I’ll be dis-ABSOLUTER

ほぼ休止状態の不定期更新雑記
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神羅四方山150628(画像庫)

2015-06-28 17:11:00 | 神羅万象チョコ【総合】
◆メガハウス エクセレントモデル「綺羅星天アルカナ」他
(2015年5月30日開催 メガホビEXPO2015 SPRING展示)


       
       
 

   



◆メガハウス エクセレントモデル「白面金剛九尾イヅナ(アナザー)」(参考出展)
(2015年3月29日開催 神羅万象チョコ大祭展示)


  


◆神羅万象チョコ大祭展示他(2015年3月29日開催) ※上記以外

 
 
     
  
   
 
  
 


◆バンダイ本社第1ビル・一鬼火勢の章展示(2015年5月中旬~6月中旬)

   




◆おまけ ※「神羅万象ArtWorks」購入のご参考にどうぞ

   

3大コラボ!

2015-06-28 16:50:13 | 神羅万象チョコ【総合】
  

一鬼火勢の章・第2弾に関する記事に続き、此方では同「次世代ワールドホビーフェア'15 Summer(以下WHF)」会場にてアナウンスされた神羅万象チョコ×3大コラボレーションについて取り上げます。
例によって画像はクリックで元のサイズにて表示されます。
既に公式でもコラボ告知と関連したシルエットについては公開されていましたが、具体的な内容についてはWHFでの解禁待ちだったため、あれこれと推測・憶測が飛び交っていた次第。
ともあれ画像の通り、3大コラボについては「ミスタードーナツコラボ」「カピバラさんコラボ」「パズル&ドラゴンズコラボ」となったそうで、キャラクターのシルエットこそオープンになっていないものの、おおよその内容は把握出来たかなと。


[1]ミスタードーナツコラボ



来る2015年7月22日より全国のミスタードーナツにてキッズセットを買うと、特別仕様の神羅万象カード(鬼炎龍火牙刀、ヒカリ)を入手出来るそうで。
これ(天地神明の章・第4弾)までサークルK・サンクスにて開催されていたキャンペーンと比べると、またなんとも面倒な感じがしないでもないですが、そもそもキッズセットというのは小学生以下対象の販売アイテムらしく、基本的にはその対象客にしか販売出来ないそうで……しかして聞いた話によればキッズセットのおやつセットに関してはテイクアウト可能(※汁そばセットは店内のみ?)なので、それならば余程頑なな店舗でない限りは購入可能ではないかとも、とりあえず無事に購入出来れば御の字ということで。
ちなみに火牙刀の背景はポン・デ・リング、ヒカリの背景はエンゼルフレンチと、どちらもミスドの商品になっているのがまた面白く。


[2]カピバラさんコラボ

 

先んじてシルエットが公開されていたものが此方になります。
今年、共に10周年を迎えるカピバラさんとのコラボということで、それぞれのイラストレーターである原川さんとチダさんがコラボイラストを書き上げ、カードとして一鬼2弾に収録されるとのことです。
シルエットから推測する限り、アルマとカピバラさんタワー、ポラリス(シズク?)と双頭大蛇を手にしたなまけものくんの頭の上に小カピバラさん2匹、それとリャマさんがいるようですね。


[3]パズル&ドラゴンズコラボ

もはやお馴染みのコラボですね、一鬼1弾発売付近に行われたコラボの際に安達洋介さん、池屋さんによって描き下ろされた神羅万象キャラクター(アナザーキャラ)が存在しましたが、未だ「聖龍王サイガ」「炎槌のキリコ」「光翼聖天キリコ」がカード化されないままに残っている為、おそらくはそのことではないかと。
ひょっとすればパズドラ側での再コラボに伴ってアナザーキャラが追加される可能性もあるものの、それについては続報待ちということで。



