三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

金瓶梅上巻を読み終える

2023-06-30 08:22:00 | 日記
去年の10月8日にこのブログで「金瓶梅」を読むと宣言しました。
あれから8箇月,ついに読み終えました。ただし,上巻だけです。まだ中巻と下巻が残っています。

毎晩蒲団の中で眠りにつくまでの短い間に読むのですから,なかなか捗りません。しかも,この本,A5判の3段組です。文字数にしたらかなりの分量になります。

昭和37年10月発行です。わたしが中学校の1年生だったときですね。


そもそもわたしは読むのが遅いのですが,この間金瓶梅だけを読んでいたのではありません。
たとえば,「新生」があります。
これは島崎藤村の自伝的小説。自伝と言うより懺悔と言ったほうがいいかも知れません。わたしの学生時代からの愛読書です。2冊持っていたのですが,数年前の断捨離で誤って捨ててしまいました。(愛読書を捨てるとは‥‥それだけ思い切って,悲壮な思いで捨てたということ。)
そこで今回古本を買い求めた次第です。

実は文庫本を探したのですが,見つかりませんでした。てっきり絶版になったと早とちりした結果です。
上の写真で,題名が右からの横書きになっています。内部はもちろん旧字体旧仮名遣いです。

昭和4年発行ですね。定価1円40銭というのが面白い。
面白い(?)といえば,島崎藤村の本名は島崎春樹だったのですね。この本で初めて知りました。いや,知っていたはずですが,完全に忘れていました。
もちろん,すでに読み終えています。
以上

きょうのお昼は椎茸カレー

2023-06-25 14:06:16 | 日記
久しぶりにライスカレーを作りました。もちろん,カレー粉を使います。
肉は使いません。その代わり厚みのある椎茸を入れました。
まず,ジャガイモ,玉ねぎ,ニンジン,椎茸を煮込みます。その後,カレー粉,塩,砂糖,メリケン粉(小麦粉)加えてかき混ぜれば出来上がり。

なかなかいい味に仕上がりました。
おっと,ライスカレーだから食べる前にソースを適量かけます。
このカレーは油を使わないので食べ終わった後の食器洗いが簡単です。
以上

目覚まし時計を修理

2023-06-25 04:37:36 | 日記
一昨日仕事帰りにフリーマーケットに立ち寄ってみました。
出し物を見て回っていると,気になるものが‥‥,ぼろぼろの目覚まし時計です。特に欲しいわけではなかったのですが,修理してみたくなって買ってしまいました。もちろん,半額以下に値切って。
本当はこんなことをしている場合ではないのですが,気になったものは止められません。

時計の正面です。

風防ガラスは割れ,薄汚れ,(何と呼んだらいいか?)頭の輪っかがなくなっています。
ゼンマイはいっぱいに巻き上げられていますが動きません。ゆすってもたたいても断固として動きません。

背面です。

アラーム時刻設定用のつまみが失われています。進み/遅れの調整部分には赤錆が‥‥。こんな状態のものが動くようになるかどうか心配しながら裏蓋を開けると,

心配していたひげゼンマイ(?)は無事でした。しかし,これを指で動かしてやってもすぐに止まります。

とにかく割れたガラスを取り出し,できれば交換したいので中身を取り出しました。

厚紙製の文字板は周囲5か所を爪で固定する方式ですが,右下の1か所はその爪が機能していません。(上の写真の赤丸で囲んだ部分。)これは最初からのはずで,精工舎ともあろうメーカが雑な作りです。

手持ちのジャンク品の中にびったりの風防ガラスが見つかりました。さっそく交換。
内部の埃を払って軸受け部分に注油‥‥,動き出しました。組み戻して頭の輪っかをつけるとひとまず完了です。

なかなかいい感じです。

しかし,アラームが鳴りません。
再度裏蓋を開けて調べたところ,アラームの鳴動を停止させる棒がロックされたまま動きません。下の写真の赤楕円で囲んだ部分です。右側の「つ」の字型のレバーの先端がストッパーの凹み部分(赤矢印の先端)に収まったまま動きません。

これはストッパーを上に上げる力が作用していないためです。しかし,そのような仕組みの痕跡は見あたりません。コイルバネがてっぺんの押し釦の下にあったものが失われたのではないかと考え,再生してみました。

