「明日も君が好き」第25話

第25話
退院したゴーン。じっとしているのも退屈だからと、食事の支度をはじめます。遊びに来ていたピーは、ゴーンの無事を心から喜びます。しかしゴーンは途中で目の翳みを感じ、料理は中段。ゲーオに目のことを相談します。「きっとなんでもないはず」とゲーオに励まされ、病院で再び診察を受けるのですが、診察の結果、改めて失明の可能性を指摘されます。この先どうすればいいのか途方にくれるゴーン。泣き崩れるゴーンを慰めることしかできないゲーオと母。一方オーンも母親と一緒に産婦人科の診察を受けていました。妊娠に喜びを示さないオーンに、母親は「他の人との子供なのでは？」と不信感を見せます。オーンも、母親に妊娠のことで干渉されるのを嫌がり、苛立ちをあらわにします。

いつものように家に来たピーを、ゴーンは追い返してしまいます。「ゲーオ姉さんの言うことももっともだ。あんな奴の弟と付き合っているから、交通事故にもあった。この先も付き合っていたら、何があるか分からない。もう二度とここへは来るな！」昨日までとうって変わったゴーンの態度に、ピーは動揺し、理由を尋ねますがゴーンは答えようともしません。ピーを返したあと、「嫌いになんかなれないのに」と泣き崩れるゴーン。一方、会社に行ったゲーオの前にオーンとパットが尋ねてきます。「ポーはオーンと結婚する。オーンは妊娠してるのよ」と誇らしげに話すパットの言葉に、ゲーオは大きなショックを受けます。「結婚なんかしない」と憤りを見せるポーでしたが、オーンの妊娠を聞いて愕然とします。

ショックを受けながらもプンと一緒に家に戻ったゲーオ。ヌーが待っていました。自分の新しい就職先で仕事をしないかと書類を持ってきたヌー。「考えさせて」とそのまま自分の部屋へ戻ろうとします。そんなゲーオを母は諌めますが、逆にゲーオは「私とヌーは何の関係もない。ポーとのことで、お母さんを心配させたくなかっただけ」と言ってしまいます。今まで嘘をつかれていたことで母はショックを受けますが、それでも恋人のふりをし続けていてくれたヌーに感謝の気持ちを伝え、交際を認めてしまいます。夜、ポーに呼び出されたゲーオ。「オーンとは結婚しない」というポーをゲーオは慰めます。「問題から逃げちゃダメ」とポーを慰め、退職届を渡すゲーオ。「最後にもう一度だけ、私を抱きしめてくれる？」と涙でポーに別れを告げます。

「ゲーオさんに会いたい」とポーに訴えるニーム。泳げないゲーオに水泳を教えてあげたくてプールで練習をしていたと話すニームは、少し熱があるようでした。そんなニームの言葉に、ポーはますます胸をつまらせます。一方トゥムと一緒にピーのいるカーレース会場に出向いたゴーン。「目が見えなくなる前に、ピーの姿をみるのはこれが最後」というゴーン。しかし視界の陰りを感じ、あわててその場を後にします。ピーの友人アンナたちに挨拶されても、見えないゴーンは答えることができません。あとでゴーンの様子が変だったことをアンナから聞かされたピーは、ゴーンの目のことを心配します。そのころポーの家では、オーンのドレス選びが始まっていました。しかしニームの体調が悪化し、それどころではなくなります。

「いつまでも、忘れずにいられるように・・・」最後のハグに号泣。

せっかくポーとゲーオの関係が良くなってきたというのに、再び別れなければならなくなるなんて・・・。オーンはどうやら本気でピパットの子供をポーと結婚する切り札として使うようですね。ポーも身に覚えがあるだけに、オーンの妊娠話を信じ込んでしまっているようです。ゲーオも母親に、ヌーの両親と会うよう勧められてしまって・・・ひそかに笑顔を見せるヌー、本当にまったく空気を読んでません。ポーとゲーオが、自分達のことだけでなくまわりも幸せになれるような道を探っているなかで、ピパットといいオーンといい、ヌーといい、自分の幸せだけを望んでいる姿はとても醜い。自分を愛してくれていない人と一緒になって、本当にヌーもオーンも幸せだと思えるのでしょうか？


いずれ目が見えなくなることを宣告され、ピーと別れることを決意したゴーン。二人で乗り越える道を選ばず、大切な人をこれ以上不幸にしたくないと苦渋の選択をしたわけです。ピーと別れるため、心にもないことをピーに話すゴーン、痛々しすぎました。水までかけられて、すぶぬれになりながらも帰り際ゴーンに「早く着替えろよ。風邪ひくから」と声をかけていたピー。あ～もう、この姉弟は！！「絶対に離れない」と約束してたはずなのに。いきなり別れを告げられ、ピーがどれだけ混乱するか、ゴーンは分かっているのでしょうか？「目は大丈夫だと言っていたけど、見えてないみたいだった」と話す女友達アンナの言葉に、ピーがなにか気付いていてくれればいいんですけど・・・。

冒頭こんなラブラブだったのに！！ゴーンのツンデレっぷりがまたこれカワイイ☆