DONS de la NATURE

歴史を刻みながら、常に新しい文化を発信し続ける街、銀座。
銀座の隠れ家のひとつとして、お客様を今日もお迎えしております。

春の魚

2007-01-31 15:03:48 | Weblog
皆様こんにちは。

1月も本日で最後。明日からは2月です。
ついこの前、初詣に行って2007年が始まったばかりと思って
いたのにもう節分の歌などを耳にします。
一日一日過ぎるのが早いと思うのは私だけでしょうか・・・。

さて、春を告げる魚として皆様が一番に思い浮かぶのは「鰊」でしょうか。
桜鱒も春の代表的な魚です。
写真の魚は北海道函館産桜鱒でございマス。

やまめの降海型を桜鱒といいます。
暗青緑の背に銀白の腹、背に黒点が散在しているのが特徴です。
桜が咲く春にやってくる桜鱒。身が桜色しているから・・・とも言われて
います。

当店では桜鱒を『りんご』『さくら』のチップでスモークにいたします。
口の中に広がるスモークの香り、きめの細かい上品な身のしっとりと
仕上がった「鱒のスモーク」は当店の数ある前菜の中でも人気の逸品で
ございます。
明日からご賞味いただけます。

桜が咲くまでは少し時間がかかりそうですが、一足先に食で春を感じて
みては、いかがでしょうか。

                        本日のブログ担当:ネモト      

ツーショット

2007-01-30 15:24:23 | Weblog
 皆様こんにちは

 先日、休憩時間中に大塚さんの「温泉行きたいな~」の一言から、温泉の話題で盛り上がったのですが、それから“温泉”の二文字が頭から離れず、結局今春「スタッフ皆で温泉に行こう」という結論に達しました。
 幹事は勿論“健太郎君”です。
 若干不安な面もございますが、健太郎君よろしくたのむよ~


 さてさて本日は春の食材の探索に、大塚さんと健太郎君が築地市場に行ってまいりました。
ということで以前からお約束していた通り、今日の写真は、いつも当店へ美味しい海老をご用意してくださる岡野水産の関さんと、関さんの仕事の邪魔をする“築地の天皇”こと町晃さん(当店の魚屋さんです)のツーショットでございます。
 この写真の他にも、「鱒」やら「ボタン海老」やら「ズワイガニ」など色々と素晴らしい食材の写真を健太郎君が撮ってきてくれたのですが、今日の一番のお薦めはこの新鮮な“おじ様2名”でございます。

 活きがいいですよ。

ヴィシソワーズスープ

2007-01-27 16:17:12 | Weblog
皆様こんにちは。

今日は、とても温かいですね。
銀座の歩行者天国も上着を持って歩いている方が多く目につきました。
晩秋から初冬にかけてポカポカと暖かな晴天のことを「小春日和」と
言い、春の季節用語ではないということは皆様もご存知かと・・・。

さて、今日のお薦めは「ヴィシソワーズスープ」です。
フランス語の名称は「ヴィシーVichy(フランス中部の温泉地)風クリーム
スープ」の意だそうです。
ニューヨークのリッツ・カールトン・ホテルのシェフ、ルイ・ディアさん
考案で彼がヴィシー出身だったとか・・・。

じゃがいもの冷たいスープで夏の定番とされていますが、当店では
冬もお出ししております。
温かい前菜とステーキの間のお口直し(お口冷まし?!)な感じで
ご注文されるお客様が結構いらっしゃいます。
当店のヴィシソワーズは濃厚なのは勿論、カイエンヌペッパーの少し効いた
ピリッとした辛さが味を引き締めております。

これからは新じゃがの季節。
新じゃがで作られるヴィシソワーズを試食できる日を楽しみに今日も
頑張って働きます!

                        本日のブログ担当:ネモト

食事のフィナーレは

2007-01-26 16:32:14 | Weblog
 皆様こんにちは

 本日は1月26日、毎月26日は語呂合せで「風呂の日」でございます。
 私はお風呂が大好きで、温泉に行ったときなどは旅館に着いてすぐに一風呂、夕食前に一風呂、夕食後に二風呂、朝起きて・・・といった感じです。
 また無性に銭湯へ行きたくなる時があり、今でも時々利用させて頂いておりますが、熱い風呂好きの私は「ここ最近の銭湯はお湯がぬるいな~」などと想いながら湯船に浸かる昨今です。(体には温めのお湯の方が良いそうですが・・・)


 ガラッと話は変わりまして、本日は食後にお楽しみいただけるデザートワインを写真に撮らせていただきました。
 フランスはボルドー地方ソーテルヌ地区第一級格付けの貴腐ワイン「CH.Rieussec 1978」でございます。
 快い蜂蜜のような凝縮した甘さと、その甘さの中に潜む綺麗な酸とのバランスは何物にも代えがたい最高のデザートと言っても過言ではないと思われます。

 
 皆様どうぞ食後の貴腐ワインで、身も心も温まってください。

どうぞご来店下さい

2007-01-24 16:33:25 | Weblog
 皆様こんにちは。

 本日は我々牛肉を扱っているものにとっては、とても重要な日であります。
 というのは、奈良期の天武天皇4年(675年)に「殺生禁断の詔」が発布されてから約1200年もの間にわたって続いた肉食を嫌う思想から離れ、文明開化の波と共に牛肉が西洋料理のメニューとして登場し、そして明治天皇が初めて牛肉を口にされたのが明治5年の今日1月24日であります。
 
 ところで、その時明治天皇が食されたのは、どのような料理だったのでしょうか?やはり牛鍋だったのでしょうか、まさかステーキということはないでしょうね。また、その味の評価はどうだったのでしょう?謎は深まるばかりです。
 恐らく、その後、肉食を奨励されたとのことですので、味の方は満足されたのでしょう。
 そして明治政府は近代国家日本を推進する為の政策として、このことを大々的にニュースとして報じたそうです。

 
 どうぞ皆様、更なる推進の為に、当店へご来店の程お待ち申し上げます。