三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

魚籃観音

2018-02-25 16:26:36 | 日記
一昨日フリーマーケットで魚籃観音像を発見しました。しかし,値段が高くて
とても買う気になれませんでした。
きょう再び行ったところ,値段が4分の3ほどに下げられていました。
う~んと言いながら眺めていたら,店主が「如何ですか?お安くしますよ。」
と言い,当初価格の半額を提示してきた。
「一回りしながら考えます」と答えて一旦その場を離れました。

昼食を済ませて再度訪問。今度は当初価格の3分の1に下げてきた。もう駄目だ
ろうとは思いながらその半額を打診したらさすがに拒否されました。
思い切って当初価格の3分の1で決心しました。
その外観です。高さは30cmほどです。

魚籃観音は美しい娘だったはずですが,この像は少し歳取っているようです。
その名のとおり魚籃を手に提げています。魚もはっきりしています。

木造に違いないと思ったのですが,実際はどうやら?しかし,落ち着いた気分
になれそうです。
余談ですが,わたしが魚籃観音を知ったのは「西遊記」を読んでからです。
たしか,大鯉(?)の化け物を手に持っている魚籃に吸い込んで退治したと思
います。
以上

きょうのフリーマーケット戦利品

2018-02-23 20:48:33 | 日記
戦利品とはちょっと語弊があるかも知れません。要はフリーマーケットで発見
し購入した掘り出しお宝です。
6時過ぎに家を出て会場にまっしぐら。と言いたいところですが,途中華さん
食堂で朝食を摂りました。ここは安くておいしい。ご飯と豚汁でたしか180円
ほどでした。

さて,フリマ会場に着いたのは7時半頃でした。一周するとカメラが目に止ま
りました。ペトリの小型カメラです。全体の印象はコニカC35に似ていますが,
シャッターボタンなどはオリンパスペンに似ています。

価格を聞いて即断しました。ペトリをご存知ない方も多いと思います。特に,
デジタル世代の人は知らないでしょう。1.5流メーカと呼ばれていたそうです。
つまり,一流ではないが,二流というほど悪くはないということ。

余談ですが,カメラメーカには宗教的な名前が多いようです。
まず,キャノン。これは観音から来ていると言われています。
つぎに,オリンパス。この会社は元来高千穂と呼ばれていました。カメラを
輸出するにあたって,欧米人が受け入れやすいネーミングを考えて決めたそ
うです。高千穂は日本の神々の集う場所。では,ヨーロッパでは?オリンポス
ということでオリンパスになりました。
ペトリも同じで,使徒ペトロにちなんだものだったと思います。

さて,そのペトリのカメラを買ってさらに陳列商品を眺めるといくつかのそろ
ばんの中に面白いものがありました。

五玉2つ,一玉5つの算盤です。こちらも値段を聞いて即決。
実は数年前に熊本県で同様の算盤を発見したのですが,躊躇して買わなかった
ため,後悔していました。それがきょう見つかったわけです。買わずにはいら
れません。
でも,この算盤どういうふうに使うのでしょうか?インターネットで調べたと
ころ使い方というかその玉の数の理由として大きく2つあるようです。これから
調べてみたいと思っています。

そろそろ帰ろうかと思いつつ,お手洗いに行く経路にあったブースにバルナック
ライカらしいカメラが目に付きました。

値段を聞くと,目が飛び出しそう。その半額を提示しましたが,応じてくれませ
ん。それでもしぶとく交渉すると双方の中間の価格に落ち着きました。清水の舞
台から飛び降りるつもりでこれも買いました。
後にインターネットで調べたところ,どうもこれは偽ライカのようです。もと
より店主はライカのコピーだと言っていました。しかし,わたしはその作りの良
さからもしかしたら本物かもしれないと思った次第です。
レンズはヤシカのものが付いていました。

