三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

平治岳ひとり

2018-05-30 18:42:23 | 日記
毎年この時期になるとミヤマキリシマが気になる。開花時期を迎えるのである。
先週末花見に行った同僚の話によるとすでに9部咲きであったとのこと。ぐずぐ
ずしてはいられない。
きょうお休みをいただいて大分県の九重連山平治岳に登った。天気が心配だっ
たが,大雨に降られることはあるまいと思って決断した。
3時起床。4時までに出発の予定であったが,例によってもたもたしたため実際
に家を出たのは4時10分頃であった。
6時45分頃男池の駐車場に到着。さすがに平日で,この時刻で,この天気では
駐車している車は少なかった。

登山口入口で入山料(正確には寄付金)100円を箱に入れて登山開始。7時。
ここは名水百選に選ばれている男池がある。そこに立ち寄った。

写真では水の本当の綺麗さがお分かり頂けないのが残念。水はきれいなのだが
手前の三角錐が風景を台無しにしている。
さあ,これから本格的な登山。しばらく行くと有刺鉄線を張り巡らした柵がある。

牛を放牧しているためとの説明があった。しかし,ここで牛に会った記憶がない。
そのすぐ上にこのコース最後の水場があった。

名付けて「かくし水」。牛が放牧されているのなら飲まないほうがよかろう。
登山口から約1時間でソババッケという窪地に着いた。

この窪地は太古の噴火口であろう。ソババッケとは何だろう?
そのソババッケからさらに1時間ほどで大戸越に着いた。ここに来ると突然ミヤ
マキリシマの花が開ける。

背景はきょうの最終目的地の平治岳(ひじだけ,または,ひいじだけ)である。
ところで,この峠は今では「おおとごえ」と呼ばれているが,正しくはというか
昔は「うとんごし」であったらしい。
ここから急登。
少し登って下を見ると‥‥

「うとんごし」が遥か下に見える。それにしてもミヤマキリシマの花がいっぱい!
頂上付近の平坦部に来て,頂上を見ると,

こんな具合。あと一息で,頂上に到着。

10時に着いた。
頂上は狭く,人が多く,さらに蠅のような虫が多いのですぐに下山開始。
坊ガツルが見えた。

うとんごしに着いたあたりで晴れ間が見えだした。残念に思いながら下山してい
るとソババッケの手前あたりで雨が降り出した。
消防隊員が7~8人登って来た。訓練か本物か問うと,本物だとのこと。登山者が
怪我かなにかしたので救助に向かっているのだろうと思った。
その後再び小隊が登って来た。
さらに10人ほどが登って来た。今度は最後尾に警察官らしき人がいた。
13時,登山口に戻ったら,消防の赤い車が4~5台,警察の車も同数ほど来ていた。
期待したミヤマキリシマはピークを過ぎていた。残念!
以上

柱時計の修理

2018-05-25 20:32:04 | 日記
「修理」と書いたが,実は「注油」である。
きょうフリーマーケットで栓抜きを買ったが,実はそのほかに柱時計も買った
のである。
あるコーナで柱時計を見つけ,値段を聞くと1,000円と言う。そんなに高くて
は買えない。つぎに見つけたところで聞くと500円と言う。買うことを即断し
た。もちろん,値段を聞く前にゼンマイの具合と,振り子・ねじまきが揃って
いることを確認しておいた。
メーカは愛知時計。若い人は知らないだろう。わたしと同じ年代の人でも知ら
ない人が多いのではなかろうか?
帰宅してねじを巻き,壁にかけたが間もなく止まった。

これは典型的な油切れの症状だ。経験を積むと次第に分かってくる。
注油しなければならない。前面の扉を開けたら底に時計販売店のシールが貼ら
れていた。

何となく気になる店名ではないか?
文字盤を外すとムーブメントが丸見え。埃などかぶっておらず,綺麗な状態だ。

ムーブメントを取り外して裏側を見た。やはり綺麗な状態!不動の原因は油切れ
のみという確信を得た。
歯車の軸受に注油して組み戻すことにした。
その前に文字盤の裏側を見るとオーバーホールの記録が残っていた。

「O.H.13.4.19K.T.S」とある。O.H.はオーバーホールのことであろう。13.
4.19は日付けであろうが,13は平成13年だろうか?それとも2013年だろうか?
このような不正確な表記は困ったものである。
その下にわたしの注油記録を追記しておいた。
組み戻してぜんまいをいっぱいに巻いた。いっぱいに巻いたら文字盤の丸窓が赤
くなる。「これ以上撒いたらぜんまいが切れるぞ」という警告だろう。
面白いのは,精工舎の他の柱時計。この場合は赤窓は「もうすぐゼンマイを巻か
なければならないよ」という警告だ。ゼンマイをいっぱい巻いたら「これ以上巻
いたら切れるぞ」ではなく,「もうこれ以上撒かなくていいよ」というアナウン
スに変わったのである。
とにかく正常に動き出した。

