三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

九州国立博物館に行きました

2017-02-19 15:01:21 | 日記
きょう急に思い立って太宰府にある九州国立博物館に行ってきた。催し物は「宗像・沖ノ島・大和朝廷」である。
実は恥ずかしながら九国博には初めて行った。とにかくでかい。

わたしの500円のデジタルカメラでは全貌を捉えきれなかった。
看板に催し物のポスターが貼られている。

さて,入場券を買おうとしていたら一人のご婦人が近づいてきて言いにくそうに
「この券を使ってください」
とのこと。招待券と印刷されているから事前に手に入れていたが1人来なかったのだろう。代金を上げようとしたら,またも言いにくそうに,要らないと言う。

とにかく,ありがとうと言って受け取った。
お蔭様で1,500円助かった。
会場は撮影禁止なので画像は一切ない。
今回気づいたことをいくつか挙げよう。くだらないことだが。
①須恵器というのがある。これはもともと(語源)は「据え器」ではなかろうか?
②弓矢の矢は,矢羽-矢柄-鏃(やじり)の3部分からなるが,鏃はもともと「矢尻」ではなかろうか?
③子持ち勾玉(まがたま)というのがあることを知った。
まあ,成果といえばこの程度だろう。
会場を出てホールに下りると飾り山笠が目に付いた。

混雑していたのでどの流(ながれ)のものか確認できなかった。勝手に飾り山笠と言ったが,本当にそうなのか?自信がない。もしかしたら昇降式の八番山笠だったかも知れない。
外に出た。
通路の横に石碑が建っていた。

この程度なら私にも読めそう:
 ここにありて
 筑紫や何處
 白雲のたなびく
 山の方に(し)あるらし
    大伴旅人
括弧内の「し」は汚れなのか?それとも字余りなのか?多分汚れだろう。
以上

ミルクホール

2017-02-19 06:48:54 | 日記
昨日故郷の添田に所用で帰った。今回は重量物を運ばなければならなかったのでサイクリングという訳にはいかなかった。
自動車で町の大通りを通っていたら「ミルクホール」の文字が目に付いた。

かつて何かで紹介したことがあると思う。あったとしても十数年前のことになろう。
そのときはまだ人が住んでいたようであるが,昨日見たときはもう人の気配が感じられなかった。
何しろ,写真(トリミング前のもの2枚)を良く見ると給電線が見当たらない。つまり,この家にはもう電気が来ていない。家の傷みも激しい。
ミルクホールを改めて辞典で調べると:
「(和製英語 milk hall)牛乳を飲ませ,パンなども売る簡易な食堂」(一部わたしが追記した。)
とある。
明治時代に始まったそうだ。その後喫茶店に取って代わられたということである。
ここのミルクホールは戦後のものだろう。それも戦後だいぶ経ってからではなかろうか?その理由はつぎの2つ。
①文字が左から右に書かれている。
②字体があたらしい気がする。
③家の作りが新しい。(戦後という意味)
もっとも,戦前から続いてきた店を戦後改装したのかも知れない。
町の文化遺産になると思うのだが,どうだろうか?
以上

低い山ある記(13) 八景山

2017-02-14 05:34:30 | 日記
昨日は早退した。
昼頃帰宅し,用事を済ませたら4時を過ぎていた。リハビリの運動を,ということで散歩に出た。どこをどう回ろうかと考えていたら前方に八景山が見えた。

そうだ。最も身近なこの低い山を忘れていた。ただし,地理院地図には山名の記されていない無名の山である。
(1)山名 はっけいざん
(2)標高 72 m
(3)位置 33°41'24"N,130°58'26"E (33.6901,130.9740)
(4)登山日 2017(平成29)年2月13日(月)
さっそく登ることにした。
住宅地を抜けて急な階段を登りきると山の中腹を巻いている車道に出る。参道入り口の看板がある。

さらに階段を上り詰めると護国神社が鎮座している。
カメラを持参しなかったので携帯電話で撮った。どうも写りが良くない。ご容赦願いたい。

その拝殿の裏手の方に回ると小さな社殿がある。名前は忘れたが,横の大岩がご神体だろうか?

この岩がこの山の山頂である。
登ってみた。

東の平地が望まれる。築城方面だろう。
目を南に転ずると,英彦山の霊峰が遥か彼方に見える。下の写真でおわかりいただけるであろうか?

岩を降りると車1台分の駐車余地があり,その横に広場がある。その広場に記念碑が2つ建っていた。
一つは葉山嘉樹。

今一つは鶴田知也という。

前者は(名前ぐらい)知っているが,後者についてはまったく知らない。
地元出身の著名人なのだろう。
以上

故郷までサイクリング(2)

2017-02-13 05:23:54 | 日記
寒波が襲来しました。
それでも昨日は午後あたりから晴れるという予想だったので思い切ってサイクリングに出かけました。目的地はわたしの故郷添田町です。
9時20分出発。寒い。
向かい風のため力が要る割にスピードが出ません。それでも頑張ったせいか丁度1時間後には赤村を通過,そのまま岩石トンネルに向かいました。
この付近になると日陰部分は雪が残り,また坂道でもあるので要注意です。
トンネルと抜けると雪国でした。――とまでは行きませんが,下の写真のとおりです。

危険なところは自転車を降りて押してゆきます。
添田の町の中心部を抜けて再びトンネルです。中元寺隧道と言う名前。隧道とは今でいうトンネルですよね。
トンネルを抜けると形の良い山が望めます。わたしたちは子供の頃この山を「添田富士」と呼んでいました。正式な名前は宝ヶ岳(ほうがたけ)です。

綺麗な火山型をしていますが,それはこの角度から見たときだけです。独立峰ではないので90度横から眺めたらどこが頂上かわからないほどです。
人間もそうですが,山も一番美しい方角から眺めるものですね。
帰路はほぼ順風でした。