三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

溝つきナット回しを作ること

2024-06-26 19:56:36 | 日記
ナットと言えば普通外形が六角形のものを思い浮かべるでしょう。しかし,そのほかにも用途に応じて様々な形のものがあります。
たとえば,無線機のマイクコネクタのジャック部分には「溝付きナット(と言うのでしょうか?)」が使われることがあります。これには特殊な工具が必要です。わたしは持っていないのでこれまで先の細いラジオペンチで強引に回していました。そのため作業は難しく,何より傷をつけることがあるのが問題です。
今回このナット回しを作ってみました。

近くのDIY店で適合する鉄パイプを探しましたが見つかりません。内径16mmが必要なのです。
苦肉の策として鉄パイプをつなぐ「ニップル」を選びました。内径16mmです。ねじが切られているので好ましくはありませんが我慢しましょう。

上の写真はトランシーバのマイクコネクタと買ってきたニップルです。

やすりで削ることおよそ1時間。ナットの溝に食い込ませる突起を作りました。

上の写真の赤矢印の先です。幅1.5mm,高さ2㎜ほどの突起です。つまり,この2つの突起を残して周りを削り取ったわけです。

回すのに必要な棒を差し込むための穴も開けました。ドライバーを差し込んで回します。

こんな具合です。
何だか不格好ですが,今後の作業が非常に楽に且つ綺麗に行なえます。
以上

紅楼夢を読み終えたこと

2024-06-23 14:33:25 | 日記
きょう紅楼夢下巻を読み終えました。これで紅楼夢全巻を読み終えたことになります。半年を要しました。

経過を振り返ります。

 上巻(第1回~第35回,395ページ): 12月22日~2月15日の56日間,∴7.05ページ/日
 中巻(第36回~第80回,607ページ):  2月15日~5月14日の89日間,∴6.82ページ/日
 下巻(第81回~第120回,504ページ):  5月14日~6月23日の41日間,∴12.29ページ/日

こうしてみると,下巻はそれまでの2倍近いスピードで読んだことになります。もっとも,本文の後に続く「解説」などはかなり端折って読みました。何やらややこしくて熟読する気が起きなかったのです。

その解説から一つ,二つ引き出してみましょう。
まず,この作品の作者は曹雪芹となっていますが,彼が書いたのは(今に伝わっているのは)第1回から第80回までだそうです。つまり,上・中巻だけです。そして,第81回から第120回までの40回は別の人(複数?)が書いたものということです。

つぎに登場人物は男子282人,女子237人の合計519人という驚くべき多さです。とても覚えきれたものではありません。
その中にあって,賈雨村という人物がどうもよくわかりませんでした。最初のところで登場するので重要人物だと思いきや,その後出なくなり,途中ちょっと出てまた出なくなり,最後のところでまだ出てくるといった具合です。物語の進行役にすらなっていなようでした。

最後に,この物語は別名「石頭記」とも呼ばれます。この石が人間世界に降り,人間世界を見聞したところを自ら(石)に刻んだものということです。
上巻の初めのところと下巻の最後のところにこの石が出ています。

ちょっと見にくいでしょうね。上の写真の右側が上巻の,左側が下巻に載っている石です。下巻の方は何やら文字が彫り込まれているようにも思えます。

なお,この物語は日本の源氏物語に匹敵するという評判ですが,残念ながらできた時代が遅かった。
なおまた,この物語は上流階級の上品な婦人が多く活躍するのですが,彼女らが怒ったとき相手の顔に唾を吐きかける場面が何度か出てきます。これは流石に違和感がありますね。大陸の人は,上品な人でも,このような挙措に出るのでしょうか?昔の話でしょうか?
以上

機器組込型電源をスタンドアロン型にすること

2024-06-22 11:32:46 | 日記
アマチュア無線機器の電源電圧は,交流入力の場合を除いて,直流13.8Vが一般的です。

ところが,過去2回(2024ー4ー21,6ー14)投稿した無線機の定格電圧は12Vでした。13.8Vでも問題なく動くようですが,出力が15Wほどにもなって具合が悪い。件の無線機は出力10W機です。出力を下げたり,可変にしたりすることも考えましたが,ここはやはり「定格」電圧を印加すべきであろうとの結論に至りました。

