?両親にこの紅葉見せたかったのに。
登って来るときからずっと気になっていた虫がいた。 クリオねみたいに立って羽を激しく揺すって飛んでいる。 結構すばしっこい。 小さいのでなかなかカメラに収まらない。
ここでその虫がいっぱい飛んでいた。あんまり可愛いので みんなでティンカーベルと名付けた。 後で トイレに来ていた管理のおじさんに聞いたら「この辺では雪虫って言うんだけれど この虫が沢山出ると 雪が近いって言われているよ。」
雪虫かぁ 可愛い虫だった。 そんなに寒くは無かったけれど 今年は雪が多いのかなぁ?
ぶらぶらと 紅葉の山を眺めながら歩いていく。 三田洞の尾根も見える。自動車学校も見える。私はここで免許を取ったのでは無いけれど 子どもの頃から慣れ親しんだ名前だ。
バイオトイレまで行くと東峰から降りてくる道とぶつかる。これで一周した。 トイレには今では見なくなってしまった手押しポンプがあった。 がっちゃんこ がっちゃんこ やってみる。
面白かったけれど これでは手が洗えないことに気づく。片手はポンプの柄にかかりっきりになっているからね。 どうしていたのかな?昔の人。
トイレの直ぐそばが分岐 権現山のピークを越えて行かないと駄目と思っていたら 巻き道があるとのこと。 ジオンさん おいでおいでをしているように先に立って振り返っている。
斜面を行く巻き道はわずかで やがて広い階段を下りていく。何処をどう歩いたか気づいたら白山展望地の小公園に来ていた。
山茶花が可愛い。 白山展望地 当然のことながら見えず。
ジオンさん更に長良川展望地まで案内したいと言ってくれたのだけれど オモニがあまり遅くなると ちょっと・・・と思ってお断りする。 近そうだからいっても良かったね。ごめんなさい。
右手に萩の滝へ降りる道がある。 この道は厳しい道では無く観光気分でも歩けそうなゆったりした道。 したに降りるに従って 紅葉のトンネルの中を入っていく。
前半は岩場いっぱいのアドベンチャーワールド。 後半は気持ちの落ち着くゆったりした山歩きだった。
最後に萩の滝に降りて 去年の思い出とつなぎ合わせる。
あら 萩の滝は二段だったんだ。
終点松尾池によって 鴨を見て帰る。
ここは鴨やら鴛鴦やらがいっぱいなので 沢山のカメラマンでにぎわうところだ。 昼もずいぶん過ぎたけれど やはり沢山のカメラが・・・
鴛鴦見つからなかった。
ジオンさんが送ってくれた。
美しい。
さて里山だからと心のどこかで 気楽に考えていた山だったけっれど 岩場があったり ピーク及び 立ち寄りたい場所がいっぱいあり 面白い山だった。やっぱり案内必要だね。
せっかくのチャンスを拾い落としてしまうよ。 ジオンさんありがとう。
百々ヶ峰は岐阜市内でも
結構面白い山登りが
出来ますね。
どらさん達を案内して
素晴らしい紅葉に会えて
良かったです。
あれでも十分歩きごたえありました。
今度は違うコースに挑戦してみます。
東海自然歩道は東京の高尾山から大阪の箕面公園まで続いている道ですね。
静岡にいた時、藤枝の奥を歩きましたが、かなり荒れていました。
雪虫は害虫とされていますが、秋にたくさん発生します。
東北ではこれがでると本当に雪が降ります。
赤いホウに黒い実はゴンズイという木の実ですね。
かなり遅くまで残っています。
今年ももうすぐ終わりです。
来年はどんな山が待っているか楽しみですね。お互い健康に気をつけてよい山を歩きましょう。
百々が峰は岐阜の街中にあるのにとても静かな山です。 この町の出身なのに 全然知らない山でした。 体力に合わせてコースを選べるのも良いです。 時間をひたすら計って歩いていらっしゃるお年寄りもいらっしゃいました。
時期を選べば 花もきっと綺麗に違いありません。
ゴンズイですか? ゴンズイ ゴンズイ ゴンズイ 覚えておきます。
実を見て花の名前がわかるって凄いですね? 花の時期も見ていないとわからないような気がするのだけれど・・・脱帽