先日シャワークライミングに出かけるときに どのみちで行くか迷った。
場所は 永源寺から三重県に少し入った所。 御在所や 雨乞いの裏に当たる。 案内では八日市からブルーメの丘を経て来るようにと書かれていた。 高速道路で走るのだから 大回りも時間的なロスは無いだろうと思えるものの どうしても納得できない。
だいたいは三重県と滋賀県は山ひとつで区切られていることが多くて雪深い冬場は通行止めの所も多くて行けないのだけれど 殆どが山越えでショートカットできるはず
地図を眺める。 国道421号線が取っているではないか。 八風街道という古道でもあるらしい。 これで行こう。 地図の表示が途中で薄くなっているのが少々気になる。
カーナビに入れてみると あれ? 道が無い。 これ国道じゃ無いの?
湾岸桑名から 421を目指して とにかく行ってみる。 カーナビは知らないルートで計算するから 3時間半かかると言っている。 私の計算では2時間かからないはず。
大安町から 阿下喜の法に行かず 421をすすむと 時々 通行できないよと言った標識が出始める。 正確に言うと 2トン以上は通行できないよと書かれている。
二トン車 はて? 重い車は 道路の地盤が耐えられなくて危ないよと言うことなのか?
前の会社では 二トン車が活躍していたけれど あれは 乗用車と大きさも大して変わらない? ワイドでない限り この車も駄目って事? せっかくここまで来たのに 帰るの?
そう簡単にUターンできないよ。
自分の車がやたらとでかい ベンツかポルシェになったように勘違いをしてどきどき。
山道は 登山をするようになってから かなりひどい条件でも 何とか走っている。 離合できない道も 少し譲れば何とかなるもの。第一 走っている道は 狭いながらも そう不安になるほどのものではない。
いぶかりながらもやってきた所は石榑峠 この少し前から 地図も完全に消えている。
前方にゲート・・・と言うよりは 大きなコンクリートの固まり二つ ここを通れる車だけ行って良いよ と言うことらしい。 それにしても狭いこと ミラーを折って 左右を確かめながらゆるゆるとすすむ。 20センチぐらいの透き間? いえいえ 見栄ではありません。
こすって先に進んだか 諦めて戻ったかは定かでは無いけれど もう少し優しい素材で踏み絵はできなかったんだろうか?
こすって戻った人は泣きっ面に蜂も良いところ せめてコーンのようなプラスティックなら・・・
山の中での事故を防ぐための警告だとは思うけれど
三重県側にあると言うことは 当然滋賀県側にもあるわけで おっそるおそるの 踏み絵ゲートをくぐること 計4回
一番緊張したのは狭い山道では無く このゲートだった。
対向車が来ると、すれ違えないことがあって、それで大渋滞ということもあるのですわ。
風花さんはいつもこんな道を通っているのですか? 山登りも楽じゃないね。 登る前につかれてしまいます。