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彼女の流儀

2007-09-20 23:59:34 | Anime(アニメ・コミック)


■電撃「マ)王10月号増刊「電撃黒「マ)王 VOLUME1

雑誌名が普通に入力出来ないというのも珍しいですが、とりあえずはこの表記が公式らしくw
ちなみに『「マ)』の部分は、正しくは「“まだれ”+“八角形の中央にマ”」であり、読み方は「デンゲキブラックマオウ」ですので。

ともあれ、先日にはアニメ化の誤報騒動で話題に上った「ホイホイさん」の新展開「一撃殺虫!!ホイホイさんLEGACY」<田中久仁彦>と、「灼眼のシャナ」のコミックス3巻巻末にて情報が公開されて以来、ようやくの連載開始となった「灼眼のシャナⅩ Eternal song-遥かなる歌-」<原作:高橋弥七郎 作画:木谷椎 キャラクターデザイン:いとうのいぢ・木谷椎>目当てで、早速購入して来た次第。



「灼眼のシャナⅩ」は、同名の原作小説「灼眼のシャナ」シリーズ、そのナンバリングで「Ⅹ(10)」に数えられる作品をベースにしたモノであり、それ自体が原作中でも高い人気を誇る---先代“炎髪灼眼の討ち手”マティルダ・サントメールと、その無二の戦友である“万条の仕手”ヴィルヘルミナ・カルメルの2人を物語の主軸にした外伝---「大戦」を舞台にしたストーリー。
本編となる「灼眼のシャナ」シリーズの漫画版は、既に「電撃大王」にて大好評連載中(原作:高橋弥七郎 作画:笹倉綾人 キャラクターデザイン:いとうのいぢ)なものの、原作をほぼ忠実になぞっている分、どうしても消化(進行)速度に難があり(もっとも、そうしてじっくりと描いている点が、高い支持を得ている要因のひとつなのですが)、現状で原作「Ⅱ」(2巻)の序盤を描いているだけに、合間に「ゾートローブ」の様な短編こそ挟めても、其方の流れでナンバリング通りに「Ⅹ」まで把握するのは無理があるので、別口でもこうして漫画版として読めるのは嬉しい限り。
しかも、今作の作画を担当されているのが木谷椎さんという点は、「大王」版の笹倉さんに続いて、実に良い人選ではないかと。
登場人物が多いだけに装飾関係や、“戦争”ゆえにアクションシーン関係で苦労しそうな面も、迫力のある「騎士団(ナイツ)」の登場シーンなどを見る限り、かなり期待して良さそうですしw

果たして第1話の内容は、原作が初っ端から「大戦」に突入していたのに対し、未だ開戦前の段階であり、「とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)」との全面対決を前に、憂いとなる周囲の敵対勢力(組織)を排除すべく、マティルダとヴィルヘルミナが“盤曲の台”ゴグマゴーグを討滅する為、前哨戦とばかりに「巌楹院(ミナック)」の本拠地へと乗り込むオリジナルストーリーに。
(※“天凍の倶”ニヌルタが存在している点や、「とむらいの鐘」の手に「小夜啼鳥」がいない事、そして「都喰らい」を18年前としている点から、「小夜啼鳥」争奪戦前なのは間違いなく)
あえて最初に、原作には存在しない物語を描いたのかに関しては、主軸となるマティルダとヴィルヘルミナの登場を早め、読者にキャラクター像を掴ませる意味合いや、いきなり「大戦」から開幕しても、情報量の多さから展開に付いて行けない点などを考慮した上なのでしょうね。
ともあれ、次回からはいよいよ本格的に「大戦」へと動き出す模様ですし、原作では簡単に触れたのみの「小夜啼鳥」争奪戦、そしていずれは描かれるであろう、マティルダが“あのセリフ”を遺すシーンへの期待も膨らむばかりですわ。


「一撃殺虫!!ホイホイさんLEGACY」については、前作の世界観を引き継ぎ(冒頭にペストXさんが登場し、社名がゼンテックス・マーズになっている辺り、前作以降のストーリーなのは間違いなく)つつ、舞台を新たに登場人物も総入れ替え。
今回は環境面は元より、更に経済面で困窮している百目鬼家を舞台に、しっかり者の倹約家の娘・まゆと、ひょっとすると“第2の油壺”になりかねない父・幸太郎の間に、ホイホイさんがやって来た所から、新たな物語がスタートする次第。
“ホイホイさん貧乏”だった油壺に比べると、本当に生活に困るほど貧乏な家庭であり、かつ まゆの倹約生活の中で、果たしてホイホイさんは本来の任務をしっかりと遂行出来るのか否か---?
とりあえず、今回のホイホイさん最大の障害はコンバットさんではなく、バッテリー切れ+充電不能、そして弾薬切れなのは間違い無さそうですなw



特別付録の「ホイホイさんPOP&ごきぶり取り型スタンド」。
いや、まさか本当にゴキ○リ○イ○イ型のスタンドが付録になるというのは、前代未聞ではないかと。
もっとも粘着チューブやエサは付属していないので、本当に使用する場合には別途に用意…って、流石にそんな人はいませんよね;
それでも万が一を考慮してか、「実際にごきぶりが取れても当方は責任を持ちません」なんて注意書きが存在しているのにはワロタw



にしても、「黒「マ王」の今後の展開のひとつとして、次々号のVOLUME3より、あの「痕」の漫画版が連載開始されるそうで、ちょっと驚き。
原作シナリオを一般向けにアレンジする段階で、作品としての中身が薄れてしまう点がネックになったか、PSP版「痕 PORTABLE」が発売中止→PC版として再開発となって以来、巷では「やはり一般作への改編は無理」と囁かれていただけに、こうした展開は予想外とも。
「黒「マ王」自体は「ちょっぴり大人、ちょっぴりエッチ」というキャッチからも---「萌王」よりもエロは薄く、「大王」よりは濃い線引きな印象なので、ある程度の描写は問題無いかと思われますが、下手に中途半端にされるならば、是非とも限界ギリギリの行ける所まで行って欲しい所ですわw
さて、千鶴さんに黒ストを(