三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

春は芽を食べよ

2019-03-29 20:54:08 | 日記
いつか何かで読んだか聞いたことばです。
 春は芽を食べよ。
 夏は葉を食べよ。
 秋は実を食べよ。
 冬は根を食べよ。
ときどき思い出します。肉が出てきませんので農耕民族の心得でしょう。

という訳できのうは山に「芽」を採りに行きました。その目標物は針桐(ハ
リギリ)です。実は数年前その群落を発見していたのです。
針桐というのはタラに似ていますが,その棘のするどいのが特徴です。わた
しは針「錐」だと思ったほどです。しかし,味がタラより苦いため敬遠され
ているとのこと。ただその分だけライバルがいないということになります。

残念ながら針桐は見つかりませんでした。1本もです。
その代りタラの芽を見つけました。外道一筋に徹しました。

これは廃道になった林道に生えていたもの。ちょっと成長し過ぎのようです。
でも,これくらいまではOK。いただきました。
タラは一般に枝がなく,ヒョロッと幹が1本伸びていて,その先端に芽が出
ます。下の写真はその芽の部分の様子です。残念ながらボロカメラで撮った
ので背景にピントが合っています。

しかし,同じような植物はほかにもたくさんあります。見つけるのはそう容
易ではありません。下の写真で赤の楕円で囲んだところにタラがあります。

お分かりいただけますか?

きのうは棘対策をしなかったので手といわず腕といわず,体中棘が刺さりま
した。相変わらずの間抜けです。

きのうの収穫です。恥ずかしいほどです。1日かかってこれっぽっち!

家に持ち帰って糟糠に頼んでてんぷらにしてもらいました。

わたしは味盲ではありませんが,正直何の味・香りも感じませんでした。

さあ,4月に入ったらこしあぶらの出番です。請御期待!
以上

たらの芽なく針桐の芽と木耳を収穫

2019-03-27 05:49:27 | 日記
きのうも晴天に恵まれました。
毎週火曜日は糟糠とともに近場の馬ヶ岳に登る日。いつもは登山口まで自転
車で行くのですが,きのうは自動車を使いました。ある目論見があったから
で。

登山道に入ってしばらくすると針桐(ハリギリ)の芽が目に留まりました。

芽と言ってもすでに若葉の様相。一見こしあぶらに似ています。しかし,そ
の幹には棘がいっぱい。たらの木に似ていますが,その棘はたらよりはるか
に長くて鋭い。さっそくいただきました。
馬ヶ岳頂上で小休止の後,登りとは違う経路で下山開始。実は去年この道で
針桐の木を見つけていたのです。‥‥しかし,見つかりませんでした。
残念!
その代り木耳(きくらげ)が見つかりました。

枯れ木にたくさん着いています。木耳はすでに乾燥状態。さっそくいただき
ました。

下山後大坂山に向かいました。たらの芽を収穫するためです。目をつけてい
た場所に行くと……見当たりません。株ごとなくなっていました。
別の個体はすでに芽を摘まれた後でした。ライバルに先を越されてしまった
ようです。残念!

きょうの収穫。
木耳です。

針桐の芽は天ぷらにしました。


おまけ。
道端に竜胆(りんどう)の花が咲いていました。

春ですね。
以上

神楽・登山・お田植祭(求菩提山)

2019-03-25 05:33:15 | 日記
きのう(3月24日)は高気圧に覆われて晴天に恵まれました。待ちに待ってい
た求菩提(くぼて)山のお田植祭の日です。

7時50分の電車に乗り,宇島(うのしま)で下車。8時30分発の市バスに乗っ
て終点の求菩提資料館前で下車。ここから歩き始めました。
前方に犬ヶ岳と思しき峰が見えます。まだ雪が残っているようです。

求菩提山の登山道が心配になりましたが,雪は残っていませんでした。しばら
く杉の樹林帯を進みます。
木漏れ日がいい感じです。

10時少し過ぎに国玉神社に到着。すでに神事が始まっていました。
間もなく神楽の楽団(?)が座を占めました。ことしは巫女さん風の女の人が
2人います。
巫女さんの笛を吹いたり,太鼓を叩いたりする様は輝いていますね。

神楽は合計4演目ほど舞われました。
今回は最後に子ども神楽が行われ,一段と和やかな雰囲気に包まれました。

演目は「御先」のようです。ただし,2対2の合計4人の舞です。
あっ!1人が転びました。

この動作もかわいらしいですね。小学生低学年の皆さんのようです。いや,も
しかしたら入学前のこどももいたかも。

神楽が終わったら求菩提の頂上に向かって登ります。ここは非常に急な
<と,ここまで書いて「システムのメンテ」とやらで遮断されました。
続きを書きます。>
上り坂で,40度ほどあるのではないかと思えます。

とにかく休まず登り続けて頂上に到着しました。上宮があります。

頂上(標高782m)は樹木に囲まれて眺望はありません。社殿の背後の樹林の
中にもぐりこんで一人昼食を済ませました。

再び国玉神社に戻ると,丁度お田植祭が始まったところでした。正直なところ,
お田植祭は何度か見たことがあるのであまり感動はありません。今回はその進
行がやけに速く感じられました。以前はもっとゆっくりと,ユーモラスに行わ
れていた気がします。
一番人気の牛による田鋤きの場面です。

今の若い人には理解できないでしょう。畜力による農耕は理屈では分かっても
その実際は見たことのある人でないと理解できないと思います。
お田植祭の主要な行事は1時間ほどで終了しました。なんだかサラッと終わった
ような印象です。
写真を撮る人へのサービスか?広場では再び神楽「御先」のクライマックス部
分が演じられました。