---と、いうところですかね。
おそらく近日中には公式でもアナウンスされると予想されるので、その折にでもまた取り上げてみたいかなと思います。

そして拡大がる新世界

2015-06-28 15:13:36 | 神羅万象チョコ【総合】


この6月27・28日に千葉・幕張メッセにて開催の「次世代ワールドホビーフェア'15 Summer」(以下WHF)>バンダイ・神羅万象チョコブースにて公開された、来る8月に発売予定の最新弾・一鬼火勢の章 第2弾に関する情報他を取り上げます。
果たして例年通りならば夏のWHFでは最新弾の先行販売が行われているのですが、現在の一鬼火勢の章から(主に各弾総種類数増加によるイラストレーターへの負担軽減とクオリティアップの為に)発売ペースが3ヶ月一度→4ヶ月一度に変更された都合、今回からは情報解禁のみというスタンスになったようです。

   

画像は今回の神羅万象ブースの様子、サムネ画像はクリックで元のサイズにて表示されます。
主に一鬼2弾の解禁情報(後述)をメインとして、今後予定されている3大コラボレーション(別記)のアナウンス、そして一鬼1弾のカードパネルや関連商品の展示となりきりフォトコーナーなる撮影ゾーンが存在していましたが、先日のメガホビにて展示されたエクセレントモデル綺羅星天アルカナ(11月発売予定)の彩色原型やその他フィギュアについては見送られた模様。
なりきりフォトコーナーはグリーンバック背景の前に立ち無料で撮影、その場でプリントした写真(裏面は一鬼2弾告知)を貰えるのですが、なりきりの名の通りに出来上がった画像は神羅万象カードの背景付きで、さながら自分がカードになったかのような気分を味わえるというもの。
年齢制限自体は無かったそうですが、自分は気恥ずかしさから遠慮しておきましたw


   

さて、此処から先はブースの目玉である一鬼火勢の章・第2弾の解禁情報に関して書き連ねますが、次弾のネタバレ要素を多分に含みますので、そうしたものを見聞きしたくないという場合はご遠慮くださいませ。

果たして一鬼2弾の物語は、前弾・1弾にて武神真幻と龍上剣真が繰り広げた鬼龍統一戦において辛くも真幻が勝利、此処に鬼龍王真幻が誕生したところから幕を開けます。
以下、第2弾プロローグを転載---



>武神真幻が鬼龍全土を統一して名実共に鬼龍王となった日、武神家と龍上家でささやかな宴が催された。
>そんな中、突然の来客に酒宴の席がざわめき立つ。
>来客の正体は、大国「天魔」からの使者…しかも、天魔王直属の最強騎士団と言われる「円卓騎士」のメンバーが3人も含まれていたのだ。
>天魔の使者は同盟申し入れとして天魔王からの書状を真幻に差し出すが、書状の文面は同盟とは名ばかりの降伏勧告に他ならなかった。
>心地よい宴の場は、一気に一触即発の空気に包まれるのであった…。



>天魔の書状に怒り心頭の龍上四天王は、剣真の制止も聞かず円卓騎士に襲いかかる!
>しかし先の戦の傷が癒えない龍上・武神軍は苦戦を強いられてしまう。
>だがそこに龍喉の地「奥」を治める伊達家の頭首「黒閃龍雷我」が助太刀に現れた!

>新世界に存在する列強の凄まじき強さに対抗するため、火牙刀達は修行の末さらなる力を会得!
>遂に新世界制覇へと乗り出す!


---という流れで、既に第1弾より存在していた他国(他種族)の具体的な脅威が迫り、いよいよ火牙刀たちが鬼龍から外の世界へと歩を進めるのに伴って、新世界の地図も大きく拡大することになったようです。
それでは続いて、新たに登場するキャラクターたちを取り上げながら、想像し得る各国の動きなどを簡単に。

    

