三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

久しぶりの福智山

2014-07-21 20:02:59 | 日記
久しぶりに福智山に登った。ほぼ1か月ぶりであったろう。
九合目付近の,いつも確認するヤマボウシが実をつけていた。もちろん,まだ青(緑)い。

これから徐々に赤くなってゆくのが楽しみだ。
ここを過ぎると,間もなく頂上が見えてくる。
残念,きょうは深い霧のため頂上が見えない。――と,思いきや急に霧が晴れた。急いで頂上の「山」をパチリ。

頂上に岩の山の字が認められるであろう。これはわたしの発見ではなく,某登山者から教えてもらったものである。
知人からの情報では頂上直下の柿欄が咲いており,20日頃はもう満開を過ぎているであろうとのことであった。たしかに,そのとおりであった。しかし,盛りを過ぎていたとはいえ,今年も柿欄の花を見ることができた。

頂上でしばし休憩。シャツを脱いで絞ると汗がしたたり落ちてきた。
それにしても眺望が悪い。英彦山は全く見えない。それどころか,すぐ近くの足立山さえ定かでない。貫山がかすんで見えるほどだ。
汗が引いたところで下山開始。
オレンジ色のユリ科のような花を発見。ニッコウキスゲに似ているが,どうだろう?ノカンゾウかな?

灌木地帯の急な坂道を降りていると赤いものが目に付いた。タマゴタケであろう。傘が少し開き始めたところのようだ。

本当にタマゴタケなら食べられるのであるが,完璧な自信がない。よって,食べないことにした。
林道に出てしばらく行くと白い葉が目に付いた。マタタビの葉である。

よく見ると実をつけている。もう,こんなに大きくなっているのだ!
残念と言うべきかどうか,虫にやられてかぼちゃのようになっている。虫がつかなければ本来はどんぐりのような形である。

北部九州もきょう梅雨が明けたという。次回は青空のもとで思い切り写真が撮れることを楽しみにしている。

掘り出し物

2014-07-18 20:41:56 | 日記
最近なぜか悶々として楽しまない。
そんな状況の中,近郊で開催されたフリーマーケットに行ったら思いがけない掘り出し物があった。そのせいか急に気持ちが晴れやかになった気がする。
そこでブログに書としたらその手順がわからなくなっていた。それもそのはず。何と10日以上も空白になっていたではないか?

さて,フリーマーケットは本来9時開始であるが,6時30分過ぎにはすでにかなりの人でにぎわっていた。

業者(出品者)は9時開始までに徐々に商品を搬入してくる。トラックなどから商品を下して開梱・陳列と併行して客はいろいろ物色する。何と慌ただしいことか!

しかし,この活気がまたなかなかいいのである。
会場を一回り,二回りしているうちに商品が増えてくる。今回はいいカメラが見つからない。
ふと,小物雑貨を並べているところを見ると,!と来たものがあった。手に取るとそれはヒューレット・パッカード社のモデル11Cという電卓であった。

ケースはまだしっかりしている。中身を取り出した。綺麗だ。しかし,スイッチを押しても何の反応もなかった。裏面に1,000円という値札が貼られていた。
とにかくこれはすごい掘り出し物だ。さっそく買おうと思ったが,店主がいない。待つこと15分ほどだったろうか?ようやく店主が戻ってきた。
「これをください。」というと,「電卓ですか?待たせたので200円。」という返事。震える手で200円を渡して電卓を手に入れた。
帰宅して電池を交換すると正常に動き出した。

写真をご覧いただきたい。10円硬貨を置いている下には前の持ち主の印が貼られている。それはともかく,この10円硬貨から全体の大きさが推定できるであろう。
ご存知の方はご存知だろうが(←当然のこと),この電卓は逆ポーランドという方式である。上の写真をよく見ると=のないことがお分かりいただけるであろう。逆ポーランドでは=は不要なのである。たとえば,2+3=5という計算は2E3+と押す。ここでEとは〔Enter〕キーのことである。実はこの手順は日本語に適合しているのである。つまり,上の計算は「2と3を足す」ということである。「と」というのが〔Enter〕に相当する。
リサイクルショップやフリーマーケット巡りをしながら,ヒューレット・パッカードの電卓にいつかは巡り合いたいと思っていたのがきょう実現したというわけである。

