三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

犬が岳の石楠花開花状況

2022-04-29 07:05:25 | 日記
気が付くともう連休直前。この頃になると石楠花(しゃくなげ)が気に
なります。さっそく昨日犬が岳に登ってきました。

犬が岳は標高約 1,131m で福岡県と大分県の県境にそびえ,英彦山と連
なる山脈を成しています。
きのうは犬が岳から求菩提(くぼて)山(782m)まで尾根を歩きまし
た。

ちょっと見づらいでしょうが,黒い線で示す時計回りのコースです。
駐車場を9時に出発して,戻ったのはちょうど16時でした。

下の写真は登山口の少し手前から撮ったものです。

中央やや左側の高峰が犬が岳,右側が求菩提山です。求菩提山はその名
(文字)が暗示するように修験道の山です。もちろん,犬が岳もそうで
す。

歩き始めて間もなく視界の端にあるものが入りました。その方に近づく


ありました。木耳(きくらげ)です。奇麗な状態で,たくさんあります。
しかし,高いところは手が届きません。

林道を横切って急坂を登ると笈吊(おいづる)峠です。この付近から頂
上までが石楠花の群落地です。
満開の個体もあれば,


ようやく開きかけた個体もあります。


開きかけの方が多いですね。それより何より,今年はつぼみが少ない。
さらに,花に何となく勢いというか,生気が感じられません。上の写真
をよくご覧ください。
ことしはウラ年でしょうね。

犬が岳の頂上です。

避難小屋があります。かつて一人で登ってきて,この避難小屋で一晩過
ごしたことがあります。もう半世紀も前のこと。

昼食後さらに尾根を西に向かって歩き,一の岳から進路を北に取ります。
樹林帯の気持ちのいい尾根歩きが続きます。
珍しい蛾がいました。

以前1度見たことがあるような,‥‥ないような。

15時半頃,求菩提山の山頂にに到着。国玉神社の上宮です。

ここから急坂を一気に駆け下り(と言うのは嘘。慎重に1歩1歩進み)
ました。
以上

振子時計の時報機能修復

2022-04-23 19:04:31 | 日記
一昨日リサイクル業者の倉庫に行って3点仕入れてきました。時計,扇
風機,それに手回し式計算機です。

問題の時計は愛知時計製の丸形振り子式掛け時計です。振子とねじ巻き
が揃っていることを確認済みです。

その振子を取り付けて振ると動き始めました。時方(時計機能)は悪く
ないようです。しかし,時報が鳴りません。ゼンマイを回そうとしても
空回りです。これはゼンマイが切れているか逆転防止機構に問題が発生
しているものと思われます。

文字盤を外して内部を見ました。

打ち方(時報機能)のゼンマイが解けています。

ムーブメントを取り外しました。

ゼンマイが破断しています。
万事休す。ゼンマイの修復は非常に難しい。修復するのは非常に危険で
もあります。
まあ,時報なしの掛け時計として利用すればいい。

と思っていたのですが,一晩夢の中でいろいろ考えた末修復に取り組む
ことにしました。幸い,破断しているのは軸の中心部だったので,その
部分を撤去して,すなわちゼンマイを少し短くして再生できそうです。

まず,ゼンマイを外さなければなりません。鋲を削り取ってゼンマイを
フリーにしました。

あとは怪我をしないよう,慎重にゼンマイを引き出します。

何とか無事に引き出せました。

中心軸に残ったゼンマイの破断面が見えますか?

これを外すのが結構大変でした。しかし,最終的に

外れました。ゼンマイの端の方にある穴が軸の突起に勘合するようにな
っています。

そこで取り外したゼンマイの中心部を2ターンほどのところで切断し,
その近くに直径3mmの穴をあけました。

この穴に軸の突起をひっかけるつもりです。
実際はなかなか引っ掛かりません。ゼンマイ側の穴を鑢をつかって卵型
に変形させたうえで何とか軸にひっかけることができました。

枠(ケース)に取り付けたところです。

ゼンマイが切れた時の影響で鐘打ちが正常ではありません。変形した針
金を矯正して程よい音が出るように。

文字盤と指針を戻して修理完了です。

スッキリしました。

時計のゼンマイをいじるのは非常に危険です。絶対にマネしないでくだ
さい。
以上

「現代国語」もう1セット

2022-04-22 20:28:12 | 日記
高等学校の国語教科書「現代国語」をもう1セット手に入れました。
実は今回ご紹介する教科書のほうを先に入札していました。その後前回
ご紹介した教科書が出品されていたのを発見して入札したらそちらのほ
うが先に落札されたということです。