上の写真のとおりです。
しかし,ダメでした。このばねの厚みが許されません。

しからば,別の方式のばねをピアノ線で作って取り付け。

ちょっと見にくいのですが,上の写真の赤矢印の先端部分です。
結果的にはこれもダメでした。どうもばねが強すぎます。

ならば‥‥ということで,ばねの取り付け方式を大きく変更。機械の枠のねじに共締めです。

やはり赤矢印の先端部分です。
アラームに関する以上の作業,書けばこんな具合でしたが,なかなか大変でした。何度も組付け調整し,また外して作り直して組付け‥‥といった作業の繰り返しでした。(もうやめようか)と思ったことも一再ならずありました。
それでも最終的には完成!

おまけ
フリーマーケットのとあるコーナーで「碧巌録」なる古本を発見。

上下2冊です。
店主に値段を聞くと,1,000円でどうかとの返事。
ん~ん,それではちょっと‥‥とわたし。
では700円では,と値を下げてきた。
ちょっと一回りしながら考えますとわたしの返事。すると,横にいた別の人が
500円にします,どうですか?これ以上は駄目です。
そう来られては買わなければなりますまい,と買ってしまいました。
また蔵書が増えてしまった。しかし,読み終えることができるかどうか‥‥。
以上

ヤマモモ豊作(?)

2023-06-24 05:26:40 | 日記
この時期になると初夏の果物が気になります。
昨日,用事を済ませての帰途立ち寄ってみました。遠くから見ると実はほとんど認められません。
(たしか去年は不作だったが,ことしも不作か?)
と思いつつ近寄ると,

幹の根元にたくさん落ちていました。ヤマモモの実です。
(しまった,遅かったか。)
と,落胆しながら視線を上に向けると,

まだまだ残っています。真っ赤に熟れています。ちょっと振動・衝撃を与えるとぽとぽと落ちてきます。
ーーさっそくいただくことに。
まずは一つ口の中に‥‥。甘酸っぱい味が口の中に広がりました。そう,最初の感触はグミのようでした。
10分ほども経つと小さなビニル袋がヤマモモの実でいっぱいになりました。
ーー今は誰も見向きもしないヤマモモ。自然の恵みに感謝していただきます。
以上

ダニは今や普通にいる虫

2023-06-22 07:56:43 | 日記
一月余り前1週間ほど対馬にいました。そこでの体験談をお話しします。体験談とは言っても決して愉快な話ではありません。ダニです。

早朝ミニ八十八ヶ所を調査して宿に戻り,お茶をご馳走になっていたとき,左手の甲に何やら小さな虫が這うような感触。
見ると小さな黒い点が‥‥。さっそく粘着テープに張り付けました。

小さくてわかりづらいでしょうが,ダニです。足が見えます。
念のため拡大しましょう。

どうでしょうか?マダニでしょう。

翌朝も再び八十八ヶ所の調査でした。
手帳を広げてメモしようとしていたら,ポトンと黒いものが‥‥

また,ダニです。上から落ちてくるのですね。驚きです。

宿に戻って,宿の人に体中を見てもらいました。もちろん,衣服の表面だけです。
すると,ズボンにまたまた黒い点が,

ダニでした。
白っぽい灰色のズボンに白のカッターシャツという服装なので異物が付着したら容易にわかります。

それにしても,こうダニが多いとうんざりします。山に入るのが憂鬱になります。
宿の人は「最近鹿が増えたのでダニも増えた。」と言います。納得できなかったので土地の知人にその真偽を質したところ,「死んだ鹿を移動させたらその跡には夥しいダニが鹿の形になっている。鹿が死んで体温が下がるとダニは鹿から離れる。」とのこと。あの姿の美しい鹿の体中にはダニがびっしり寄生しているのですね。何かの本で,「人が死んだら頭からシラミがぞろぞろ出てきた」ということを読んだことがあります。ダニも同じなのでしょう。
その翌日は別の場所で八十八ヶ所を調査したのですが,そのときは虫よけ・ダニよけのスプレーを使いました。その成果かどうかは不明ですが,ダニは付着しませんでした。

今やダニは蚊や蝿,虻と同様にそこいらに普通にいる虫だと思わなければいけませんね。
痒みを感ずる話でどうも失礼しました。
以上