まずは主人公・火牙刀が仕える、鬼龍王真幻の治める鬼の国「鬼龍」から。
東方の最果てに位置する列島国、鬼人と呼ばれる人種が住むこの国は第1弾において統一されたばかり。
とは言え、政情不安がある訳でもないようで「甲」を筆頭とする「土」「薩」同盟と「越」を筆頭とする「奥」「安」同盟で統一戦が繰り広げられた後は、甲の真幻が名実共に鬼龍王として統一を成し遂げた模様。
しかして宴の場に現れた天魔からの使者、そして同盟という皮を被った降伏勧告によって事態は急変、いよいよ幕を開ける新世界での戦いに備えて、火牙刀は剣真に弟子入りして技を伝授され、新たな鎧を身に纏い、英雄の証たる「龍」を戴く鬼炎龍火牙刀として登場。
残る風林火山の面々にも再登場の予感はありますが、一鬼2弾にてその動きは見られるのか期待は膨らみます。
そんな火牙刀をライバル視し、二丁拳銃を手にする、同じ「龍」を戴く奥の伊達家頭首・黒閃龍雷我(本名は伊達雷我?)も参戦、その家名や容姿からしてもモデルは正に伊達政宗なのでしょうが、いずれ長曾我部や毛利、島津などの家名を持つ武将も登場するのかどうか気になるところです。


  

その鬼龍に降伏勧告を突きつけた魔の国「天魔」は、グリフォンを形取ったような大陸を天魔王アーサーが統治する魔人の国。
おそらくスパイであるフランシーヌ辺りからの鬼龍統一報告を受けたであろう早々に高圧的な行動を起こした辺り、新世界を統べるのは我ら天魔であると言わんばかりですが、その絶対的な自信は、アーサー直属の最強騎士団「円卓騎士」を使いに走らせたことや、あたかも駒が揃うのを待ちかねていたかのような彼のセリフにも見え隠れしているとも思え。
果たしてどうやら魔人には大きく分けて「頭・背共に天使のような白い翼」と「頭に角、背には悪魔のような翼」を持つ2つの種が存在するようで、この辺りはなにかしらのフラグになるや否か。
モチーフは言わずと知れたアーサー王と円卓の騎士、神羅はあまり元ネタを意識し過ぎてはいけないと言われていますが、アーサーとランスロットの対立やモルドレッドの謀反なども存在するだけに、同じ名を持つ彼らがどう動くのか楽しみであり不安でもあり。


 


天魔の南に位置する獣の国「獅童」は、ライオンを形取ったような大陸を獅童王クレオ・パンドラが統治する獣人の国。
クレオのセリフにもあるように、その父ツタンク・アメンからの無念を晴らしたいと、天魔に対してなにかしらの怨恨・敵対心が存在するようですが、例えば鬼龍と対天魔同盟を結ぶなんて動きはあるのかどうか。
ちなみにクレオパトラやツタンカーメンの古代エジプト、更にはアヌビスのエジプト神話を元ネタとしているとことから、死んだツタンク・アメンがアヌビスによってミイラ化され、クレオの背景にいる魂のような存在になっている可能性もあるのかなと。
加えてパンドラという、なんとも禁断のなにかしらを開けてしまいそうな名前を含んでいる点も注視したい、かな?

ところで神羅でエジプトと言えば、九邪戦乱の章に登場したエネアド魔神たちを思い出しますが、元ネタのアヌビスはセトの妻ネフティスがオシリスとの不倫によって生まれた子であり、オシリスがセトによって殺された際にはオシリスをミイラ化したらしく……まぁ、あくまでも元ネタなので、おそらくは新世界を創造する際に転生させた“邪神群によって殺された者たちの魂”=(直接は明言されていないものの)ヘリオポリスに住んでいた者たちの因子を色濃く受け継いだのが獅童の獣人たちなのではないだろうかとも。


 

