テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

「心を偽る愛の影」第4話

2010-05-02 | タイドラマ「心を偽る愛の影」
第4話
病院で目を覚ましたカオホーム。病室にはテーチットがいました。自分の身になにが起きたか分からず混乱するカオホームは、マイとラティーの安否をテーチットに尋ねます。「覚悟して聞いて」と、テーチットはマイの死を告げ、さらにラティーの行方が分からなくなっていることを伝えます。あまりの出来事に言葉を失うカオホーム。「お母さんに連絡しなくちゃ」と我に返るカオホームに、テーチットは「実はもうひとつ話してないことがあるんだ」と、孤児院が火事になり、カオホームの母が遺体で発見されたことを話します。一方、娘探しに奔走するランヤーは、連絡を受け一人の娘と面会。彼女こそラティーでした。マイから聞いたカオホームの出生の秘密を白々しくラティーに話し、カオホームから奪ったペンダントを見せます。

マイらしき遺体があるとの連絡を受けたランヤーは、思い切って遺体がかつて恋人だったモンコンかどうか確認しに行きます。変わり果てた姿のモンコンを見て、ランヤーは大ショックを受けます。カオホームは、バンコクにいるたったひとりの友人であるナーワーに会いに行こうと病院を抜け出します。カオホームが病院からいなくなったという連絡を受けたテーチットは、すぐさまカオホームを追いかけます。ナーワーのいる病院の玄関先でカオホームを見つけ、連れ戻すテーチット。「そんなにあいつが好きなのか」と怒りをみせるテーチットに「あなたに愛なんて理解できるの?」と言い返すカオホーム。怒ったテーチットは、孤児院の再建と引き換えに今度こそ自分と婚約するようカオホームに迫ります。

モンコン(マイ)の死を確認し悲しみに暮れるラティーを、親友のフォンが慰めます。テーチットは、焼失した孤児院の再建を自分に任せて欲しいと、社長であるナーワーの父に申し出ます。カオホームに花を買い、なんとなく機嫌よくカオホームの病室の扉を開けますが、不機嫌そうなカオホームを見て思わず「別に君のために買ったわけじゃない」などと言ってしまいます。婚約指輪を用意してきたものの、テーチットはカオホームにそっけない態度をとってしまい、カオホームもまたそんなテーチットに対しますます不機嫌になってしまいます。ランヤーは、18年ぶりに再会した大切な自分の娘ラティーのため部屋を用意し、準備に大忙し。ラティーは、初めて見るランヤーの大きな邸宅と豪華な暮らしぶりに目を見張ります。

テーチットは、父親にカオホームの存在を打ち明けます。婚約者としてこの家に招きたいというテーチットに、父は激怒。さらにカオホームが孤児だということを聞き、「そんな娘をこの家に入れるわけにはいかない」と激しく拒絶します。「それなら僕は会社を辞めます」というテーチットに、しぶしぶ納得するしかない父。ラティーはカオホームにかわりすべてを手に入れたことに満足していました。屋敷のメイドに足の爪を切らせたり、自分の言うことは何でも従うよう命令したり傲慢な態度をとりはじめます。カオホームは、テーチットに連れられ火事で亡くなった母親の葬儀に参列します。葬儀にはナーワーの父も参列していました。カオホームがテーチットの婚約者となったことを聞き、ナーワーの父は驚きを隠せません。

金持ちの娘になれたことを喜ぶラティー。

初めてテーチットの家に入るカオホーム。玄関先で父親から「孤児院の娘なんかと一緒になるなんて」と罵られる様子を見て、カオホームは「私のせいで嫌な思いをしているのでは?」とテーチットを気遣います。ナーワーには孤児院での火事のことを内緒にしているナーワーの父でしたが、電話でその件について話をしているところをナーワーに聞かれてしまいます。「隠し事はしないと約束したのに。あそこでなにがあったか教えて欲しい。カオホームはどうなった?」というナーワーに、父はすべてを話します。さっそくカオホームを尋ねてきたナーワー。再会にカオホームは久しぶりに笑顔を見せます。「婚約の話は聞いた。だけど君には、僕がついてるから」とカオホームを励ますナーワー。

