三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

ニキシー管電卓(その後)

2018-06-25 20:50:08 | 日記
ひと月ほど前「ニキシー管電卓」について書きました。完全な不動品でした。
その後ずっと(手つかずの日のほうが多かったけど)修理に取り組んできまし
た。なにしろ資料(回路図など)がないのでまったくの手さぐり状態です。現
物を見ながら回路図を描きつつ測定などをしてきたのです。
そして,やっと昨日不良部品を発見しました。回路図では下のとおりです。

22nFのコンデンサが絶縁破壊していました。どうもこれは設計ミスのようです。
というのは,回路電圧は最高300Vほどになるのにこのコンデンサの耐圧は200
Vです。ニキシー管12個のそれぞれのプレート(陽極)に電圧を印加するトラン
ジスタのベース回路に使用していますので全部で12個必要です。
とにかく交換しなければなりません。コンデンサを取り外しました。

すみません。1個別物が混入していました。取り外した不良品はリードの短い12
個です。
きょう代わりのコンデンサを買いに2か所の店に行ったのですが,いずれにも在
庫がありませんでした。インターネットで手配するしかありません。
その前に手持ちのコンデンサを使って2回路(桁)のみ修理してみました。その
結果,

ご覧のとおりです。ニキシー管が点灯しました。
しかし,変です。コンデンサを取り付けたのは下2桁のみです。にも関わらず全
12桁が点灯しています。しかも,キーを押しても全く変化が見られません。
故障個所は点灯回路だけではなさそうです。まだまだ続きます。
以上

福智山のヤマボウシ

2018-06-17 18:53:55 | 日記
久しぶりに福智山に登りました。
きょうは午後1時に故郷の友人宅を訪問する約束がありましたので,その時間
を勘案して朝7時に出発しました。(実際は7時15分頃になった。)
8時に上野(あがの)の駐車場を出発。一人林の中をゆきます。

1時間20分後に九合目に到着,頂上の「山」が出迎えてくれました。残念なが
ら山頂付近のヤマツツジの花はその盛りを過ぎていました。

ここから一息。
9時30分に頂上に到着しました。

登山開始から1時間30分。
実はこれはわたしの新記録です。これまで駐車場から頂上まで100分を要して
います。短いときでも95分でした。きょうは90分!
もっとも,速ければいいというものでもないし,速さを競っている訳でもあり
ません。それでも体調を知るバロメータと捉えることができます。
頂上は風が非常に強く,また霧が発生して下界はほとんど見えませんでした。
もちろん,英彦山や故郷の町も見えません。
無線仲間と交信した後,目を北に転ずると綺麗な花が目に付きました。

白と桃色の花です。近づいて確認しました。

ヤマボウシでした。
ヤマボウシの花は白いのですが,桃色のものがあります。
ヤマボウシの花は,どうも咲き始めは薄緑色。それから純白になり,その後
桃色になるようです。
膝の具合も良好でした。徐々に回復しています。
以上

二兎を追う者は一兎も得ず

2018-06-16 21:36:32 | 日記
別にここで韓非子の話をしようと言うつもりはありません。
きょう知人を見舞いに病院に行ったところ,庭にヤマモモの実が沢山実ってい
ました。

すでにたくさんの実が地面に落ちてその大部分がつぶれています。勿体ない話
です。さっそくいただいて帰ることにしました。ヤマモモ酒にしようと思いつ
いたのです。レジ袋を左手に持って,右手で摘んでゆきます。

ヤマモモの実はご覧のようにいくつかが固まって色づいています。一つ一つ摘
むのは面倒というか,じれったいものです。
塊をまとめて取ろうとしたら,ぼろぼろっとみんな地面に落下しました。手の
ひらには残りません。このとき思いついたのが「二兎を追う者は一兎も得ず」
という言葉でした。
10分ほどでレジ袋に半分ほど取れました。

夕食後さっそくホワイトリカーを買ってきて漬けました。
ところで,ヤマモモはその昔単にモモと呼ばれていたらしい。金田一春彦先生
がおっしゃっていました。しかし,その後(平安時代?)支那から現在の桃が
渡来しました。当初その桃はケモモと呼ばれていたそうです。毛桃です。
しかし,何事も主流になると簡単に呼ばれるようになるもので,ケモモがおい
しくて主流になった結果,単にモモと呼ばれるようになった。一方,それまで
モモと呼ばれていたものはヤマモモと呼ばれるようになったということです。
以上