英彦山のバイオトイレ

2014-07-05 15:07:21 | 日記
前回の日曜日に引き続き,きょうも英彦山(ひこさん)に登りました。前回同様,今回も頂上にあるバイオトイレの管理が目的です。管理と言えば恰好いいのですが,早い話がトイレの掃除です。
6時頃家を出て,登山口の銅鳥居(かねのとりい)に着いたのは7時過ぎでした。

奉幣殿まで長い階段が続きます。背中の荷物が途中何度も荷崩れを起こしそうになりましたので奉幣殿で小休止に合わせて荷造りのし直しです。下の写真を見ればお分かりのとおり,背負子に玄関マットとキスリングです。

9時過ぎに頂上に着きました。上宮のすぐ裏側に休憩所があり,それにバイオトイレが併設されています。霧と小雨にかすんで見えます。

掃除を済ませて玄関マットを置きました。本当はドアの外に置きたかったのですが,そうするとドアの開閉に支障の出ることがわかったのです。

登山者にはこのマットで靴に着いた泥を落としていただきます。
いつまでもトイレが綺麗に使われるといいですね。これからも時間と体力の許す限り続けます。

三個一の万年筆

2014-07-03 19:52:14 | 日記
わたしが子供の頃は,中学生になると万年筆を,高校生になると腕時計を買ってもらうのが習わしであった。わたしも中学生になったとき,兄からパイロット製の万年筆を買ってもらった。
しかし,それもいつの間にかなくしてしまった。
先年,リサイクルショップで同型の万年筆が格安で売られていたので買って帰った。しかし,吸入器が劣化しているほか,部品の欠損などもあって使い物にならなかった。ただし,ペン先は健全。
このたびインターネットオークションでやはり同型の万年筆が安く出品されていたので落札した。ただし吸入器が欠損していたほか,ペン先部分に部品の欠損があった。吸入器は手持ちのパーカーの万年筆から取って充て,ペン先部分は先年買ったものを使えばよかろうと考えたのである。つまり,パーカー,パイロットの万年筆×2個の合計3個から1個を組み立てることにした。下の写真をご覧いただきたい。

左から,今回手に入れたパイロットの万年筆,先年リサイクルショップで買った万年筆,それにパーカーの万年筆である。
パーカーの吸入器(コンバータと言うらしい)はそのままではうまく取りつかない。そこで先端を切断し,内径をドリルで拡げたのである。下の写真のとおりぴったりはまった。

早速インクを吸入して試し書き。書き味はなかなかのもの。

キャップをかぶせると立派な万年筆ではないか?中学生時代を思い出す。あしたから活躍してもらおう。

PILOT SUPER 100

キスリング

2014-07-02 19:27:22 | 日記
フリーマーケットで珍しい計算尺を手に入れましたが,そのときもう一ついいものを手に入れていたのです。とにかく,まず写真をご覧ください。

キスリングです。やや疲れてはいますが,格安の200円でした。
キスリングをご存知の方は懐かしく思われるのではないでしょうか?ご存知でない方はどことなく汚らしいリュックサックに見えるかも知れません。
キスリングがスイスのキスリング氏の考案にかかるものと知ったのは,一般に使われなくなってからのことでした。
わたしが,登山を始めたころ(20代前後)は,登山用ザックと言えばほとんどこのキスリングでした。両側に大きなポケットがついていて,なかなか便利でした。しかし,横に長くなり,木立や藪の中を歩くときは大変でした。両側のポケットが引っかかるのです。
当時の若者は登山以外の旅行にもこのキスリングを利用していて,人通りの多いところでは体を横にして歩くことから「カニ族」と呼ばれたそうです。
つぎの写真は内側に縫い付けられた注意書きです。

ルックザックと書かれており,キスリングという言葉は出てきませんね。もみ洗いしたり,洗濯機で洗ったりしてはいけないと書かれています。また,色移りするので,色がついてもいい服を着るようにとのことです。
実は,わたしは今でもキスリングを愛用しています。もし,近くの山でキスリングを担いだ初老の登山者を見つけたら,それはわたしかも知れません。
余談ですが,この記事を書くにあたってインターネットで検索していたら,今でもキスリングの製造販売をしている業者がいることを発見しました。受注生産でかなり時間がかかるとのこと。気になる値段はン万円するようです。
お詫びと訂正: 先日の「サルナシを確認しました」の記事の中の日付が間違っていました。6月28日ではなくて6月29日でした。お詫びして訂正いたします。