三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

かばんを修理すること

2024-02-29 19:32:30 | 日記
先月74歳になりましたが,まだまだ(非常勤で)働いています。取り敢えず75歳まではこのまま続けるつもりでいます。ただし,体力が保て,ボケが生じない限りです。まだボケてはいないつもりですが,物忘れや勘違いは多くなっています。また,面倒な計算が苦手になりました。
先日セルフガソリンスタンドでメンバーズカードを挿入したのですが,なぜか受け付けられません。何度やっても同じ。すると,店員がやって来て,「お客さん,ナフコのカードは使えませんよ」と。(ナフコとは当地の大手DIY店の名前。)

さて,通勤に使っている革鞄の把手の部分が先日とうとう壊れてしまいました。

革が切れたのですね。もう随分古いものなので枯れたのでしょう。
しばらく放置していたのですが,やはり不便なので修理しました。
手元にあったガラクタの中から革ベルトの材料を切り出し,取り付け用の穴をあけたところです。

幅20㎜,長さ120㎜です。
鞄のほうにも穴をあけてねじで締めつけました。

ちょっと不格好ですが,使用には差し支えないでしょう。
まだまだ働いてもらいます。
以上

懐かしいミヤタのハーモニカ

2024-02-25 19:53:22 | 日記
きょうは3連休の最終日。近郊で開催されているフリーマーケットを覗いてみました。
すると,とあるコーナーに薄汚いハーモニカが3個。手に取ってみると,その中の一つにはミヤタと彫り込まれています。何だか遠い昔の記憶がよみがえったような気がしました。

残りの2個はヤマハです。くだんのミヤタの値段を聞くと200円だと。100円にならないかというと,一瞬承諾したような顔つきをして,3個200円でどうかと。わたしはハーモニカを3個も,しかも汚いハーモニカを3個は不要なので渋っていると店主は積極的に攻勢に出てきました。まあ,気に入らなければ別に回せばいいので結局3個200円で買ってしまいました。

その3個の外観です。

一番上がミヤタで,残りはヤマハです。

まず,ミヤタを手入れしましょう。最初の状態です。

外装の金属は錆びているというほどではありませんが,完全に艶が失われています。くすんでいると言ってもいいでしょう。穴の中は埃がびっしりです。ハーモニカは笛やラッパなどと同様に息を使って奏でる楽器ですが,他と違っているのは吸うこともあるということです。笛やラッパは息を吐くだけです。この「吸う」というのが気になります。もしハーモニカの内部にごみなどがあればそれが肺の中に侵入するということです。これは考えただけでゾッとします。綺麗に掃除しなければなりません。

まず,両側の金具を取り外します。

内部も,もちろん汚れています。
ブラシで掃いて,エアを吹き付け,石鹸で洗いました。さらに超音波でも洗浄しました。

超音波洗浄機は眼鏡を洗うためのものです。実は眼鏡を洗うより,時計やカメラを洗うために買ったような次第です。さすがに汚れがよく落ちますね。

さて,ヘアドライヤーで乾燥させた後組み立てます。

その前に金具がひずんでいたのでハンマーで矯正しました。
試しに(へたくそですが)いくつかの曲を吹いてみました。いい音色です。言い方が変かもしれませんが,ハーモニカらしい音です。つまり,ハーモニカならではの音色という意味です。

ところで,このハーモニカのメーカ,ミヤタではないのですね。昭和楽器製造株式会社と彫り込まれています。インターネットで調べたところ,まだ健在でした。静岡県にあり,従業員(職人?)4名で力強く製造販売を続けているようです。何だか応援したい気になりました。「昭和楽器さん,頑張れ!」
なお,ミヤタというのは有名なハーモニカ奏者(だったらしい)宮田さんのことでした。
以上

FT-730R 修理完了(?)

2024-02-18 06:22:55 | 日記
ジャンク品の箱の中にFT-730RというUHF FM トランシーバが転がっていました。多分動作不良で修理も半ば諦めたものでしょう。
取り出して電源を接続すると,何と?動きます。あれ?故障品じゃなかったの?
――と言うことでしばらく扱っていると,‥‥やはり,途中から受信音が途切れました。単に途切れるだけでなく,不安定です。

これを数日間観察。電源投入当初から音が出ないときもあれば,かなり長い間正常(らしく)に出ることもあります。要するに不安定です。
しかし,無線機テスターから信号を加えていると音が出ないときでも受信ランプが点灯しています。また,スケルチを開放しても同様です。と言うことは,(高周波)信号はきちんと復調されているが音声としてスピーカが鳴動しないだけの可能性があります。ただし,スピーカ単体は無事です。

