三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

Les Misérables

2020-11-28 05:49:29 | 日記
レ・ミゼラブル,読み進めています。わたしは読むのが遅いので今
ようやく第3冊目を読み終えたところです。
残るはあと1冊。当初の予想どおり,月1冊のペース。年内には読
み終えるでしょう。
そんな中,昨日書店に行って子ども向けに書き直された英語版を発
見しました。

上の写真で,右側は文庫本の第4冊,左側が昨日買い求めた英語版
です。
この英語版,難易度は「1」(STAGE 1)ということです。巻末に
難易度の解説がついています。それによると,難易度は STARTER
に始まり,STAGE 1 から STAGE 6 までに分けられています。
STAGE 1はおよそ中学2年生のレベルだそうです。文法的には過去
形・等位接続・縦続接続が使われるとあります。
参考までに,以前投稿した "Alice's Adventures in Wonderland" の難
易度は STAGE 2 でした。
そんなことより,レ・ミゼラブルをやさしい英語で楽しみたいと思
います。子ども向けに書き直されており,分量も思い切って減らし
ている(本文44ページ)ので要点が掴みやすいのではないかと期待
しています。
ページをめくってみました。

コゼットが,幼い頃預けられた宿兼居酒屋の女将さんに言いつけら
れて夜に森まで水を汲みに行った場面のようです。傍に立っている
男はジャン・ヴァルジャンでしょう。
さて,現在読んでいる文庫本と「自転しながら公転する」にさらに
1冊追加され,「3兎を追って3兎を得」なければならなくなりま
した。
頑張ります。

無線機 TM-431 を修理

2020-11-23 12:52:58 | 日記
ケンウッドの TM-431 という中古の無線機を修理することになりました。430 MHz帯の
FM トランシーバ。出力は 10 W です。
調べてみると,ケンウッドからは 430 MHz のトランシーバとして,TM-401, TM-411,
TM-421, TM-431, TM-441 などと続いて販売されているようです。多分3桁の数字の真ん
中は開発/発売順序を表すのでしょう。すると,この機種は4代目ということになりま
す。
まず,外観をご覧ください。

手にしたときの状態は以下のとおりでした。
① 音が出ない。
② メモリーできない。
③ 表示が出ない。
④ ダイヤルが機能しない。
要するに無線機としては全く使えない状態です。
では,修理にかかりましょう。

まず,①を調べるために,外部スピーカコネクタに手持ちのスピーカをつないでみまし
た。すると受信音が出ます。つまり,内蔵スピーカの故障です。さっそく手持ちのスピ
ーカの中から適当なものを選んで交換。良くなりました。

②は内蔵バッテリーが消耗しているに違いありません。無線機を分解して電池を取り替
えました。(電池=リチウム電池=は内部の基板にはんだ付けされているので,交換す
るには基板を取り出さなければなりません。)
メモリー機能は正常になりました。

つぎに③の件ですが,これはしばらくいじったり放置したりしていると正常に戻りまし
た。この種の表示素子は初めてなので動作原理のようなものがよく理解できません。と
りあえず,だましだまし使うことにしました。上の写真はそんな一場面です。

表示が不安定なことを除いては④の問題が残るだけです。ダイヤルが機能しなければ周
波数を変えることができません。しかし,ハンドセットに備えられている周波数の UP,
DOWN はできるのです。すると,周波数変更機能そのものは健全だということになりま
す。だましだまし使うとはこのこと(周波数はハンドセットの UP, DOWN スイッチを使
う)を指します。
どうも気にくわないので徹底的に調べて,できればダイヤルを使えるようにしたいとの
ことで挑戦しました。「こわれても構わない!」
前面パネルを外しました。

ダイヤルは赤楕円で囲まれた部品,すなわちロータリーエンコーダです。このエンコー
ダから6つの電極が出ています。テスターで調べると1本は回路 GND(ground, 回路の基
準電位)につながれており,軸を回すと1本だけが導通/非導通を繰り返しました。つ
まり,他の4本が機能していないことになります。
取り外しました。

この中の接点が接触不良を起こしているはずです。ちょっと躊躇しましたが,思い切っ
て分解しました。

上の写真のとおりです。内部が煤のようなもので真っ黒に汚れています。
アルコールで洗浄しました。綿棒の先端の汚れ具合をご覧ください。

とにかくひどい汚れでした。また,摺動型接触子が少し浮いているように思えましたの
でマイナスドライバーでこじ上げました。
組み戻してプリント基板にはんだ付けです。ダイヤルは機能を回復しました。

ここに来て表示が一層不安定になりました。どうも表示部分と本体との間のコネクタの
接触不良のようです。そのコネクタの様子は下の写真のとおりです。

問題のコネクタを赤の楕円で囲んでいます。認めにくいでしょうが,本体側のコネクタ
の接触子が短いのです。これでは不安です。
そこで思い切ってコネクタを外して電線で直接つなぎました。

