きのうは名実ともに「五月晴れ」でした。
もっとも,朝のうちは曇りがちで,「どうしようか?」と若干迷った
ものです。何を迷ったか?――「山に行くかどうか?」です。
それでも天気予報では午後から晴れるとのこと。決行!
目的地は香春の道の駅から小富士山・愛宕山・大坂山を経て障子ヶ岳
までの尾根歩きです。登山口の道の駅から下山場所の障子ヶ岳の麓(
上野=うえの)まではかなりの距離があるので一計を案じました。す
なわち,上野まで自動車で自転車を運びそこに駐輪する。そしてわが
身は自動車で道の駅まで行くということです。つまり,上野から道の
駅までの4~5kmほどを自転車で戻ることになります。
下の地図をご覧ください。
地図の左端の道の駅を出発し,南東方向に稜線沿いに歩いて小富士山,
愛宕山を経て地図下端の大坂山に行きます。(小富士・愛宕山は地図
には示されていません。)ここで小休止・昼食。
そこから進路を北にとってひたすら尾根を歩き,新仲哀トンネルの真
上を通り,七曲峠・石鍋峠を経て障子ヶ岳の山頂。その後は上野に下
山するというコースです。
9時20分に香春道の駅駐車場を出発。そのすぐ裏が登山口です。しば
らく九州電力の送電線下を通って行き,送電塔から左折。ここから本
格的な山歩きになります。
懐良台という場所に来ました。
看板には「かねよし」と書かれていますが「かねなが」とも。懐良親
王と何か関係があるのでしょう。征西将軍だったそうです。八女のあ
たりに良成親王の墓がありますが,この良成親王が懐良親王から征西
将軍の職を引き継いだそうです。
小富士前山を過ぎるとほどなくして小富士山です。
ここに限りませんが,眺望はほとんどききません。
小富士山を過ぎると荒れ放題の竹林が現れます。
今はどこの竹林もこのように荒れています。竹林に限らないのですが,
竹林は特にその荒れ模様が目立つのでしょう。
岩嵓という場所があります。
よくわかりませんが,古代の宗教的な場所でしょう。懐良台といい,こ
の岩嵓といい,古代の香りが色濃く漂っています。
尾根道を行き,いくつかのピークを過ぎると愛宕山です。頂上のヤマボ
ウシが奇麗でした。
地図に表示されている標高460mはここ最高点ではなく,すこし離れた
西山というところでした。しかし,標柱は見当たりません。
ここから一息で大坂山です。
丁度12時に頂上に到達しました。道の駅から2時間40分を要しました。
途中ところどころでスマートフォンをいじったのでその分時間を食っ
たのでしょう。
頂上には家族連れ3人,友人同士(?)3人の2グループが昼食を摂りな
がら談笑していました。頂上は広いので互いに距離は保たれています。
わたしも小休止でおにぎりを3個いただきました。
頂上は中継局のアンテナが林立しています。その隙間から皿倉山が見え
ます。木々の間から英彦山もみえます。
12時20分出発。進路を北にとります。
しばらくして道が非常に認めにくくなり,荒れています。「悪路」との
表示もあります。
灌木の暗く心細い道を進み,小高い所に立つと瞬間見晴らしのよいとこ
ろに到達。振り返ると大坂山が見えます。
ふと視線を下げると,キイチゴが目にとまりました。
さっそく1粒いただきました。酸味が強いのですが,乾いたのどには
いい感触です。
ひたすら歩きます。アップダウンはありますが,その高低差は大した
ことがありません。その点,福智山系の縦走路とは全然違います。
途中何か所かで木耳を発見。さっそく収穫。
縦走路にはいろんな花が咲いています。つつじも綺麗ですね。しかし,
やっぱり
ヤマボウシの白い花はいいですね。
仲哀越,七曲峠を過ぎ,石鍋峠に到着。ここには表示がありません。
何かないかと探したのですが,朽ちた板切れが1枚あったのみ。しか
も肝心の文字が読めません。
では古道が残っていないかと香春方面に少し下ったのですがはっきり
しません。しかし,水の音が。
その音の方に行くと小さな流れがありました。峠からわずか10mほど
降ったところです。その昔(江戸時代)漢学者の村上仏山がこの峠を
通ったときもしかしたらこの水でのどを潤したかもしれません。
――そんなことを想像しながら稜線に戻ったのですが,冷静に考える
と当日は大雨の直後。普段は水がないのかも。
さらに進んでようやく最終目的地の障子ヶ岳に到着。さすがに疲れま
した。最後の急登ではかなり苦労しました。
頂上に立って振り返るときょうこれまで歩いてきた峰々が一望のもと
に。
上の写真の右端から登り,中央遥か後方の大坂山を経て,手前の山々
を稜線に沿ってここまで来たのでした。
最後の下りは慎重に。
以上
余談
けさ,左の腰付近にかゆみがありました。指で触るとちょっとした突
起が。「あ!これは?」ということで爪で剥ぎ取りました。
虫眼鏡で見ると‥‥1mmほどの体の両側に数本の足が認められます。
ダニでしょう。
しかし,一晩経っても食らいついていないところをみると,いわゆる
悪性のダニではないと思われます。もちろん最近恐れられているマダ
二ではないようです。
皆さま,ご用心,ご用心。
再度以上
もっとも,朝のうちは曇りがちで,「どうしようか?」と若干迷った
ものです。何を迷ったか?――「山に行くかどうか?」です。
それでも天気予報では午後から晴れるとのこと。決行!
