さて 松尾池を後にして登らなきゃ。
岩場コースは地図に載っていない。 案内もない。 松尾池のドウダンの美しい池端から登り口はある。 同時に出発された三人組はまっすぐ 萩の滝のほうへ行かれた。
枯れ葉の下に何となく 道が見える。 ここを登っていけば良い。
山の取り付きまではのんびりのんびり 緩やかな登り
やがてきつくなってくる
ほとんど直登 そりゃきついよね?
やがて道はジグザグに高度を上げていく。 樹幹に隣の山の紅葉が見えるようになる。
案外気の小さな私は 内心どきどき
たった一つの矢印
ここから登るのだけれど この先になんの印もないのが 心配の種だった。
鎖とか フックスロープを使うほどの事は無いけれど 手で岩の角をつかんで登る。 どれが正しい登り道かわかりゃしないんだから 立ち止まってはきょろきょろして確認。
結構長いんだよね。
無事に登れるか心配だったのは この長さ 50メートルは登ったに違いない。
しかし 初めに心配していたほどでは無く 無事に登り切ったよ。 これでもか これでもかと続く岩場に ピーちゃんも これを帰りも使うの? と不安げ。
ふっふっふっ
岩のテラスにやってきた。 ここは松尾池が見下ろせて 長良川や金華山が見えるお気に入りの場所。
ちょっとかすんでいるけれど 長良川も松尾池も見える。手を降ってみる。 誰も返してはくれないけれどね。
ここでティータイム。
展望と 紅葉を楽しむ。
あ~~ クチナシの実がいっぱい。
そうそう 去年もここでクチナシを見たのだった。今年は黄色いクチナシの実が クリスマスツリーのオーナメントのようにびっしりついてる。 あらま かわいいこと。
お正月用の きんとんの色付け用に そしてたくあん漬けの色づけ用に 少しいただき~
神様 私は悪い子です。大事にしますから。
さ お腹もすいたし のぼろ
去年 ここを少し登った所で興奮してかちかち言っているスズメバチの大群に出会った。 山の斜面にしがみつきながら巻いたことを思い出す。 今年は大丈夫。
百々が峰の頂上はこの上では無かった。 登り切ったら尾根にでて 尾根を左の方へ歩いていく。
なかなか頂上には着けない。
道ばたの花や実をああだこうだと言いながら歩く。
花でもなかなか分からないのに 実となると。。。至難の業じゃ。
赤い実はなんだろう?
サルトリイバラの実もついているよ。 なかなかあじのある色だね。
木々の中に居るとたいして濡れないけれど 音がやかましくなってきたぞ。 急げ~
雨本降りで さっきまでよく見えていた名古屋の町を隠してしまっていた。それでも 川向こうの金華山はよく見える。
去年はあの山を一日に2往復した。
百々が峰 アルプスでもないし 有名でもない山かもしれないけれど 岐阜市民に愛されている山で 登ってみるとそのわけが分かるような気がします。
来年の秋 日本にいらしたら 是非一度挑戦なさってください。
金華山が、段々低くなっていくのが分かります。