九年前の祈り

2018-06-15 09:02:45 | 日記
わたしの故郷,正確には父母・祖父母の故郷の人が芥川賞を受賞したというこ
とを知りました。ただし,受賞したのは数年(?)前のことです。
同郷の人という親しみもあって,受賞作を読みたくなりました。しかし,書店
で探しても見つかりませんでした。
最近の書店にはタッチパネル付きの検索システムがあって便利です。店員を煩
わせることがありません。何より,口頭では伝えにくい場合があります。その
ようなときは特に便利ですね。
さて,受賞作は「九年前の祈り」という題。検索システムでは「かな」入力な
ので「くねんまえのいのり」と入力しました。その結果,「該当なし」でした。
???ですが,仕方ありません。(正しくは「きゅうねんまえのいのり」でし
た。)
そこでインターネットによる検索です。「日本の古本屋」で調べたら,‥‥あ
りました。いろんな値段がついています。1番安い700円のものを注文しまし
た。送料込みで864円でした。
数日後届きました。まったく綺麗な状態です。

余談ですが,古本の場合,料金は後払いが主流のようです。この点,オークシ
ョンとは違って安心です。(古本店主は心配でしょうが。)
通勤の電車の中で読みました。
故郷の方言が出てきて懐かしいものがあります。「おどや」,「まこと」,
「しゃーねえー」,「あんし(衆)は‥‥」,「おとろしゃ」,「よだきい」
など等。メモしたわけではないのでもしかしたらわたしが付け加えた言葉もあ
るかも知れません。そのときはご容赦を。
さて,肝心の内容ですが,‥‥わたしには何のことかわかりませんでした。た
だ単に日常のある時間を切り取って文字にしただけのような気がしました。も
ちろん,その中には思い出の部分(これが九年前のカナダ旅行のこと)もあり
ますが。「主題」とか「作者は何を言いたいのか?」などといった難しいこと
を云々する気はありませんが,とにかくただ文章を読んだということだけが印
象に残りました。
わたしの読解力が低下したのか?それとも,最近の表現方法について行けなく
なったのか?
念のため,再度読んでいるところです。
以上

低い山ある記(18) 岬ノ山

2018-06-12 20:35:48 | 日記
およそ3箇月ぶりに低い山に登りました。今回は岬ノ山です。「ハナノヤマ」
と読みます。この山の概要はつぎのとおりです。
(1)所在地 北九州市若松区古前一丁目
       33°53'33"N, 130°47'49"(33.8926, 130.7970)
(2)標高  40m
(3)特徴  福岡県で4番目に低い山
国土地理院が公表している「福岡県の主な山岳標高」によると,低い山は順に
つぎのようです。
 山岳名 読み    標高〔m〕  所在地
 小岳  こたけ    21    福岡市東区
 城山  じょうやま  26    福岡市東区
 麁原山 そはらやま  33    福岡市早良区
 岬ノ山 はなのやま  40    北九州市若松区
そうです。ようやく北九州市の出番になったのです。所在地の地図をご覧くだ
さい。

小さくて見にくいでしょうが,赤い矢印の先にあります。青い部分は洞海湾で
右上に若戸大橋,その上に若戸トンネルが認められましょう。
さて,国道199号線の標識に「岬ノ山」が現れました。

ここを過ぎてしばらく行くと右側に狭い道が分かれます。

以前偵察でここを通ったとき,歩道だと思ったのですが車が通れるようです。
実際,頂上付近に民家がありました。もちろん,車庫に自動車が収まっていま
した。

そのすぐ横が公園の入り口でした。

階段を一気に(と言いたいところですが,膝が悪いので一歩一歩)登ると,広
場に出ました。

だだっ広く,何もない広場です。ただし,周辺にベンチや公衆便所が用意され
ていて,なかなかいい状態でした。
その広場の奥に一段高い場所が認められます。

そこに行くと‥‥三角点か,何かがあるはず‥‥。

残念ながら発見できませんでした。目を遠くにやると,

若戸大橋です。反対側は

皿倉山と帆柱山ですね。いい眺めです。時間があればここでお茶とかコーヒーと
か味わえると最高です。
下りは急な階段を降りました。膝が少し痛みました。用心用心。
以上