三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

芸術の秋

2018-10-28 18:47:03 | 日記
という訳でもありませんが,きょうは久しぶりに美術館で絵画を鑑賞しました。
場所は福岡市の県立美術館。丁度バレル・コレクション展が開催されていまし
た。いや,順序が逆ですね。バレル・コレクション展が開催されていたからそ
れを見るために県立美術館に行ったのです。

本当に久しぶりです。前回はビュッフェ展でしたので,もう15年ほど昔のこと
になります。
絵画は印象派のものです。わたしの(会ったことはないが,名前くらいは)知
っている画家もいれば初めて聞く画家もいました。
中では写真は撮れませんので詳細は語れません。何しろ記憶力の低下が著しく
て…。
でも,2枚の絵に限って撮影が許されていました。
これはドガの絵です。

相変わらず踊り子の絵です。
これはクールベの絵。

クールベと言えば「石割り(?)」程度しか知りませんでした。こんな人物画
も描いていたのですね。

今回の印象派の絵画を見て2つの発見がありました。
(1)室内の絵は暗い
印象派の絵がこんなに暗いとは思いませんでした。今風に考えれば,夜フラッ
シュを使って撮った写真のようです。
(2)逆三角形の構図
セザンヌはたしか三角形の構図で画面に安定感を持たせたと思います。今回見
た絵画の中でモンティセリの描いた風景画は逆三角形でした。不安定になるの
ではないかと思いましたが,かえって対象を拡げる効果のあることを知りまし
た。

今回初めて知った画家としてブーダン(Boudin?)がいます。印象派らしい絵を
描いていました。特に洗濯女を描いた絵は素晴らしかった。

気付いたら12時を過ぎていました。帰らなければなりません。
博多駅のいつもの店でいつものものをいただきました。

博多駅に来たらかならずこの店で食事です。
以上

萩の花が満開

2018-10-24 04:46:55 | 日記
気付いたら萩の花が満開になっていました。

わが家の猫の額ほど庭の外壁の外に植えているものです。
わたしは花や植物には疎く,萩と聞けば食べ物の「おはぎ」を連想する程度で
す。このお萩,春は「ぼた餅」と呼び,秋は「おはぎ」と言うのだということ
も最近知りました。もっとも,この説が正しいのかどうかも分かりません。
拡大して撮ってみました。

絶えず風が吹いてなかなか焦点が定まりません。風が止む瞬間を狙ってシャッ
ターボタンを押すのですが,その瞬間また吹いています。

「大字典」で萩を調べたところ,①シウ,セウ,シウとあり,意味はヨモギ,
②特訓としてハギが載っています。

「牧野植物図鑑」ではさすがに詳しく,単純なハギというのはなく,ヤマハギ
のことだそうです。秋の七草の一つとあり,萩の字は国字であり,萩(ヨモギ)
とは別字との説明があります。

素人の私にはどう解釈したらいいのか分かりません。
はっきりしているのは萩の字はヨモギにもハギにも使われるということです。
(しかし,わたしはヨモギは蓬という字を使います。)
わたしの解釈では「咲」の字と同じようなものではないかと思います。本来
「咲」という字は「わらう」という意味だそうで,それだからこそ口偏なので
しょう。漢文では花が咲くことを「花開」(はなひらく。)と書きます。つま
り,開という字を使います。日本人は是非「さく」という字が欲しかったので
すがその字が漢字にない。そこで,本来全く意味の違う咲というじを「さく=
咲く」に充てたと聞いたことがあります。
萩も同じように「はぎ」という漢字が欲しかったのですが,該当する字がなか
ったので,本来は「よもぎ」という意味の萩を借用したのではないでしょうか?
あるいは,秋の草だから草冠に秋と書いて国字とした。それが漢字の萩に一致
した。――こう考えます。
いやはや,萩の花から大変な記事になってしまいました。ほこりをかぶってい
た牧野植物図鑑や大字典まで引っ張り出す羽目に。
以上

Canon EX auto

2018-10-23 04:52:22 | 日記
カメラを頂きました。まずはその外観をご覧ください。

劣化して革ケースがぼろぼろになっています。革ケースと書きましたが,正確
には革ではないようです。この時代から革製ではないケースが現れ始めたので
しょう。
ケースを脱がせると……

立派な一眼レフです。頭襟(ときん)が目立ちます。頭襟とはわたしが勝手に
呼ぶもので,山伏の頭襟を彷彿とさせるものがあるからです。この中にプリズ
ムが納められています。
Canonと書かれたレンズキャップがいいですね。
レンズキャップを外しました。

レンズは50mm, f1.8です。
ここでこのカメラの仕様を確認しましょう。「日本の歴史的カメラ」(日本カ
メラ博物館)によるとつぎのとおりです。

発売 1972(昭和47)年3月
製造 キャノン
型式 フォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ
感光材料 135フィルム
画面サイズ 24×36ミリ
価格 39,000円(50ミリF1.8付)
★前群交換式レンズの開放F値を自動補正するカメラ。
☆交換レンズは35ミリ広角から135ミリ望遠まで用意されている。