もう,帰らなければならないぎりぎりの時間になりました。車の方に行きながら
出展品を眺めるとテスターが見つかりました。

わたしは複数持っているので不要なのですが,知人が「やはりテスターはアナロ
グがいい」と言っていたのを思い出したのです。お土産に買って帰りました。

きょうはすっかり散財してしまいました。いや,それより深刻なのは「また,物
が増えてしまった。」
反省。

Samsoniteの鞄を修理

2018-02-13 12:47:17 | 日記
まずは前回記事の訂正。以下のとおり,「工学」,「摂ろう」はそれぞれ「光
学」,「撮ろう」の間違いでした。
誤:ちなみに,このカメラは
    名前 Lord 35IIA
    メーカ 岡谷工学機械(株)
    発売 1955(昭和30)年
    定価 16,000円(革ケース付き)
  だったそうです。
  さあ,このカメラを持ち出して何を摂ろうかな?
正:ちなみに,このカメラは
    名前 Lord 35IIA
    メーカ 岡谷光学機械(株)
    発売 1955(昭和30)年
    定価 16,000円(革ケース付き)
  だったそうです。
  さあ,このカメラを持ち出して何をろうかな?

さて,昨日知人から鞄を頂きました。有名な(?)サムソナイト製です。アタ
ッシュケースと言うのでしょうか?なかなか立派なものですが,かなり疲れて
います。中には工具その他がいっぱい詰まっていましたがそれら込みでいただ
いたものです。(もちろん,中身の方が価値が高い。)

しかし,残念ながら蓋の一方の固定機構が機能不全に陥っています。まあ,簡
単に言うとロックできないわけです。どうも内部のばねが折れたか外れたかし
たのでしょう。
さっそく修理に挑戦しました。
ロック機構のある部分を開放しなければなりません。内部と外装とは鋲のよう
もので固定されています。これは厄介です。
取り敢えず把手を外すことにしました。これは内部のビスを外せばよさそうで
す。
すると,把手はもちろん金属カバーも外すことができました。共締めになって
いたのです。

内部を観察すると……,ありました。ばね(中央の大きな楕円の中)が外れて
います。ばねを固定するモールド部分が破損しています。破片はどこに行った
のでしょうか?良く見ると小さな楕円で囲んだ中にありました。周囲と同じ黒
色だったので認めにくかったのです。

余談ですが,庭に目をやるとめじろが来てみかんをつついています。2羽います。
つがいでしょう。

気付かれないように写真に納めました。しかし,ガラス越しのうえ被写体が小
さく緑色の保護色のため認めにくいですね。矢印で示したところです。

さて,鞄の方ですが,折れたモールドをつなぐのは強度的に無理があります。
そこで別の支えを取り付けることにしました。材料は竹にしました。 これは
1988年に上海に遊びに行ったとき買って帰った扇子の一部です。
下の写真をご覧ください。折れた場所にピッタリはまるように加工しました。

中央のくびれのところにばね,正しくは引っ張りコイルばねの一方をひっかけ
ます。下の写真のとおりです。

その支えとばねを鞄の中に納めました。ぴったりです。

支えの竹の平面部分をエポキシ樹脂で接着するつもりでしたが,その必要性を
感じません。ばねで引っ張っているせいもあり,このままで問題ありません。
修理は完成しました。

一息ついて庭を見ると,ヒヨドリが来ていました。

今度は1羽です。細君に逃げられたのでしょうか?それでもおいしそうに何度も
くちばしをみかんの中に突っ込んでいました。
以上

カメラ修理完了

2018-02-11 19:09:11 | 日記
昨日真空管回路の内部信号を観測しようとしたら机の上にある半壊状態のカメ
ラが邪魔になりました。これは先月26日にフリーマーケットで手に入れたもの
でした。シャッタは切れず,フィルムも巻けませんでした。さっそくトップカ
バーを開けたのですが,修復の糸口はまったく得られずそのまま放置していた
ものです。
ということで,回路の信号を観測する前にまずこのカメラを片付けることにし
ました。
まずは最初の状態です。

貼り革があったのですが,触るたびにボロボロ崩れはがれました。そこで,思
い切ってはがして捨ててしまったものです。
レンズ鏡胴の左側やや上に円筒状の突起が見られます。これはフラッシュ用の
ストロボ接点取り出し口でしょう。その上に蕨手紋のような突起があります。
これはシャッターチャージ用のレバーです。写真を撮るには,フィルムを巻き
上げてシャッターをチャージしなければなりません。後のカメラではフィルム
を巻き上げるとそれに連動してシャッターがチャージされたのです。
以上のほかにシャッタースピード,絞りを設定する突起があります。
つぎは軍艦部を上から見たところです。

