東屋からまっすぐ進むと 水場があって 仁王門後に出る。 今までジグザグの急登だったのがこの辺りはちょっとした広場になっていて 旧の横倉寺がこの辺りにあったことを想像させる。
仁王門跡は 長方形に敷き並べた基礎の石が 並んである。 比較的せまい門だけれど 山深くのお寺と思うと立派なものだった。
さらに 右手に馬場跡が続く。 参内を一周できるように行ってみればトラックのようなものが出来ていた。 今通れそうに無いけれど 百数十人の僧侶がここを蹄をならして馬で駆けていたと思うと・・・僧兵を思わせる。
稚児達の悲しいエピソードが秘められた岩です・・・とある。
どんなんや どんな悲しい話しなんや?
前来たときもそんな話しになってジオンさん「消化不良になる。」とぶつぶつ。 そうやそうや 一体何があったんや? そそり立つ岩をみて想像してみるけれど分からない。 誰か知っていたら教えて~~
ここに不思議な墓がある。 青葉の笛で有名な あの熊谷次郎直実の墓だ。 敦盛を討ち取ったあと武士が嫌になってしまって 出家し全国を行脚して歩いた後 この地で亡くなったと言うのだった。
立派な それでも寂しげな墓は 少々新しそうだったけれど 回りを取り囲む小さな墓は かなり古びたものだった。
帰ってから 熊谷直実の墓について少ししらべてみたけれど ここの記述は一つも見つけることが出来なかった。 はて?
ここから右手北側の斜面はイワウチワでびっしりだった。 白いウチワもある。 その群落に 大騒ぎ。 今までこんなにたくさんのイワウチワをみたことが無いのだった。 何と言うことだろう?
苔むした木の切り株もイワウチワのすみか
本堂跡に出る。木が茂ってきたからだろう。 思ったよりせまい敷地だけれど ここに本堂があった。 この山はどんなに立派だったか 想像が出来る。
右手には ちゃんと心字池の跡もあり なにやら地の底から響くような声で 山の主が鳴いていた。 前もいたなぁ
姿は見たことない。
だんだん空が近くなってきて ヒノキの林は何となく霞んでいる。 ん? まずいなぁ 花粉症まっしぐらだよ。 涙目に はなぐじゅぐじゅ
クロモジかシロモジか区別つかないけれど 檜林に柔らかい色を添えてくれる黄色。 春色。
ここのショウジョウバカマは 割合少ない集合体 でも可愛いし 美人だったので ぱちり
下に林道が見えてきたら峠はすぐ其処 階段を下りて一段落。
この林道は何処まで続くのだろう? 降りてすぐのベンチで ティータイム。
さて カタクリはみられるのだろうか? 全体の3分の一ぐらい来たと思い 余裕の休憩。