ナーワーの姿を見て怒りを露にするテーチット。「カオホームは僕の婚約者だ。おまえにはもう関係ない」とナーワーを突き放すテーチットに、ナーワーは「カオホームが婚約に心から同意してるはずがない」と食い下がります。ナーワーに真意を問われ、カオホームは「納得してのことだから」と言葉少なに答えます。カオホームの言葉にナーワーは深く傷つき、病院に戻ってからも自暴自棄になってしまいます。一方ランヤーの家で暮らし始めたラティーは、さっそくわがまま振りを発揮し始めます。さりげなくラティーのわがままをたしなめるフォンを明らかに見下した様子のラティー、そしてそんなラティーに言われるがままのランヤーに、フォンは次第に不信感を募らせていきます。

テーチットはカオホームを高級デパートに連れて行きます。「こんな高級な店で買うものなんてない」と遠慮するカオホームに、テーチットは「忘れるな。お前は僕の婚約者だ。それなりの格好をしてくれないと」とそっけなく接します。カオホームは店に入り、服を選ぼうとするのですが、どれもこれも高くてとてもカオホームは欲しいと思えません。ひとつのバッグを手に取ろうとしたところ、別の女性も同じものに手を伸ばしました。その女性はランヤーでした。「気が合うわね」とカオホームに話しかけるランヤー。「気に入ったんですけど、とても私には買えなくて」と控えめな態度のカオホームに、ランヤーはなにか不思議な縁を感じます。カオホームもまた、ランヤーに同じような気持ちを抱いていました。戻ってきたテーチットは、ランヤーと顔見知りのようでした。カオホームが婚約者であることを放すテーチットに、ランヤーは驚きながらもカオホームにさっきのバッグをプレゼントすると言い出します。

ランヤーはラティーに大学へ進学することを勧めます。「勉強なんて嫌い」とラティーは拒絶しますが、「あなたのためになることだから」とランヤーはラティーをなだめます。しかし進学することを厭うラティーに、内心ランヤーは失望していました。テーチットもカオホームに進学を勧めます。「でも学費は高いし・・・」と遠慮するカオホームに、「僕の婚約者なら、それなりの教養がないと困る」と言うテーチット。それでもカオホームはうれしくてたまらないのでした。後日、ナーワーがカオホームを尋ねてきます。すっかり歩けるようになったナーワーに、カオホームは笑顔を見せますが、大学にどっちがカオホームを送っていくかでナーワーとテーチットは口論に。結局ナーワーに送ってもらうことを選んだカオホームに、テーチットは苛立ちを隠せません。

学校の終わる時間を見計らってそれとなくカオホームを迎えに行くテーチットでしたが、カオホームはすでに迎えに来たナーワーと一緒に帰った後でした。二人で食事に出かけ、ナーワーはカオホームに「ちゃんと食べなよ」と食事を促します。「村にいたときは、もっとキラキラしていたのに」というナーワーに、「あの頃は、幸せだったから・・・」と寂しそうな表情を見せるカオホーム。一方ラティーは、ランヤーから大学での様子を尋ねられ、「大変だわ」と嫌そうに答えます。見かねたフォンが「今はしっかり勉強することが大事だと思うわよ」とたしなめるのですが、フォンに対して「あなたが大学を卒業したのなんか、もうかなり前でしょう?今の様子なんて分かるわけがない」と不遜な態度をとります。

屈折しているテーチットよりも、素直で優しいナーワーというほうが安心できるんです・・・。

テーチットはカオホームのためにいろいろ尽くしたいのですが、なかなか素直になれず、またテーチットのひねくれた言葉を額面どおりに受け取ってしまわざるを得ないカオホームはますますテーチットに距離を感じて・・・観ていてすごくもどかしいですね。テーチットなりに一生懸命カオホームを気遣っているのが見てとれるだけに・・・。逆にナーワーのほうは、素直にカオホームへの想いを表現しているので、カオホームも気負うことなく、友人として心を許している様子が伺えます。ラティーは貧しい孤児から大金持ちの娘へと変貌を遂げたことで、少々自分を見失っているようです。フォンにはすでにあらが見えてしまっているようですね。ランヤーもそろそろ気付くのではないでしょうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