三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

電源表示灯を付けました

2016-08-31 07:33:21 | 日記
電気・電子関係の実験に欠かせないのが直流安定化電源。
わたしも数台持っているのですが,そのうちの1台には電源表示灯が付いていません。そのため,電源を切り忘れること再三。
今回発光ダイオード(LED)を前面パネルに取り付けて電源表示灯としました。まずは,写真でご覧ください。

薄緑色の表示が認められるでしょう?表示灯としてはこの上の位置が適当なのですが,裏面にその余地(空間)がありませんでした。いや,無理すればというかかなり大胆に分解すればできたのかもしれませんが,例によって「まっいっか」ということで現在の位置に穴を開けてとりつけた次第です。(それでも結構大変。)
つぎの写真は内部の状態です。

LEDの電源をどこから取るかが問題です。回路図がないのでどこにどのような電源が用意されているのか分かりません。一番確実な方法として交流100V入力から取ることにしました。
2枚目の写真で赤の楕円で囲んだ部分が点灯回路の主要部品です。非常に面白いことに,部品(ダイオードブリッジと抵抗器)を取り付けた中継端子の取り付け穴が2か所ピッタリのところに開いていたのです。1か所ならともかく,2か所です。たまたま2つの穴が開いていたとしてもその間隔が一致するということは非常にまれなことと言わざるを得ません。(使用した中継端子は珍しいことに取り付け穴が2つありました。)
中継端子から右方向に出ている赤黒の撚り線が前面パネルに取り付けたLEDまでのびています。
これからは電源の切り忘れがなくなるでしょう。

人形が手に入りました

2016-08-19 06:25:30 | 日記
先日なつかしい人形を頂きました。まずは写真をご覧ください。

懐かしいと思う人もいれば,まったく知らない人もいるでしょう。この人形が出始めたのは1970年代ではなかったろうか?いや,後で出てきますが,喋ると言うことは音声記憶回路・素子が組み込まれているはずで,そうだとすると1980年代以降だろうか?インターネットで少し調べましたが年代ははっきりしませんでした。ただ,「昭和のもの」であることは確かです。
頂いたときは首が外れ(それが正常なのかもしれないが,多分違うでしょう。)喋りもしませんでした。わたしも記憶が薄れていましたが,この人形がしゃべることだけは覚えていました。
そこで,さっそく分解。
電池には液漏れなどなく,電池室は綺麗な状態。これは幸運!さらに内部には小さなプリント基板が1枚。トランジスタが認められます。しかし,そのほかには音声記憶回路などは見当たりませんでした。どこかにあるはずですが。
喋らない原因は,頭とプリント基板上のスイッチの連結が外れていたためでした。しかし,この修復方法が見つかりません。頭は胴体とスプリングでつながっているのです。つまり,頭を叩くとスプリングでフラフラ動き,この動きに連動してプリント基板上のスイッチが入るという機構です。
とにかく,一応組み戻して電池を交換し,頭をゆすってやると・・・しゃべりました:
「風邪引いたんだって? 風邪を引いたら,一に休養,二に栄養,三四がなくて後藤散かぜ薬。あしたは宜しいようで,ウッヒャッヒャッヒャッ・・・。」
懐かしいセリフでした。
その後のインターネットでの調査結果では人形のモデルは落語家の三遊亭圓右さんということです。
また,風邪薬「後藤散」の製造元はうすき製薬だとか。うすきは臼杵で大分県臼杵市です。九州の製薬会社だったのですね。しかも,うすき製薬だなんて・・・初めて知りました。インターネットのある記事ではそのため後藤散は九州でしか販売されなかったとか。でもそんなことはないようです。
さらに調べると,この人形には座布団などの付属品があったようです。
ま,とにかく首とスイッチを完全に元の状態にする方法を考えなければなりません。また悩みが増えました。
以上

短波帯送受信機の手入れ(その2)

2016-08-06 06:28:02 | 日記
短波帯送受信機TS-520Vのジャンク品を手に入れて動くようにしたことは先日報告した。
きのう
①CWフィルタを追加し,
②マーカー発振器を自作して組み込んだ
ことを報告しよう。
まず,ケースを外して中身を取り出さなければならない。
上の写真の下の左側と中央部分に空白の場所があるのがお分かり頂けるであろうか?左側にマーカー発振器を,中央にCWフィルタを追加するのである。
ここまでの作業中,中から部品の一部がポロリと出てきた。形状からすると可変抵抗の一部のようであるが,どこから外れたのかわからない。
あとで分かったのだが,下の写真の中央部分に破壊した可変抵抗があるのがお分かり頂けるであろうか?黄色い電線の終端部分である。金具が外れている。

たとえ小さな部品一つでも外れたら無線機として機能しなくなる可能性がある。しかし,この回路部分は固定チャンネル用であるから固定チャンネルを使わなければ問題なかろう。――とうことで,当面このままにしておくことにした。
さて,まず,CWフィルタを取り付けた。作業はかなり厄介なのだがその経過を示しても面白くなかろうから省略する。下の写真をご覧いただきたい。

SSBフィルタの下にCWフィルタが追加されているのがお分かり頂けるであろう。最初の写真と見比べてほしい。
組み戻してCW(モールス符号による電信)を受信してみた。残念ながら昨日はコンディションが悪いためかほとんど出ていなかった。(モールス符号を送信している局がほとんどいなかった。あるいは送信していても届かなかった。)
この段階で予定していた作業は終わったのであるが,ちょうど発振器が届いた。(通販で買ったもの。)
そこでユニバーサル基板に組み込んで25kHzの発振を確認したうえでTS-520Vに組み込んだ。下の写真をご覧いただきたい。

写真の左上に追加した基板が認められるだろうか?
このマーカー発振器のおかげで25kHzごとにピーという音がスピーカから出て周波数の校正ができる。さっそく試したところずれが認められた。もちろんダイヤルを微調整したのであるが,調整しきれない問題が浮上してきた。これを解決するには内部の発振周波数を計数・演算してデジタル表示するしかない。10Wにパワーダウンする前に改善すべきことが出てきた。
ところで,今回実装したCWフィルタは無線機本体よりはるかに高い値段で手に入れたものであることを付記しておく。

みっくちゅじゅーちゅ 見ーつけた

2016-08-04 21:10:27 | 日記
先日近くのスーパーマーケットに行ったところ懐かしいものが目についた。「みっくちゅじゅーちゅ」だ。

突然十数年前のことが脳裏に蘇った。
そう,それはわたしが香川県で教師の真似事をしていたときのことである。
真似事ではあってもわたしにも教官室なるものが与えられた。本来は実験準備室として用意されたものらしく,他の教官室に比べて狭く作りが貧相であった。
それでもわたしの部屋に出入りする学生が何人か現れた。やがてその学生たちは定着するようになり弁当を食べたり,試験勉強をしたりする「たまり場」的な様相を呈してきた。もちろん,1年ごとに何人か消えていき,また何人かが新たに加わったりしたものである。学校とはそんなものだ。
そんな中に「みっくちゅじゅーちゅ」を持ってきた学生がいたのである。今回発見したものがそのときのものと同一かどうかは自信がない。缶詰だったような気もする。
教師の真似事は5年で終焉を迎えた。
勉強(知識)を教えるのではなく,勉強の仕方を教えたかったのであるが,その思いが達成されたかどうか自信がない。いろいろな理由から5年間の勤務を終えてわたしは落伍者のような形で学校を後にしたのである。
当時の学生の半数はすでに30歳を超えている。わたしの発した言葉を噛みしめる年齢に達しているのであるが,果たしてどれだけ印象に残っているであろうか?