最後は謎多き鋼の国「鉄機」、此処は機械生命体である鋼人、鉄機王ジルコニアが統治している。
おそらく機界の機人因子を色濃く受け継いでいるであろう彼らは、現状で具体的な動きは見せていないようだけれど「我等鋼人は人類を導く者として、戦乱の火種が消えぬように守らねばならない」というジルコニアのセリフが、新世界の神でありながら極力干渉を避ける管理者ヒカリの、この戦乱の世を憂う気持ちと真逆の意味を内包しているように思えてならず。
例えば戦争によって文明は発展したとはよく言われるけれども、人類を導くとは三国のパワーバランスを崩さぬよう常に戦乱の世を維持し、より高みへと発展させるために裏で武器の供与や技術を流す、つまり世界を牛耳る=管理者=神の座へと至るつもりなのか……かつての機界が(邪神群によるきっかけありきとは言え)進化の果てに身を滅ぼしたように、彼らもまた違う形で同じ道を辿ろうというのだろうか。
ちなみにジルコニアとは模造(人工)ダイヤ、アズライトとは藍銅鉱とどちらも宝石(鉱石)の名を有している、この辺りになにかしらの意味はあるのだろうか。


ところで、あらためて新世界の地図を目にすると、鬼龍=日本、天魔=ユーラシア、獅童=アフリカ、鉄機=オセアニアのように、正にこの地球の世界地図に酷似していることが分かるものの、ひとつ違和感を覚えるとすればアメリカ大陸が丸々存在しない点。
実際の地球ではないのだから必ず存在せねばならない理由はありませんが、新世界に存在する(神族であるヒカリを除く)4人種も知らない何事かが関わる可能性があるやもも……?
また神の居城「水晶の塔」が描かれている位置が、幻のレムリア大陸があったとされる辺りというのもなにかを予感させますが、そもそも水晶の塔は移動可能な浮遊大陸なので、あくまでも偶然と考え過ぎな妄想ということで。



争いのない日は来るのでしょうかと戦乱の世を憂い、問うたヒカリ。
争いのない平和な世の中が築かれる日を夢見て、主君・鬼龍王真幻を新世界の王をするべく戦う火牙刀。
新世界の覇権は我等にありと言わんばかりの天魔、その天魔に対して怨恨を抱く獅童、そして人類を導くために戦乱の火種を守ろうとする鉄機。
外へと拡がった新世界を舞台に、それぞれの国や個人の思いや策謀が交錯する……正に一鬼火勢の章は此処からが本番と言わんばかりの展開に、来る8月の発売がますます楽しみになった次第です。

神羅四方山150615

2015-06-16 17:54:06 | 神羅万象チョコ【総合】
旧世界についての彼是。

[旧神]新世界に伝承される創世神話に登場する神々の総称。
旧き世界を邪神より解放し、新たな世界を創造した後に隔絶された別次元へと旅立ったとされ、悠久なる時を経た現在では、その神々の名も失われており、総じて旧き世界の神=旧神と呼ばれている。

……みたいな伝承が新世界に残っていたら面白そうだ。


アルカナが召喚出来た範囲の世界=距離感(認識出来る範囲、ただし天界は結界の為に対象外)として捉えて良いものか。
当初は管轄外であった羅震獄とはどの程度の隔たりがあるのか、そもそも平面なのか球なのか、ZX-Fの地上界が一章からの世界と繋がる可能性や魂獣と聖獣の関係性も含めて、いつか明かされることはあるのだろうか。



神羅万象世界の歴史を流れで捉えると、まず最初の辺りに「機界滅亡」と「魔導士メビウス誕生→魔王召還→魔人誕生」が来るものの、この順番はいまいち判然としてない。
しかして免疫システムと欲望、メビウスの欲望と彼が仕出かしたことを関連づけると、あながちこの出来事は無関係ではないんじゃないかと。

簡単にまとめると……魔導士メビウス誕生→魔王召還→魔人誕生、魔王撃退されるも創造神拉致→独りになった破壊神が人の欲望を憂慮、危険視→免疫システム(後の邪神群)を製造→機界が標的とされ、想定外の事態で滅亡→オリオン、脱出船で漂着、そのまま遺跡化した……という流れで。
そうなると、全て(かつての)メビウスが原因とも言えてしまうものの、どうにも(第三章での)天界の沸点が低いような印象があったので、正に積もり積もった結果が天地戦争という流れと考えても良いのではないかなと。