黄色い線6本です。
これで表示問題は解決!と思いきや,真っ暗です。
考えてみると,表示基板には液晶表示器だけでなく,LSI も載っています。それが正常
に動いているのにコネクタの不良はないであろう。まったく見当不足でした。
光源はムギ球と呼ばれる小さな白熱電球(と思う)です。上の写真の基板両側にありま
す。赤の楕円で囲んで示しています。
ムギ球の両端の電圧を見ると8V あります。きちんと電圧がかかっているのに点灯しな
いのです。すると,これはもうこのムギ球の故障(断線)しか考えられません。
近くの DIY 店に行ってムギ球を買ってきました。(最近は DIY 店にもムギ球などが売ら
れているのですね。助かります。)しかし,サイズが合わず交換断念。
次善の策として LED に交換することにしました。
まず,手持ちの LED の中から適当なものを選んで取り付けたところ,画面はほとんど
明るくなりません。どうも LED 発光の指向性に問題があるようです。ムギ球のように
中心から空間に一様に放射するものでないと駄目なようです。
再び DIY 店に行って透明な LED を買ってきて取り付けました。

上の写真で両側の楕円内が LED です。両者に亙って抵抗器(赤矢印の先)が取り付けれ
ています。これは電流制限用です。
何とか画面が安定して見られるようになりました。

光源がムギ球から LED に変わったため,画面が元どおりの色ではないようです。しかし,
まあ問題ありません。
上の写真は受信状態のもので,Sメータ(到来電波の強さ)が強く輝いています。

何とか普通に取り扱えるようになりました。受信感度,送信出力,周波数安定度,周波数
偏移,スプリアスなどの測定・調整が残っています。
以上


寒い朝

2020-11-22 08:04:34 | 日記
ここのところ暖かい朝が続いていましが,きょうは久しぶりに冷え
込みましたね。まあ,冷え込んだとはちょっと大袈裟ですが。毎朝
4時起床(を目標)にしているのですが,今朝は起きづらく,5時
少し前まで蒲団の中にいました。
糟糠の寝台を見ると,何とワンちゃんが蒲団の中に潜り込んでいま
す。

羽毛蒲団にくるまってぬくぬくです。どうもウチのワンちゃんは自
分も人間だと思い込んでいるようです。(どこのペットもそうでし
ょうか?)

ところで,表題の「寒い朝」。石坂洋次郎の中編小説にありました
ね。学生の頃氏の小説を夢中になって片っ端から読みました。
寒い朝は映画化され,テレビドラマとしても何回か放映されたよう
です。その中で(と言ってもそれしか観たことがない)一番印象に
残っているのは葉山葉子が主人公の作品です。葉山葉子と言っても
知っている人はほとんどいないでしょう。
ところで,今書店に行っても石坂洋次郎の作品は1冊もありません。
厳密に1冊もないのかどうかはわかりませんが,少年の頃文庫本の
棚にずらっと並んでいたことを思うと不思議な気がします。
数年前古書店で「台風とざくろ」という氏の本を発見しました。さ
っそく買って帰って読んだのですが,何とも面白くない話でした。
氏の晩年の作だそうです。
話が変な方向に行ってしまいました。ご容赦を。
以上




ペーパーナイフ

2020-11-20 18:31:48 | 日記
今朝玄関で竹の破片を発見。幅 4cm,長さ20cm ほど。先日あるも
の拵えたときの残りであろう。

傍にある蛙は関係ありません。
どう処分するか?そう思った瞬間,「ペーパーナイフを作ろう」と
思いつきました。
そう決めた瞬間,もう頭の中はどのように仕上げるか,その構想で
いっぱい。
まず,節をどうするか?いろいろ考えましたが,捨てることに決定。

幅は?
少しだけ考えた末,半分に。

こうすると,万一失敗してももう1本挑戦することができます。
後はひたすらナイフを使って削るだけ。削って削って。このように
なりました。

自分なりに考えた姿です。手元にある市販のペーパーナイフと比較
すると

ご覧のとおりです。わたしのものの方がずんぐりむっくりですが,
まあいいでしょう。これも個性です。
ところで,市販品はソウル大学校の売店で買ったものです。もう20
年ほど前のことになります。
その頃ソウル大学校(Seoul National University)には3度ほど行きま
した。2度は仕事で,そして1度は遊び(観光)で。上の写真のペ
ーパーナイフには2000年と記載されていますのでもう20年前のこと
になります。いやはや光陰如矢。

ところで,きょう「自己紹介」欄の記述を書き改めました。よかっ
たらこちらもご覧ください。
以上

ボール盤を手入れ

2020-11-18 18:35:07 | 日記
ボール盤とは金属や木材などに穴をあける機械です。
1箇月ほど前にフリーマーケットで手に入れました。かなり古いも
ので,その電源コードは経年変化でコチコチです。このままだとひ
び割れて漏電する危険があります。
そこで,きょうそのコードを取り替えました。

そのためにはコードが収まっている場所の蓋を開けなければなりま
せん。上の写真の赤丸で囲んだ部分です。ねじが錆び付いているの
ではないかと心配でしたが,意外に簡単に外れました。

モータからの接地線を固定するねじが変です。皿ねじが使われてい
ます。上の写真の赤矢印でしめしたところです。これもついでに取
り替えましょう。
コードを固定すのに面白い部品が使われています。

ねじで固定してコードが動かないようにしています。上の写真の赤
〇で囲んだ部分です。
コードを取り替えました。接地線つきです。モータからの接地線と
一緒に筐体に固定しました。もちろん,上で述べたとおりねじは取
り替えました。真鍮製です。

蓋をかぶせて終了です。ただし,蓋を固定するねじも取り替えまし
た。こちらはステンレス製です。

いずれのねじもISO規格の新ねじに準拠されてたので助かりました。
さあ,これからは漏電の心配なく使えます。
モータからのコードも経年変化でコチコチですが,こちらは取り敢
えず今回はそのままに。モータまでバラス気力がありませんでした。
以上