仕様は上記のとおりですが,これだけだは要領を得ない。わたしなりに特徴を
述べてみましょう。
(1)前群交換によるレンズ交換方式
(2)クイックローディング方式でフィルムを装填しやすい

まず,レンズ交換ですが,これは今回改めて認識した特徴です。実はレンズ全
体を外そうとしたのですが外れませんでした。そこで調べたらレンズの先端部
分のみを交換する方式でした。
素人考えですが,これでは交換レンズは売れなかったでしょう。ほかのカメラ
に適用できないからです。

つぎにクイックローディング。これはこのカメラだけの特徴ではありませんが,
キャノン自慢の機構です。カメラの前面にQLと表示されているのはこのQuick
Loadingの意味です。まあ,これでフィルムの装填ミスがなくなったかどうか
は何とも言えません。

裏蓋を開けたところです。

あれ?フィルムが入ったままです。撮影途中に何らかの理由で以後撮るのをや
めたのでしょう。
カメラの底には電池室があります。その蓋を外して見ました。

電池が収まっています。水銀電池です。水銀電池はもう手に入りません。ドイ
ツのVarta(ファルタ)というメーカが同一外形寸法のアルカリ電池を作って
いましたが,もう手に入らないかも知れません。
現在主流のLR/SR44とか43とかが使えるはずですが,問題は大きさです。電池
室の中で泳ぎます。
このためにアダプターが用意されていますが値段が高い。
もう一つの簡単な方法は,余白部分にアルミフォイルを詰めることです。これ
で素人的には問題なくいけるはずです。
シャッターは動いており,レンズはカビが生えているものの拭えば何とかなる
でしょう。
またカメラが増えてしまった。
以上

ウォーキングに参加しました

2018-10-21 06:02:08 | 日記
昨日北九州~中津ウォーキングが行われ,参加しました。このような催しに参
加したのは初めてです。
近所の小母さんが行けなくなったので代役として急遽参加したものです。ウォ
ーキングは北九州市小倉北区から,苅田町から,それに豊前市からの3箇所の
出発点が用意されていました。小母さんは豊前市からの出発でしたのでこれに
参加。7kmのコースです。時速4kmで歩けば1時間45分,時速5kmで歩けば
1時間24分を要する計算になります。
豊前市を13時出発ということで,12時から12時30分の30分間で参加手続き。
12時45分から出発式と注意事項の説明後準備運動が行われました。

13時丁度。定刻に出発しました。何しろ大人数ですので先頭から最後尾までは
かなりの時間差があります。
初めのうちは住宅街の狭い道路を歩きます。車道にはみ出すと悪いので前の人
について歩くしかありません。

この道はかつての中津街道ということで,ところどころその名残のような建物
が見られます。
その後やや開けたところを通るのですが,速度を上げて「真剣に」歩いたため
写真は撮れませんでした。
14時,山国川に到達しました。ここまで2時間丁度でした。

煉瓦造りの橋脚がなかなかいいですね。
橋の上遥か彼方に八面山が見えます。
その左側に三角形の山が見えますが,これは鹿嵐(かならせ)山ではなかろう
か?
14時20分頃目的地に到着しました。

中津駅に近い国道10号線沿いの公園です。
平均時速5kmでした。膝の具合も上々でした。
以上

和太鼓

2018-10-15 05:52:55 | 日記
きのうは秋晴れのいい天気。こんな日は山に登ると最高なのですが,諸般の事
情から行けませんでした。
わが家の隣(北東方向)には最近はやりの施設があります。その施設が毎年お
祭りを開催します。地域住民との交流を図ることが主な目的のようです。

わたしは興味がないので自宅でパソコンに向かって回路図を入力していました。
すると,10時30分太鼓の音が鳴り始めました。
和太鼓の演奏です。これは見に行かなきゃ!カメラを持って飛び出しました。

観客の前のステージで演奏しています。

和太鼓。いいですね。
一糸乱れずに動く様も気持ちがいい。

メンバーは20人ほど。女の人の方が多いようです。まだ幼い子もいます。
そのうち,笛が登場しました。この笛の音色も好きです。


最近外国人観光客が増えています。かれらにこのような場面を見せてあげたら
どうだろうかと思います。決まった観光地ではなく,庶民が楽しんでいる場面。
しかも伝統的な和太鼓の演奏があればきっと喜んでいただけるでしょう。もっ
とも,大人数は困ります。せいぜいバス1台だろうな。
――そんなことを考えながら会場を後にしました。
以上

報告。
以前,柱時計の振り子に自動巻きの腕時計を取り付けてゼンマイを巻く実験に
ついて書きました。その結果の報告です。
駄目でした。
やはり振り子の振り幅(角度)が小さすぎるのでしょう。
市販品を購入するか,自作するかしかありません。ただし,市販品と言っても
すでに製造が終了しているので中古市場を探さなければなりません。
報告以上