三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

父母・祖父母の故郷を訪問

2018-05-20 20:46:41 | 日記
土日を使って久しぶりに父母と祖父母の故郷を訪ねました。
目的は対馬中栗栖八十八ヶ所の寄進者に関する情報を収集することでした。結
果としては大した成果は得られませんでした。しかし,現地調査での結果です
から,それはそれで意味のあることなのです。
東九州自動車道を使って2時間余りで着きました。

懐かしい海岸です。わたしにとっては生まれた場所でも育ったところでもない
のですが,なぜかホッとします。
ただ1人の従妹宅に行って挨拶。雑談の後,昼食までの時間を散歩に充てました。
まず,祖父母の墓参り。

戦前に建てられたもので,風化が進んでいます。
海岸通りを行くと軍人墓地があります。ここには以前大きな松の木が張り出し
ていたのですが,枯れてしまったのか?人に聞いたところ,バスの運行に邪魔
なので伐り倒したとのことでした。

昼食後従妹夫婦に長崎鼻という所に連れて行ってもらいました。これは半島で
すが,途中にくびれがあって「ボラ越し」と呼ばれています。くびれの部分が
あまりにも低いのでボラが飛び越したといういわれがあるとのことです。
その場所です。

樹木が鬱蒼と茂っていて,とてもボラの越せそうなところではありませんでし
た。そのボラ越しの手前に不思議な木立の塊がありました。何でも,昔ここで
火葬していた場所だそうで,道路整備などの開発工事があってもここだけは誰
も手をつけないのだそうです。

その後東側の高い場所に行きました。眼下に集落の一部が見えます。

太平洋側というか豊後水道側に出ると遠くに四国が見えました。下の写真で認
められますか?

一番高いところにはかつて砲台がありました。何度も行ったことがあるのです
が,今回も行ってみました。
行って驚きました。これまで砲台は1基しかないものとばかり思っていたので
すが,3基もあったのです。樹木に隠れていたのでしょう。

民宿で1泊しました。昔医院だった建物を買い取って民宿にしたそうで,立派な
建物です。

この広い建物の中にわたし1人でした。
翌朝の散歩で父母の通った小学校に行ってみました。

建物は建て替えられていましょうが,二宮金次郎が健在でした。
父はここで高等科を終え,母は尋常科を終えたのでした。
この小学校は去年の3月末で廃校になりました。しかし,やや高台にある関係で
非常時の避難場所に指定されているため取り壊されないとのことでした。
好天に恵まれ,よい帰郷の旅になりました。
以上