目的地は香春の道の駅から小富士山・愛宕山・大坂山を経て障子ヶ岳
までの尾根歩きです。登山口の道の駅から下山場所の障子ヶ岳の麓(
上野=うえの)まではかなりの距離があるので一計を案じました。す
なわち,上野まで自動車で自転車を運びそこに駐輪する。そしてわが
身は自動車で道の駅まで行くということです。つまり,上野から道の
駅までの4~5kmほどを自転車で戻ることになります。
下の地図をご覧ください。
地図の左端の道の駅を出発し,南東方向に稜線沿いに歩いて小富士山,
愛宕山を経て地図下端の大坂山に行きます。(小富士・愛宕山は地図
には示されていません。)ここで小休止・昼食。
そこから進路を北にとってひたすら尾根を歩き,新仲哀トンネルの真
上を通り,七曲峠・石鍋峠を経て障子ヶ岳の山頂。その後は上野に下
山するというコースです。
9時20分に香春道の駅駐車場を出発。そのすぐ裏が登山口です。しば
らく九州電力の送電線下を通って行き,送電塔から左折。ここから本
格的な山歩きになります。
懐良台という場所に来ました。
看板には「かねよし」と書かれていますが「かねなが」とも。懐良親
王と何か関係があるのでしょう。征西将軍だったそうです。八女のあ
たりに良成親王の墓がありますが,この良成親王が懐良親王から征西
将軍の職を引き継いだそうです。
小富士前山を過ぎるとほどなくして小富士山です。
ここに限りませんが,眺望はほとんどききません。
小富士山を過ぎると荒れ放題の竹林が現れます。
今はどこの竹林もこのように荒れています。竹林に限らないのですが,
竹林は特にその荒れ模様が目立つのでしょう。
岩嵓という場所があります。
よくわかりませんが,古代の宗教的な場所でしょう。懐良台といい,こ
の岩嵓といい,古代の香りが色濃く漂っています。
尾根道を行き,いくつかのピークを過ぎると愛宕山です。頂上のヤマボ
ウシが奇麗でした。
地図に表示されている標高460mはここ最高点ではなく,すこし離れた
西山というところでした。しかし,標柱は見当たりません。
ここから一息で大坂山です。
丁度12時に頂上に到達しました。道の駅から2時間40分を要しました。
途中ところどころでスマートフォンをいじったのでその分時間を食っ
たのでしょう。
頂上には家族連れ3人,友人同士(?)3人の2グループが昼食を摂りな
がら談笑していました。頂上は広いので互いに距離は保たれています。
わたしも小休止でおにぎりを3個いただきました。
頂上は中継局のアンテナが林立しています。その隙間から皿倉山が見え
ます。木々の間から英彦山もみえます。
12時20分出発。進路を北にとります。
しばらくして道が非常に認めにくくなり,荒れています。「悪路」との
表示もあります。
灌木の暗く心細い道を進み,小高い所に立つと瞬間見晴らしのよいとこ
ろに到達。振り返ると大坂山が見えます。
ふと視線を下げると,キイチゴが目にとまりました。
さっそく1粒いただきました。酸味が強いのですが,乾いたのどには
いい感触です。
ひたすら歩きます。アップダウンはありますが,その高低差は大した
ことがありません。その点,福智山系の縦走路とは全然違います。
途中何か所かで木耳を発見。さっそく収穫。
縦走路にはいろんな花が咲いています。つつじも綺麗ですね。しかし,
やっぱり
ヤマボウシの白い花はいいですね。
仲哀越,七曲峠を過ぎ,石鍋峠に到着。ここには表示がありません。
何かないかと探したのですが,朽ちた板切れが1枚あったのみ。しか
も肝心の文字が読めません。
では古道が残っていないかと香春方面に少し下ったのですがはっきり
しません。しかし,水の音が。
その音の方に行くと小さな流れがありました。峠からわずか10mほど
降ったところです。その昔(江戸時代)漢学者の村上仏山がこの峠を
通ったときもしかしたらこの水でのどを潤したかもしれません。
――そんなことを想像しながら稜線に戻ったのですが,冷静に考える
と当日は大雨の直後。普段は水がないのかも。
さらに進んでようやく最終目的地の障子ヶ岳に到着。さすがに疲れま
した。最後の急登ではかなり苦労しました。
頂上に立って振り返るときょうこれまで歩いてきた峰々が一望のもと
に。
上の写真の右端から登り,中央遥か後方の大坂山を経て,手前の山々
を稜線に沿ってここまで来たのでした。
最後の下りは慎重に。
以上
余談
けさ,左の腰付近にかゆみがありました。指で触るとちょっとした突
起が。「あ!これは?」ということで爪で剥ぎ取りました。
虫眼鏡で見ると‥‥1mmほどの体の両側に数本の足が認められます。
ダニでしょう。
しかし,一晩経っても食らいついていないところをみると,いわゆる
悪性のダニではないと思われます。もちろん最近恐れられているマダ
二ではないようです。
皆さま,ご用心,ご用心。
再度以上