回路図で調べました。

上の図の右上の赤矢印の先にスピーカの記号があります。その信号をたどっていくと,uPC575C2という集積回路にたどり着きます。これは「2.0W音声電力増幅回路」だそうです。どうもこのICとその周辺の部品,特に電解コンデンサが怪しいと睨みました。

さっそく部品交換です。ICはすぐには手に入らないので別のジャンク品から取り出し,電解コンデンサは470uFのみ近郊のDIY店から買ってきました。
まず,470uFを2個とICを交換。——駄目でした。
つぎに47uFを手持ちのものに交換。――やはりだめでした。

万事休すかな,と思いながらやはりIC付近の電解コンデンサを指でいじっていたら4.7uFのところで変化がありました。これが最後と思いつつ交換。4.7uFの手持ちがなかったので2.2uFを2本並列に接続して取り付けました。
その結果,音が安定して出るようになりました。
取り外した4.7uFのコンデンサをアナログテスターで調べていると,テスターの指針が変な動きを示します。時おり開放(断線)状態になります。どうもこのコンデンサが元凶だったようです。

下の写真の赤点のついた部品が今回交換したものです。

送受信周波数,送信電力,スプリアスすべて問題ありません。(問題ないように調整しました。)感度は-8dBuほどでやや低下しているようですが,元来アマチュア無線機器の感度は異常に高いのでまあ問題ないでしょう。

修理を終えた無線機の前面です。

このアナログメータがいいですね。最近は液晶表示なっているのですが,昭和のハムのわたしとしてはやはり指示計器がいい。これがために不動品でも捨てきれずに保管しておいたものです。

手前にハンドセットが写っています。付属のスピーカマイクですが,本体にもスピーカが内蔵されているので時としてうるさいことがあります。そこでハンドセット側のスピーカを切り離せるようにスイッチを設けました。スライドスイッチで,左はスピーカオフ,右はオンです。

なお,液晶画面の周囲がにじんでいます。これは手に入れた当初からです。中古品ですから。しかし,液晶のバックライトが切れていたので交換したときやや無理をしたのでにじんだ範囲が拡大したような気がします。まあ,周波数は読めるので使用には差し支えないでしょう。

すっきりしました。
以上

快晴の福智山頂から太田ルートで下山

2024-02-17 13:54:45 | 日記
きょうは久しぶりのいい天気。いつもの福智山に登りました。
いつもの上野(あがの)登山口を8時30分に出発し,八丁(はっちょう)コースで頂上に着いたのは10時20分でした。快晴です。故郷の霊峰英彦山(ひこさん)がくっきり。

中央遥か後方の高山です。目を左に向けると九重(くじゅう)や由布(ゆふ)岳が,右に向けると雲仙(うんぜん)岳が見えます。西の方角海上遥か向こうには沖ノ島がちらっと見えました。

さて,下山ですが,きょうは初めて太田ルートなる道を通りました。以前から気になっていたコースです。
山頂から南に下ったところにその入り口がありました。(表示はありません。)

ここを右に下ります。予想以上に道は明瞭で,ほどよく手入れされています。このコースは沢沿いにあるので(飲み)水には事欠きません。夏はいいでしょうね。

途中休憩所のような場所がありました。

「八丁谷」と書かれています。樋にひかれた水場もあります。

およそ?時間で登りのときに横切った林道に出ました。

「太田ルート」の看板です。太田さんと言う人が開いた登山道でしょうか?もしかしたら,以前この山を拠点に活動していた山の会の会長さんかも知れません。
ここから先は勝手知ったる何やらです。

下山完了してしばらくすると町内放送から「うれしいひなまつり」の曲が流れてきました。12時の時報ですね。
童謡「うれしいひなまつり」は皆さんご存知でしょうが,その作曲者が河村光陽であること,さらにその出身地がここ福智町であることを知っている人は案外少ないのではないでしょうか?
もうすぐひな祭りですね。
以上

紅楼夢上巻を読み終えるのこと

2024-02-15 16:06:44 | 日記
去年の12月22日に金瓶梅を読み終え,直ちに紅楼夢(全3巻)に取り掛かりました。今回は金瓶梅の場合とは違って,かなり精力的に継続的に読み続けました。

その結果,本日上巻を読み終えました。

400ページほどですが,元来わたしは読書のスピードが遅いので相当苦労しました。精神的な苦労のほかに知らない漢字や比喩などが沢山出て困ります。まあ,今回はわからないところはすっ飛ばし,知らない漢字はいい加減にやり過ごしました。もっとも,次回があるとは思えませんが‥‥。

A5判の3段組。しかも,隙間なく文字がびっしりです。

金瓶梅も同じ組方でしたが,もう少し隙間があったような気がします。
愚痴を言ってもしかたありません。きょう(今晩)から中巻に取り掛かります。600ページもありますが,何とか読破したいと思っています。
以上