右側のノブがフィルム巻き上げ。その左上にシャッターボタンがあります。ま
た,その左下はフィルムカウンターです。このカメラでは珍しく減算式になっ
ています。つまり,最初にフィルム枚数をセットしなければなりません。
中央やや左に四角い領域があります。これは何と言ったのだろうか?まあ,こ
こではサービススロットとでも言っておきましょう。後にはほとんどの場合フ
ラッシュの取り付けに使われましたが,本来はいろんな用途があったのです。
左側のノブはフィルム巻き戻し用です。
下の写真はトップカバーを外したところです。

この状態でいろいろ弄り,故障の原因を追究したのですがついに糸口がつかめ
ませんでした。
そこで,強硬手段。CRC 5-56の一吹きとなりました。
効果抜群。徐々に動くようになりました。しかし,機能回復には程遠い状態。
それでもしつこく観察を繰り返していると,下の写真の〇で囲んだ部分の動き
が悪いことに気づきました。

さらによく観察すると,その原因は「ばね」の力不足のように思われました。
しばらく考えましたが,ここでも強硬手段。ばねの巻き数を一つ増やしました。
これで〇で囲んだ部分の動きは解決。
もう一つの不具合。それは連動距離計がうまく機能しないことです。二重像合
致式なのにその二重像が動きません。
内部の動きをよく観察すると,どうも下の写真の楕円で囲んだばねが機能して
いないようです。

そこで,またまた強硬手段。ばねの固定側の位置を無理やり変更して力を強め
ました。その結果,二重像が動くようになりました。
しかし,しかし,二重像合致の位置での距離表示が一致しません。
これも観察に観察を重ねて調整ねじを見つけました。無限遠で二重像が一致す
るようにこのねじを調整して完了!
ところで,このカメラには不思議な部品があります。下の写真をご覧ください。

〇で囲んだ部分が刃のような状態です。インターネットで調べた結果,これは
フィルムを切断するためのものだそうです。何でも,昔は長いフィルムを使っ
ていて,所要枚数撮ったらこのカッターで切断して取り出し,現像したのだそ
うです。費用を節約するための涙ぐましい努力ですね。それをカメラメーカが
本気に機能として組み込んでいるのが凄い!
そうそう,上の写真ではカメラの底にある棒の端を引っ張るとカッターが下に
移動してフィルムが切れるのです。
以上で機能的には(多分)修復できました。もちろん,レンズやファインダー
の汚れをふき取ったことは言うまでもありません。
最後に貼り革を貼りつけました。DIY店で買っておいた人口皮革を裁断して両
面テープで貼ったものです。

まあ,何とかそれなりのカメラになったと思います。
忘れていました。このカメラには革ケースが付いていました。

当時のカメラにはこのような肉厚の立派なケースが付いていたのですね。古き
良き時代でした。
ちなみに,このカメラは
  名前 Lord 35IIA
  メーカ 岡谷工学機械(株)
  発売 1955(昭和30)年
  定価 16,000円(革ケース付き)
だったそうです。
さあ,このカメラを持ち出して何を摂ろうかな?
以上

ソーキそばを食べました

2018-02-10 19:16:15 | 日記
サンデー毎日の人を除いて,多くの人はきょうから三連休でしょう。わたしは
きのう休みを頂きましたので四連休となりました。
午前中はカメラのレストアに没頭し,昼から昼食のため外出しました。
きょうは,以前から気になっていたソーキそばを食べに15kmほどドライブです。
看板が見えました。

ソーキそばは沖縄で有名な麺ですので,ご存知の人も多いでしょう。かつて,
沖縄の食堂でソーキの意味を訊ねたら「(豚の)あばら肉」とのことでした。
つまり,韓国のカルビでしょうか?(詳しくはありません。)
きょうは駐車している車が多いようです。

正面が入口で,右側が食堂です。左側は厨房その他の施設のようです。何だか
食堂のような感じがしません。
でも,入口の扉を開いて中に入ると洗面台がありました。

このような食堂はなかなかありません。いいですね,この食堂。
きょうは試食ということでソーキそば単品を注文しました。1杯430円です。

肉が凄い!でも柔らかいのです。麺は少なめでしたが,年寄りには丁度いいの
かもしれません。
メニュー表を見ると,アラ炊き定食などもあり,しかも安い!!!
次回はこれにしよう。
以上