■神羅万象チョコ ゼクスファクター・第1弾(2010年4月5日発売)
※記事履歴:「月・駆・火・刃」(2010-04-12)>「ようこそ、鳳凰学園へ」(2010-04-14)
>「それは奇妙なスクールデイズ」(2010-04-15)>「竜・翼・獣・魔・人・機」(2010-04-18)
とりあえず、これにてひと段落。
◆火之迦具土と建雷命
◇020 雷刃のイツキ <Power 10・Potential A(属性:青龍)> 名前:竜胆イツキ[竜人(男)・17歳]
◇021 蒼震雷鬼 至電龍(そうしんらいき しでんりゅう)<Power 15・Potential A(属性:青龍)> [魂獣 解放状態(男)]
鳳凰学園での因使としての学生生活、そしてこの学園の何処かにあるという宝珠「紲晶石」の探索を続けるカイは唐突に、青龍組・ニ号生であるイツキから召集を受け、事態の成り行きと真相を追求されることに。
同じ学園万屋「天ヶ原」のメンバーとしての責か、果たしてカリン襲撃事件の捜査を進めた先、やがて朱雀組に編入して来たカイの存在に突き当たったことがその理由として、何故カイがカリンの神具:炎王剣ヒノカグツチを持っているのか、そして他人の神具を自在に扱えるという変則的な能力を見知り、なにやら相当に動揺した様子が窺えるのは、これらの事実がいらぬ混乱を招くと学園上層部により秘匿されていたのか、引いてはカリン襲撃事件の詳細についても広く公にされていない為、イツキはカリンが意識不明の重傷で休学していることを知りつつも、こうしてカイの存在へと行き着いたのが随分と遅れたと考えるのが妥当か。
そんなイツキ、そしてカリンをリーダーとして運営されている学生万屋(便利屋)「天ヶ原」には、現在4人の生徒が所属しているらしく。
先述した通り、リーダー(第一席?)は朱雀組・三号生のカリン、青龍組・ニ号生のイツキは第三席に位置しているので、残るは2名。
案に考えれば未だ姿の見られぬ、白虎組・玄武組からのひとりずつ、合わせて4人となるのでしょうが、少し前にとある通販サイトでの「ゼクスファクターコレクションファイル」の表紙サンプル(※現在は差し替えられている為、閲覧不可)内に見受けられた、耳飾りが特徴的な短髪の少年とも少女ともつかないキャラクターと、見た目は狼の獣人そのもので、手には大型の斧だか槍だかを持ったキャラクターが、カイをセンターにイツキ、カリンと一緒に描かれていただけに、ひょっとしたらこの2人が残る「天ヶ原」のメンバーなのかも?
ところでイツキの神具:雷王剣タケミカヅチ(魂獣:至電)とカリン→カイの神具:炎王剣:ヒノカグツチ(魂獣:牙炎)、それぞれの名前の元ネタを鑑みると、なにやらこの取り合わせは不穏なイメージしか浮かんでこない次第。
簡単に把握しておくと、イザナギとイザナミの間に生れたのがカグツチ、しかしカグツチを産み落とした際に受けた火傷でイザナミが死んでしまった為、イザナギはカグツチの首を切り落とし、そのときに飛び散った血から生まれたのがタケミカヅチなのですが、理事長の神具:黄金仮面イザナギとの関係は兎も角、カリンがデス・マスカレードによって意識不明の重傷を負い、その後にイツキが襲撃事件の捜査=カリンの敵討ちかのように躍り出てくる流れが、この元ネタを微かになぞっているようにも思えるだけに、まさかデス・マスカレードの神具が“神具:アメノオハバリ”なんてことは…いや、さすがに深読みし過ぎか。
◆紅き剣神・蒼き剣神
◇022 爆炎のカイ <Power 10・Potential S(属性:朱雀)> 名前:火群カイ[人間(男)・16歳]
◇023 紅蓮焔鬼 牙炎凰(ぐれんえんき がえんおう) <Power 15・Potential A(属性:朱雀)> [魂獣 解放状態(男)]
何者かの襲撃を受けて意識不明の重傷を負ったカリン、そして彼女の神具を何故か自在に操っているカイ---さまざまな誤解や疑念、そして動揺がイツキの冷静さを失わせたのか、はたまた生真面目、つまりは融通の利かなそうなイツキと、おそらくは自分たちが探している「紲晶石」を詳しく勘繰られないように、デス・マスカレードの存在も含めた襲撃の真相を言い淀んでいる為か、何処か影があるように思わせるカイとの相性の問題ゆえか、どうやら性格の相容れない2人の対話は逆に溝を深めてしまうことに。
此処から物語は急転、カイとイツキの関係は実力行使をも余儀無くする程に悪化の一途を辿り、そして遂に両者は激突することに……というところで「ゼクスファクター」第1弾は終幕。
その激突の様は、
公式でも配信されているTVCM「~バトル編~」にて描かれ、背景から察するにコロシアムでの真剣勝負のようですが、誤解が重なったとは言えども、顔を合わせて暫くの間柄にしては本気過ぎるだろうと(;
勝負の結末は痛み分けか、それともカイがイツキを退けるか、或いは何者かの介入によって水入りになるのか、いずれにせよ第2弾の幕開けが気になるところ。
ところでこの第1弾では、牙炎と至電の魂獣 解放状態(スピリッツ・バーストモード)が登場したのみで、彼ら以外は全て抑制状態(セーブモード)、そしてどれだけの因使が魂獣解放出来るLevel.2なのかも不明のまま。
このステータスはカード裏面のデータには記載されておらず、魂獣解放は難易度が高く、並の契約者(因使)では修得不可能という曖昧な表現に留まっているだけに、たとえば“Power X以上、Potential X以上”という明確な基準でもあるのか、それとも修得さえ出来たら数値云々は関係ないのか、なんにせよ今弾の魂獣+これから登場する魂獣も合わせて、いずれ解放状態が大量に投入される弾があっても…?
ちなみに公式設定では“解放状態になると個々の違いが顕著になる”とありますが、見掛けに共通点の多い牙炎凰と至電龍は、それぞれ「炎の剣神」「雷の剣神」と呼称されているだけに、剣・刀系の神具に宿る魂獣は“剣神”として括られ容姿は近しく、先の“個々の違い”が指し示すのは“同属性の魂獣でも能力だけが違いを顕著とする”ということなのか。
それとも“剣神”とはなんらかのランク付けで、たとえば剣王や剣将などの別称も存在しているのか…まだまだ比較対照も設定も出揃っていない現状では、なんとも言えませんね。
---という訳で、此処まで長々と書き連ねて来ましたが、とりあえず「神羅万象チョコ」新シリーズ「ゼクスファクター」第1弾のストーリー云々については、これにてひと区切り。
まだ外箱やPOPなど、周辺アイテムを取り上げていないので、またあらためて記事を立てることになりますけど、商品説明自体はまだながら、コレクションファイルと同時発売予定の第2弾に関する情報も少しずつ出て来ていることですし、まだもう少し話題には困りそうにありませんね。
...to be continued , ZXF part.2 <2010.July>