さて,バスに遅れないように下山開始。
下山しながら気づいたのですが,ほとんどの人は自動車で下ります。いや,
全員と言ってもいい。みなさん自家用車でかなり上まで来ていたのですね。
道のそばに名前は忘れましたがよく山で見かける花が咲いていました。

春ですね。今度はたらの芽が目に留まりました。

摘んで帰るにはちょっと早すぎます。
快晴のいい一日でした。

余談。春はこの種の行事が多い。
4月14日(日)松尾山のお田植祭,桧原(ひばる)山の桧原マツ
 注.桧原マツの「マツ」は「祭り」が縮まったものだということです。しか
 しわたしは「松会(まつえ)」が語源ではないかと思います。現在の桧原マ
 ツではこの松会の行事は行われませんが,かつてはあったのではないかと想
 像する次第です。
4月21日(日)等覚寺(とかくじ)の松会(まつえ)
みなさんも如何ですか?
以上

直流電源装置を加工

2019-03-23 19:21:33 | 日記
最近の無線機はその電源として直流13.8Vの供給を必要とするものが多い。
一方,無線機側の受電コネクタは統一されていない。無線機の利用者が個別に
対応しなければならない。わたしはエーモン製のT型コネクタを使用して共通
化を図っている。
今回直流電源装置に手を加えてエーモン製のコネクタを直接接続できるように
した。
まず,直流電源装置の最初の状態をお目に掛けよう。

第一電波工業製のごく普通の物である。電線で接続できるコネクタが2組。自
動車のシガーライター仕様の物が1つ装備されている。
参考までに背面の状態は以下のとおり。

ご覧のとおりねじ端子台で接続できるようになっている。
コネクタを取り付けるためには前面パネルを切り欠かなければならない。ドリ
ルとやすりを使ってその穴を開けた。

前面パネルの左側に上下反転した凸状の穴がお分かり頂けるだろうか?
コネクタを取り付けた状態を内部から見たところ。

赤い楕円で囲ったところが追加したコネクタ部分である。
完成した外観。左側に黒いコネクタが認められよう。

無線機からの電源コネクタを接続して運用状態にした。

初交信もうまくいった。
まあ,アマチュアの工作としてはお遊びに近いものであった。
なお,このエーモン製のコネクタは電線の中間に入れるものであって,装置な
どの固定側に取り付けるものがない。そこで,今回はそれを工夫して強引に固
定側コネクタにしたものである。その詳細は面倒なので説明しなかった。
以上

田川民俗芸能祭

2019-03-22 04:57:18 | 日記
田川民俗芸能祭なるものを観てきた。第4回目だという。解説者の話から推すと
2年ごとに開催されているらしい。すると第1回は6年前の2013年に開催された
ことになる。
会場は田川市の中心部にある田川青少年文化ホール・小ホール。前回わたしが
行ったときは県立大学構内であった。
10時半開始ということで余裕をもって家を出たのだが,国道が混んでいて遅刻
してしまった。
会場についたときはもう最初の演目は終わっていた。

そうそう,当日の演目は以下のとおり。
1.おおとう音頭(大任町)
2.稲荷神社金田一区獅子楽(福智町)
3.田植祭(糸田町)
4.大内田岩戸神楽(赤村)
5.彦山踊り(添田町)
6.上伊田西の獅子楽(田川市)
7.香春盆踊り(香春町)
8.春日神社岩戸神楽(田川市)
田川地区の各市町村から出ているようだが,川崎町が見当たらない。その代り
田川市から2つ出されている。

さて,会場に入ると獅子楽が始まったところであった。

小ホールとはいえ,500人ほどは着席できそうな規模である。しかし,観客は
50パ-セント程しかいなかった。

つぎは期待していたお田植祭。糸田町の金村神社で毎年3月15日に行われる行
事で,親しみと尊敬をこめて(?)「おじゅごんち」と呼ばれる。ことしは天
気が悪かったので見に行かなかったのである。

一般にお田植祭は山伏と深い関係にあるのだが,このおじゅごんちは山伏との
関係がないように思えた。しかし,内容は通常のお田植祭と同じ筋書であった。
田を鋤く牛がのらりくらりとし,時には暴走するのが面白い。何よりその顔が
かわいらしい。

つづいて大内田岩戸神楽。
演目は綱御先の舞で,築上町の赤幡神楽である。

御先というのは結構有名といか,代表的な神楽だと思うが,今回の「綱」御先
は初めて。しかし,正直なところ面白味に欠けていた。

そのつぎは彦山踊り。添田町で生まれ育ったのに,添田にいたときはこの踊り
のことはまったく知らなかった。

静かな踊りで,まあこんなものかという印象。

ひき続き上伊田西の獅子楽。
初めて見た気がする。

獅子が観客席に降りてきて幼児に近づいたら,その子は大声で泣き出した。わ
たしが子供の頃正月に獅子が各戸を回っていたことを思い出した。

つぎは香春盆踊り。

パンフレットの紹介文が難解で,由来がよく分からない。盆踊りとなっているが
盆行事以外でも踊られるとのこと。

最後は春日神社岩戸神楽。
これはご存知天照大御神が天窟屋に隠れたとき,その前でアメウズメが踊って,
手力男命が岩の扉を動かして天照大御神を呼び戻す場面である。

古事記ではアメノウズメノミコトが踊るとその場にいた神々が大笑いしたことに
なっているが,この神楽ではそのような雰囲気ではなかった。

13時20分頃すべて終わった。最初50%ほどいたと思われた観客も,この時点では
かなり少なくなっていた。
会場を出ると野外会場でグルメの行事が行われていた。曇っていた空も青空になり
暑いほど。

何か食べようかとも思ったが,やめて直方のびっくり市でビビンバ(pibimpap)
を食べた。
以上