前回は東京書籍が発行したものでしたが,今回は明治書院です。

一,二,三と全巻そろっています。
非常に奇麗で,書き込みなどないことはもちろん,開いた形跡すらあり
ません。どうも未使用の物のようです。
現代国語一は昭和43年(西暦1968年)発行ですからちょうどわたしが高
専で勉強していたときと重なります。

目次をぱらぱらと見たところ,前回の(東京書籍)ものと比べて著名な
作家・学者の名前が少ないようです。やはり,出版社によって違いがあ
るのですね。具体的にどう違うのか‥‥それはこれから読んで明らかに
します。

ところで,この本の最後の方に作家出生県一覧地図というのが載ってい
ます。何気なく眺めていたら,鹿児島県には1人しか載ってなく,しか
もそれが杉田久女です。

たしかに杉田久女は鹿児島県で生まれましたが,少女時代はほとんど台
湾と東京で過ごしています。そして19歳で結婚してからは福岡県で生活
し,そこで亡

ちなみにわたしは久女のつぎの句が気に入っています。
 こだまして 山ほととぎす ほしいまま
これはわたしの故郷英彦山で詠んだ句といわれています。
以上

国語再履修

2022-04-20 10:20:09 | 日記
わたしは学校で国語が苦手でした。嫌いでもありました。だから成績は
いつも5段階評価の3。自分でも納得の成績でした。

なぜ嫌いなのか?それは新しい知識を得るという授業に思えなかったか
らだと思います。教科書の文章を読んだ後,先生はしばしば
「さあ,ここには何が書いているでしょうか?」
と質問します。こんなときわたしはいつも
(何が書いてあるかと?そこに(日本語で)書いてあるじゃないか)
と思ったものです。

ただ,漢字は覚えないといけないので漢字だけは真剣に(?)取り組ん
でいました。高学年になってからは漢和辞典を「引く(参照する)」の
ではなく,「読んで」いたものです。

さて,そのわたしも成長するにつれて国語の重要性を認識するようにな
りました。学校の勉強では,数学・英語などよりもまず国語だと思うよ
うになったのです。
しかし,時すでに遅し。国語の授業はなくなり,国語の教科書は見当た
らなくなっていました。

数年前からもう一度国語をやり直したいと思うようになり,高等学校の
国語の教科書を求めていました。しかし,最近は国語が細分化され,
「国語総合」から「現代の国語」と「言語文化」へ。また,「現代文A」,
「現代文B」,「国語表現」,「古典A」,「古典B」から「論理国語」,
「文学国語」,「国語表現」,「古典研究」へ。何が何だかわかりませ
ん。わたしが高校(高専)に在学していたときは「現代国語」と「古典」
の2つだけだったと思います。
わたしは高専でしたので教科書としては「現代国語」だけでした。ただ
し,古文や漢文も習いました。また,国語を習う最終学年では岩波文庫
の「徒然草」が教科書でした。ですから古文も勉強したわけです。

話がそれてしまいました。
要するに高校の教科書の新刊本を手に入れるのに,何を手配したらいい
のかわかりません。
そこで古本を買うことにしました。

前置きが長くなってしまいましたが,手に入れた「現代国語」3冊です。

何だか目薬の図柄のような表紙です。昭和51年から53年までのものです。

1人の人が高校で3年間使ったものと思います。内部はわりと奇麗です。
書き込みはありますが,落書きは見当たりません。
現代国語一の目次です。


ちょっと見づらいでしょうが,堀辰雄,芥川龍之介,志賀直哉,朝永振
一郎,三好達治,草野心平,安岡章太郎,川端康成,‥‥著名な作家・
学者の文章が載っているのでしょう。楽しみです。

子供時代の国語軽視を反省しながらボチボチ読み進めたいと思っており
ます。
以上

つつじ満開

2022-04-18 18:56:06 | 日記
きょうは出勤日でした。
駅から職場まで徒歩約20分。途中にある病院の歩道側に花壇があって,
つつじが満開でした。

花は赤。その赤が背景の葉っぱの緑に映えます。赤と緑は補色の関係に
あるからでしょうか?強烈な対比です。
その歩道の車道側には優しい色のつつじ。

正確にはさつきでしょうか?植物音痴のわたしにはわかりません。

もうつつじが満開ですね。改めて認識しました。ことしは是非九重のミ
ヤマキリシマを見に行きたくなりました。

おまけ
わが家の藤棚です。

藤の花も満開です。
以上