きょう久しぶりに古本屋に行きました。古本屋とはいってもカメラとか玩具とかいったものも陳列している店です。
しばらくぶらぶらと見て回ると1冊の本が目に止まりました。下の写真をご覧ください。
「安川文學」創刊號です。昭和29年発行ということですのでわたしが4歳のときになります。紙質も悪く,使用漢字も新旧字体が混在しています。
下の写真は目次です。
わたしの知っている名前も出ています。ほう,あの人がこんな創作をしていたのか?
収録されている短歌を読むと,抑留とか復員とかいう今では死語に近い言葉が出てきます。
しかし,わたしの思うのはこんなことではありません。
昔は,と言ってもわたしが学校を卒業して働き始めたころは会社内でサークル活動が活発に行われていました。合唱部,絵画部,野球部,ラグビー部,・・・。仕事を終えた後グラウンドでラグビーをしていたなんて今では信じられないことです。直接的には知りませんが,文学青年のサークル活動もあったのでしょう。
それが次第に下火になり,いつのまにか消滅してしまいました。本当に,気が付いたら全てなくなっていたのです。そのうちグラウンドも消えてしまいました。
技術の側面から眺めると,それはマイクロコンピュータの出現とその発展に同期しています。マイクロコンピュータの出現で製造現場は非常に楽になった反面,非常に窮屈になった部分が現出しました。――このことと関係があるのではないかと思います。
同時並行的に勤務時間も変化しました。以前は土曜日は午前中までで,日曜日は休みという勤務でした。学校もそうでした。土曜日は半ドンと呼ばれていました。
それが1970年頃から隔週で土曜日が休みとなり(休みでない土曜日は一日仕事),数年後毎週土曜日休みとなりました。学校も数年遅れで週休二日になったようです。
しかし,重要なのは「週休二日とは休日が一日増えることではなく,一週間の仕事を5日間でする」ことなのです。したがって,日々の仕事の密度が濃くなったわけです。半ドンの時代は平日7.5時間勤務だったのが,週休2日時代になるとほとんど8時間になりました。――この結果サークル活動が低調になって行ったと思います。もちろん,世代による考え方の違いも関係しているでしょう。
何だか汗ばんだ話になってしまいました。昔を懐かしみながら「安川文學」を拾い読みしたいと思います。
しばらくぶらぶらと見て回ると1冊の本が目に止まりました。下の写真をご覧ください。
「安川文學」創刊號です。昭和29年発行ということですのでわたしが4歳のときになります。紙質も悪く,使用漢字も新旧字体が混在しています。
下の写真は目次です。
わたしの知っている名前も出ています。ほう,あの人がこんな創作をしていたのか?
収録されている短歌を読むと,抑留とか復員とかいう今では死語に近い言葉が出てきます。
しかし,わたしの思うのはこんなことではありません。
昔は,と言ってもわたしが学校を卒業して働き始めたころは会社内でサークル活動が活発に行われていました。合唱部,絵画部,野球部,ラグビー部,・・・。仕事を終えた後グラウンドでラグビーをしていたなんて今では信じられないことです。直接的には知りませんが,文学青年のサークル活動もあったのでしょう。
それが次第に下火になり,いつのまにか消滅してしまいました。本当に,気が付いたら全てなくなっていたのです。そのうちグラウンドも消えてしまいました。
技術の側面から眺めると,それはマイクロコンピュータの出現とその発展に同期しています。マイクロコンピュータの出現で製造現場は非常に楽になった反面,非常に窮屈になった部分が現出しました。――このことと関係があるのではないかと思います。
同時並行的に勤務時間も変化しました。以前は土曜日は午前中までで,日曜日は休みという勤務でした。学校もそうでした。土曜日は半ドンと呼ばれていました。
それが1970年頃から隔週で土曜日が休みとなり(休みでない土曜日は一日仕事),数年後毎週土曜日休みとなりました。学校も数年遅れで週休二日になったようです。
しかし,重要なのは「週休二日とは休日が一日増えることではなく,一週間の仕事を5日間でする」ことなのです。したがって,日々の仕事の密度が濃くなったわけです。半ドンの時代は平日7.5時間勤務だったのが,週休2日時代になるとほとんど8時間になりました。――この結果サークル活動が低調になって行ったと思います。もちろん,世代による考え方の違いも関係しているでしょう。
何だか汗ばんだ話になってしまいました。昔を懐かしみながら「安川文學」を拾い読みしたいと思います。