三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

28MHz帯FMトランシーバ

2024-04-21 18:21:12 | 日記
ハムならお判りでしょうが,28MHz帯とは28.0MHzから29.7MHzまでの帯域を言います。波長に換算すればおよそ10mになるので10mと呼ぶこともあります。
さて,このたびこの28MHz帯のトランシーバが回ってきました。電波形式はFM,正確にはF3E,のみです。バンドプランでは10m帯でFMが使えるのは29MHz以上ですから,実質的には29MHzトランシーバということになります。

まずはその外観をご覧ください。

赤色LEDが62と表示していますが,これは29.62MHzを表しています。無線機テスターからの信号を受けていますのでダイオードの棒グラフ(Sメータ)が輝いています。

背面です。

アンテナ接続用M型コネクタは直ちにBNCに取り替えました。この方が便利です。
また,電源コネクタも取り替えました。ついでにヒューズも挿入。

出力はおよそ10Wありました。仕様どおりです。
一方,気になるスプリアスは?

上のスペクトルのとおりです。基本波より高い周波数領域に不要輻射は見られません。これには驚きです。
ところが,14MHz付近にやや大きな不要輻射があります。これはいけません。しかしまあこの程度ならハイパスフィルタで取れそうです。

参考までに内部をお見せしましょう。

昔懐かしい紙フェノールのプリント基板にディスクリート部品ですね。これなら何か問題があっても何とかなりそうです。ただし,回路図などの資料のないのが難点です。
以上

無線機の冷却ファンの騒音を低減すること

2024-04-18 10:50:28 | 日記
IC-706MKIIGSという無線機があります。IC-706MK2GSとも表記されます。II(=2)の文字の取り扱いに難点があるからです。
この無線機は 1.8MHz から 430MHz までのアマチュアバンドをすべてカバーし,筐体が小さいのでなかなか重宝します。ただし,小さいがために熱がこもり,これがために冷却ファンが内蔵されています。そのファンが回転するとものすごくうるさいのです。その騒音が嫌になって一度手放したことがあります。


このたびファンの騒音を消すためにファンの電源コネクタを引き抜いて使っていました。すると,単に無線機の電源を入れただけの状態で長時間放置すると送信できなくなりました。送信ボタンを押すと全体がシャットダウンしてしまうのです。これは内部が過熱状態になったため保護回路が働いたに違いありません。

そこで,ファンそのものを撤去しました。こうすると内部に空間ができて通気・冷却に効果があると期待されたからです。
それでも筐体の天板を触ったらかなり熱くなります。放射温度計で測ったら36℃でした。そのときの室温が23℃だったので温度上昇分は
36-23=13〔℃〕
となります。これは筐体の外側の温度ですので当然内部はもっと高いはずです。

そこで,つぎの一手としてファンを元に戻して印加電圧を落としてやろうと考えました。電圧を下げて回転数を落とし,それによって風切り音の低減をはかるものです。その代わり常時回転させます。経験ではわずかな風さえ通れば温度上昇は格段に減ります。
事前の実験では定格電圧13.8V(?)に対して約半分の6V程度まで下げれば騒音はかなり減ることがわかりました。回路としては簡単に直列に抵抗を挿入します。インターネットで調べたらその抵抗値は200Ωがよいとのことでしたが,わたしが実験すると200Ωでは回転しませんでした。

問題は電源をどこから取るか?です。下の写真にファン周辺の初期状態を示します。

写真中央左側の大きな楕円で囲んだところがファンです。その右上(下向き矢印)にファンの電源コネクタがあります。
で,電源をどこから取るかですが,インターネットの情報では写真中央右側の上向き矢印の先にあるコイル(L613)の裸巻き線から+(13.8V)が得られるとのこと。わたしなりに周辺を物色しましたが,このコイルが一番いいようです。
では,ーは? プリント基板上の銅箔を眺めましたが,なかなか適当なランドが見つかりません。そこで思いついたのがプリント基板の固定ねじ。上の写真の左向き矢印の先です。これにしました。

さて,具体的にどうやってつなぐか?できるだけ原型は壊したくない。つまり,いつでも初期状態に戻せるようにしておくのです。中継コネクタが一番いいのですが,肝心のコネクタの手持ちがありません。
そこで思いついたのはファンから出ているリード線のコネクタ付近の被覆を少しだけはがしてそこではんだ付けするのです。ー側はM3用圧着端子に100Ω1Wの抵抗器をつないで,その反対側にファンからのー側リード線をはんだ付けしました。