神羅AWに至っても「4人目の超魔人」や「ゼロとディルクルムの息子」については欠片も拾えなかったけれど、果たして特定しないなら自由に解釈して構わないというよりも、あえて答えを言及せずとも分かるということと得心している。
加えてアトゥムの設定原画にて関連しそうな事項が触れられてなかった(削られている可能性もあるが)り、彼がヘリオポリス世界の創造主(メビウス級)と設定されている辺り、やはりゼロとディルクルムの息子は「ゴールデン・ドーン」や「神も羅震鬼も縮む」という共通点から、やはりルキフェールに違いないのかなと。

神々のそれから

2015-06-14 13:37:22 | 神羅万象チョコ【総合】
Twitterに投稿した神羅万象の妄想彼是をひとまとめに。
それぞれ最初に投稿した時期が異なるため、内容的な重複などはご容赦を。


◆それからの調和神

最高神としての全権を八大神羅神に移譲した後、調和神はなにをしているのだろうか。
まさか人知れず姿を消した訳でもなし、これまでの諸々の出来事を振り返ったり、リムリエルやテラスと昼下がりに茶でも飲みながら下世話な……って、それでは完全に隠居生活にw
そこでひとつ思い付いたのは、この「神羅万象」として送り出されている歴史は、調和神が全権移譲後に戦後処理などの合間を利用して編纂した歴史書「神羅万象」に記されているものであり、それを閲覧したウエハーマンがあーだこーだと独自の調査を混ぜてつぶやきながら我々に公開しているという解釈。
果たしてそれはまんま神羅エタの時空の書な訳ですが、案外、抽プレなどに存在する「~之書」は作品中の誰かが記したものやもしれないし、そんな解釈も悪くはないかななんて思う次第です。


◆最凶で最狂で最悪な

仮に「邪神帝が洗脳したのが調和神のみではなく、オリンポス人のように魂魄魂合を使用・運用出来る存在も併せて」だったならば、あるいは「邪神自らが天使の卵を力の源として利用出来るように構造を造り替えた」としたならば。
彼ら(邪神)の体内には魔力結晶「天使の卵」が蓄えられているものの、それを吸収や運用する術は持ち合わせていない、正に宝の持ち腐れですが、元々の免疫システムとしてあたかも器のように「そう造られている」か、あるいは身体を維持する核(綿)のようにしか利用出来ないのであれば、進化の果てにやがてそれを覆す手段を模索するやもしれず。

しかして邪神群の役割は「人々の欲望にまみれて暴走した文明を粛正する為の免疫システム」である、つまり天使の卵=暴走した文明に住まう罪深き者の魂を回収、浄化装置(邪神の体内?)でいつとも終わらぬ苦しみを味わい続ける→やがて悪意や欲望が魂から吸い出され、新たな世界に根付かせる命の種として吐き出す」的な魂のゆりかごのごときサイクルが構築されていたのではないかと。
だからこそ免疫システムは吸い出した欲望・悪意に当てられ過ぎて邪神群に変質、やがてはそのサイクルさえも破壊という欲望の中に放棄し、ただ蒐集し続ける(これもまた欲望?)だけの存在になってしまった……のような仮定を当てはめると、言うなれば鵜飼いの鵜ではないけれど、仮に魂魄魂合が使える者(クローン含む)を洗脳しても自らの強化には使えない、逆に体内に留め置いた天使の卵を洗脳した者に消費されて身を削るだけに。
そうなると、免疫システムだった頃の存在そのものを作り替えるまでの進化に至らなかったのが幸いしたのかと考えるなら、邪神帝も素材の活かし方によっては正に最凶最悪になり得たのかななんて思うものの、まず前提として(おそらく)邪神の身体ではどうにもならない、オリンポスを滅ぼした(クローンDNAマップを持った)グループは駆逐され、その共有はないと思われるだけに、やはりコア・キューブで作り替えない構造自体を造り替えない限りは難しいだろうし、なによりもそのコア・キューブ自体をエネルギー結晶体としてしか見ることが出来なかった時点で、そこに至るまでの道は閉ざされていましたけどね。

果たして「知識と感情を学んで間もないが故に~稚拙な言動が目立つ」「巨大な力を持て余した幼稚な存在」と評された邪神帝に、もしもこの次があったなら……「思慮深く狡猾かつ残忍で強大な力を持った」邪神帝は、その進化の扉に辿り付く事が出来たのであろうか?