そこで12V電源が必要になった次第です。使用している直流電源の出力を下げてやればいいのですが,そうすると他の無線機との共用ができなくなります。実際は問題ないのですが,ここもやはり「定格」にこだわりたいところです。

手持ちの電源を探したところ丁度いいのが見つかりました。ただし,機器組み込み型で,そのまま使うのはちょっと抵抗があります。交流100Vの受電端子が露出しているためです。また,スイッチがないので外付けしなければなりません。

そこで件の機器組み込み型電源にスイッチと電源コードを取り付け,100Vの露出部をなくすことにしました。電源コードは取り外し可能とし,そのためACコネクタを取り付けました。
前面から見たところです。

前面の端子台の下側2つを取り払って,スイッチを取り付けました。上の写真の赤丸で囲まれた部分です。ぴったりです。
ACコネクタは背面に取り付けました。

上の写真の赤矢印の先です。これですと,取り扱いが容易に・スマートになります。(電源コードが付きまとっているとうっとおしい!)

加工前と加工途中の写真を撮るのを忘れました。その代わりにケース内部をご覧ください。

まあ,何の変哲もない接続です。
この電源,もちろん他の用途にも使用できます。
この記事を参考にされるのは構いませんが,すべて自己責任でお願いします。
以上

紅楼夢下巻を半分読み終えたこと

2024-06-16 07:16:13 | 日記
紅楼夢を読み続けています。そして,きのう下巻の半分まで読み終えました。

これまでの経過は以下のとおり:

上巻(395ページ): 2023年12月22日~2024年2月15日の56日間,∴7.05ページ/日
中巻(607ページ): 2024年2月 15日~2024年5月14日の89日間,∴6.82ページ/日
下巻(504ページの半分252ページ): 2024年5月14日~6月15日の33日間,∴7.64ページ/日

先月予想したとおり,7月末日までには全巻読み終えそうです。

主人公宝玉(男)を取り巻く姫様たち,黛玉,宝釵,(元春),迎春,探春,それに惜春に次第に暗雲が垂れ込めてきました。元春は貴妃として朝廷に迎えられたのですが,間もなく薨去。迎春は甲斐性のない男に嫁ぎ,黛玉は病死。探春も遠方に嫁がされようとしています。宝玉と宝釵は結婚して住居を移しました。それで大觀園に残ったのは惜春だけという寂しさ。
宝玉の父も昇進して遠方に赴任しましたが,何やら災難が降りかかりそうな予感です。

ところで,紅楼夢を読みながら並行して,と言うかちょっと中断して,「君たちはどう生きるか」という本を読みました。

吉野源三郎作の文庫本です。ご存知の人も多いかと思います。これは4, 5日で読み終えました。
この歳になって今更「どう生きるか」でもありませんが,読んでいて絶えず「君はどう生きたか?」と問われているような気がしてなりませんでした。
以上

山苺酒を仕込むこと

2024-06-15 15:02:09 | 日記
きょうも福智(ふくち)山(901m)に登りました。
9時に登山口駐車場を出発。11時10分頃に頂上に到着。雲が多く,眺望は良くありません。故郷の霊峰英彦山(ひこさん=1,200m)は全く見えません。20分ほど休憩して下山開始。

ところで,きょうは登り道で山苺(やまいちご)の群落を発見。登山道と交差する形で廃道化した作業道に沿って山苺がたくさん実っています。

山苺というのは俗語でしょうか?本来は何とかいう和名があるのでしょうが知りません。下山後調べたのですがわかりませんでした。

アップして撮ると‥‥。

さっそくいただき。
食べながら,焼酎に漬けることを思いつきました。で,ビニル袋を取り出し,摘んで食べながらビニル袋に入れながら‥‥20分ほど続けました。
味ですか?正直あまりおいしくはありません。酸味が強いのです。味から言えばやはり野苺が一番ですね。

きょうの成果です。

まあ,これだけあれば一瓶は賄えるでしょう。

小型のペットボトルに苺を入れ,焼酎を注いだ後氷砂糖を加えました。配分は「いい加減」です。

上の写真の左側です。右側は2日前に仕込んだ山桃酒です。
いずれもこれから長い眠りにつきます。
以上