うまく行きました。

右向き矢印の先端に+極(コイル)が,上向き矢印の先端に100Ωの抵抗器が見えます。また,右端には使われなくなったコネクタ(円の中)が宙に浮いています。

組み戻して電源を投入し,2時間以上経過したときの筐体の天板の温度は27℃でした。そのときの周囲温度(室温)は20度でしたので温度上昇分は
27-20=7〔℃〕
です。効果は歴然としています。
気になる騒音ですが,期待したレベルよりやや高い感じです。それでも初期状態のヴオーという騒音に比べたら大きな違いがあります。取り敢えずこれでガマンガマン。
以上

春の移り変わり

2024-04-08 04:46:29 | 日記
昨日投稿するつもりでしたが,投稿前に寝てしまいました。わが家の庭の植物の生育状況です。
桜は満開を過ぎて散り始めました。

ちょっと大げさですが,地面が桜の花びらで埋め尽くられています。

予備駐車場兼藤棚には藤の花芽が沢山!

開花が楽しみです。

楽しみな開花はもう一つ。

柿の花です。新しい葉っぱと併行して花芽も出るのですね。
この柿はわたしの故郷の隣村の特産店で買って来た柿を食べた残りの種をまいたものです。シンメーターと呼ぶ甘柿です。去年数個実った柿は半分渋い感じでした。甘柿の種から発芽した柿の実が必ずしも甘いとは限らないことは知っています。ですから,本当は接ぎ木がいいのでしょうが。それでも楽しみです。
以上

緊急ダニ速報

2024-04-06 07:47:27 | 日記
昨日コシアブラの生育状況確認のため山に入ったことを報告しました。
その夜,机に向かっていると何やら左腕に小さなごみのような点が見つかり,右手の指で取り除いたのですが,その後行方が分からなくなりました。何しろ小さなもので0.5mm以下というほどでした。

入浴後就寝。夜中に体に痒みを感じましたが,睡眠に大きな支障が出るほどではなくそのまま朝まで寝てしまいました。

起床後,体の特に腰あたりが痒い。見ると赤く腫れています。そこで念のためシャワーを浴びました。このとき石鹸は使いませんでした。

浴室から出て寛いでいると痒みが一段と増し,裸になって痒い所をよく観察したところ黒っぽい点のようなごみのようなものを発見。爪でかきとってガムテープに貼り付けて虫眼鏡で見たところ足が見えます。ダニでした。
その後全身をよく調べるとつぎつぎに見つかりました。

全部で20匹以上とれました。ガムテープの上で足をばたつかせています。

拡大してみました。

認めにくいでしょうが,ダニです。足を見ると6本のようです。普通ダニは8本と言われています。インターネットで調べたところ,幼虫は6本で成長すると8本になるとか。ということはまだ子供のダニということでしょうか?

これまでも山でダニを見たり持ち帰ったり(衣服や肌に着いたりして)したものはもっとサイズが大きかった。マダニだと思っています。すると,これはマダニではないのか?それともマダニの子どもか?
これまで(のマダニ)と違ってダニの口・頭がわたしの皮膚の下に食い込んでいません。したがって,爪でかくとすぐ取れました。

それにしても大量のダニを持ち帰ったものです。
もっとも,わが家には犬が1匹いて,その上野良猫が3~4匹出入りしています。これらの動物が運んだのかもしれません。それにしても,糟糠には被害がありません。やはりわたしがきのう山から持ち帰ったのでしょうか?

きのう山には行きましたが,ダニを警戒して藪には入っていないつもりです。しかし,草地や上から垂れ下がる樹木の下をくぐったりはしました。このような行動も慎むべきでしょうか?
入浴・着替えも効果がない,あるいは限定的であることが分かりました。
取り敢えず,今年は山菜取りをやめます。また,登山は開かれた登山道のみを歩くことにします。
以上

こしあぶら生育状況

2024-04-05 19:45:57 | 日記
きょうの夕刻急に思い立ってコシアブラの生育状況を確認のため近場の山に登りました。
多くの個体はまだまだ芽の状態で山菜と言える状況ではありませんでした。しかし,中には成長著しく食べごろの葉っぱになった個体もあります。

ただし,このような大木ではとても葉を摘むことができません。

摘めるのは高さがせいぜい2~3メートルのものです。
これはもう収穫できます。(やや成長し過ぎ。)

きょうの成果です。

もともと生育状況の調査のための山でした。成果がこれでけあれば充分でしょう。
以上