余談として、邪神群絡みの設定で本当に恐ろしいのは、驚異的な自己進化速度云々よりも、免疫システムをも毒し邪神群へと変質させた、人々の悪意と欲望だと思う。
相互に情報の共有が出来るのならば、その「毒」の回りも早いのだろうし、結果として免疫システムとしての粛正行為は無差別な破壊行動に変わってしまった、そんな皮肉な面もあるのだろう。
やがてその毒に当てられた邪神群は、もはや粛正の域を越えた破壊を欲望という本能のまま、あるいは設定された機械的プログラムのように無慈悲に遂行する恐るべき存在となったものの、ソロモン大陸での敗北などを経た進化の果て、機械的行動には不要とも言える感情(自我)を得てしまったことが、逆に穴となったのかなと。
「知識や感情を学んで間も無いが故に、その知性と感情は子供じみた支配欲と復讐心に支配されている」……興味や執着、支配に復讐、そして羨望に繁栄、これまで破壊というほぼ一点のみに向けられていた「欲望」がアレもコレもと求め始めた、それは正に覚えたての感情に振り回されている感が強い。
その末路は既にお察しだけれど、ならばただ純粋に破壊のみを求めていたとしたなら、邪神帝の在り方は変わっていたのかと言えば、仮に再びスパイクローンのような搦め手を使ったとしても、力押しならたぶん滅ぼされる未来は変わらなかっただろう……ただし「欲望」を御することが出来たとしたら、また未来は変わっていたかもしれない。
ちなみに邪神帝は自覚していたかは兎も角、恐怖に近い感情は既に持ち合わせていたと思われ、散々痛い目を見せられた十天闘神の存在を疎ましく感じていたのは恐怖にも近く、それを植え付けたのはおそらくアポロをはじめとしたソロモン連合軍の面々なのかなと。


◆大召喚祭り

メビウス「古今東西あらゆる世界、あらゆる時代すべての者たちに問う! 我こそは邪神に対抗し世界を救わんと奮い立つ勇気ある者ならば、我が召還の喚び声に応えよ!!」……的な呼びかけがあったかどうかは兎も角、対邪神帝最終決戦におけるメビウスの「助っ人一気召喚」>「邪神群に対抗できる力を持つ者達を手当たり次第に召喚」という文面には、読み手側が“そのように”思うキャラを誰でも当てはめて良いというニュアンスが込められているらしく、冒頭のセリフはそれを受けて妄想したものだったりします。

ところで召喚された顔ぶれは、明言されている七魔王やサマエル、ウロボロス、エネアド魔神や魂獣界の面々、カイからの推薦によるマガタマ以外にも、その場で召還候補の推薦はあったのだろうか。
果たして機界一行と魔界一家の九邪参戦組は、おそらく知り得る者たちからは推薦が挙がるだろうし、予想されながらも終ぞ喚ばれることのなかったルーグやデヒテラも加えれば、魔界兄弟やクー・フーリンにとっては父兄参観状態になったり、更にシリウスやポラリスとオリオン、プロキオン(クリップ)の再会という場面を作り出すことも。
サイたちからは徳我輪家をはじめとする隠神刑部やゼノン、ザインなど、かつてのライバル同士が肩を並べて戦う姿も想像出来るし、偶然にも異なる世界のピグマリオンとマリオン先生が顔を逢わせたり、召還には召還だとミヤビが喚ばれたり、アークの手助けに駆けつけないでどうするとばかりにマジコが飛び込んで来たり……もはや個人的に見てみたい組み合わせばかりが浮かんで、推薦もなにも無くなってしまいましたがご容赦をw

そしてその向こう、あまりに絶望的な光景に、もう邪神帝さんが考えるのを止めてしまったの……