わが家には何台の時計が,柱時計があるのだろうか?
以上

大形栓抜き

2018-05-25 10:34:20 | 日記
きょうから3日間近くの都市でフリーマーケットが開かれます。
朝5時半家を出て,会場に着いたのは6時過ぎ。公式の開始時刻はたしか9時だ
ったと思いますが,もうすでに活気にあふれていました。

この会場は通常駐車場として利用されています。屋根があるので都合がいいの
です。少々の雨でも大丈夫です。
さて,きょうは栓抜きを買いました。

なかなか大きなもので,3本は長さ20cmほどあります。重量感もたっぷり。
ここのコーナは何でも4個で100円。1つでも100円でした。
栓抜きなど今どき殆ど出番がないのですが,わたしは瓶の栓を栓抜きで抜くの
が楽しみです。
そうそう,過日市内の焼き肉店に行って生ビールを注文したら泡の中にゴキブ
リのような虫が混入していました。もちろん,すぐにその店を出ました。
その後別の焼き肉店に行って瓶ビールか缶ビールを注文したら缶ビールはない
とのこと。そこで,瓶ビールと栓抜きを貸してくれるよう頼んだら,栓抜きは
1本しかないので貸せないとの返事。どうもあやしいのですが,やむなく栓を
抜いた状態でいただきました。
なぜ,瓶ビールか缶ビールか?開栓前だったらゴキブリの混入する機会がない
はず。
今月また別の焼き肉店に行ったときは栓抜きを持参しました。
以上

ニキシー管電卓の修理

2018-05-24 20:55:27 | 日記
ニキシー管と聞いても何のことかわからない人は多いと思います。ラジオ少年
と同じく死語になりつつあります。
現在では電卓などの数字表示には7セグメントの液晶が圧倒的な支配を誇ってい
ます。しかし,少し前は液晶ではなく,ダイオードでした。そして,その前は
蛍光表示管とかニキシー管とかが使われていたのです。
ここは表示素子の説明が目的ではありませんので,上記の素子について興味の
ある方はインターネットで調べてみてください。
さて,先日ニキシー管表示の電卓を手に入れました。

東芝のTOSCAL 1213という機種です。ニキシー管12桁です。残念ながら不動品
です。何しろ,ニキシー管は現在では希少品ですので完動品は途方もなく高価な
のです。
これから修理に挑戦です。トップカバーをはぐってみました。

残念ながら,不動の原因と思えるような状態は認められませんでした。
そこで中身を取り出して見ました。

やはり部品の破損や焼損などは認められません。それにしてもたくさんの部品!
まだ集積回路が充分発達していなかったのでほとんどディスクリート部品で構成
されています。プリント基板など,一応両面基板ですが,スルーホールメッキが
施されていないようです。当時はまだ使われていなかったか,信頼性に問題があ
ったのでしょう。
背面を見ていると,電解コンデンサの+極が変な具合です。

もしかしたらこれが原因かも?ということで取り換えました。

手前の単体のコンデンサが取り外したもの。その向こうに見える黒いコンデンサ
が新しく実装したものです。
さあ,良くなったかな?
‥‥‥
残念。動作しません。
その後2枚目の基板を観察していたら針金が出てきました。何これ?

取り除いて,電源投入!‥‥‥やっぱり駄目でした。
根気よく進めていきたいと思います。またご報告いたします。
以上

無線博物館

2018-05-21 06:15:00 | 日記
大分県の豊後大野市に「私設・豊後の無線博物館」があるのを知ってから数年
になる。去年は日時を決めて訪れることにしていたのだが,悪天候の(予報の)
ため直前で中止した。
その後何度となく計画しかけたが,ずるずると時間だけが過ぎて行った。
そして,此度の父母・祖父母の故郷に行った帰りに立ち寄ることができた。
豊後大野市とは言っても竹田と市境を接するあたりの山の中であった。

館長が直々に説明してくださった。アマチュア無線もされていて,呼び出し符
号の順序からはわたしより先輩だ。
建物は2階建て。失礼だが,多くの機器が雑然と置かれていた。

館長は非常に几帳面な人とみた。整理が追いつかないのだろう。
古いラジオがある。

中を覗くとナス管が収まっていた。コイルはスパイダー。大正14年だからJOAK
東京第一放送が営業を開始した頃のものであろう。
軍用無線機もたくさんあった。B29に搭載されていたといわれる無線機もあった。

真空管式のカーラジオ。

プレート電圧12V仕様の真空管が使われているそうだ。もちろん,中波AM専用。
つまり,FMは受信できない。まだ放送されていなかったのだろう。
2階の様子。

2階は1階よりも整然と陳列されていた。また,雑誌を含む書籍が多く棚に載って
いた。CQ誌の創刊号もあった。学会誌もあった。
電鍵がないと思っていたら2階に1個だけ見つかった。まあ,電鍵は無線機ではな
いのだろう。
玄関前で館長と記念撮影して博物館を後にした。
以上