三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

おみくじを検証する

2019-12-30 07:02:05 | 日記
きょうは12月30日。ことしもあと1日になりました。そこでこの1年を検
証します。対象はおみくじです。

御神籤と書くのですね。わたしは長い間お「御(お)御(み)籤」だと思っ
ていました。つまり,「御」が重複しているのですね。実際わたしが子供の
頃,店に入るとき
「おごめーん」
と言っていました。「ご」の意味が薄れてしまったのです。「おごはん」と
言う人もいたような・・・。

それはともかく,予言(御神託?)の内容はつぎのとおりでした。

いくつか見ていきます。

運勢 末吉(あまり期待するなということでしょう。)
待人 これを一番期待していたのですが,来ることもなく音信もありませ
  んでした。
失物 約1か月前対馬で八十八ヶ所の不明本尊を捜索し,台座を1基発見
  しました。およそ40年間(以上)埋もれていたものです。
商売 商売・利益には興味がありません。
学問 予言どおり何も成果を上げることができませんでした。
相場 相場にもまったく興味なし。
恋愛 深入りしようにも相手がいません。
転居 別宅がほしいのですが進展がありませんでした。

要するに何事もない1年だったということです。何もないということが平
穏だったということになるのでしょう。

来年(来月)70歳になります。孔子によると人生はつぎのようです。
 吾十有五而志乎学     /われ十有五にして学を志す
 三十而立         /三十にして立つ
 四十而不惑        /四十にして惑わず
 五十而知天命       /五十にして天命を知る
 六十而耳順        /六十にして耳したがう
 七十而従心所欲,不踰矩  /七十にして心の欲するところに従って,
               のりをこえず

わたしはようやく上記の五十の域に達したようです。現代人は孔子の時代
に比べて10~20歳若いですから丁度あっていると言えるのではないでしょ
うか?
以上

旅先で受けた「おもてなし」

2019-12-16 05:54:39 | 日記
 先日の対馬旅行でのできごとをある新聞に投稿したが掲載されませんで
した。そこでこの場を借りて公表します。

 わたしは趣味で地方に残るミニ八十八か所を調査している。
 先日も現地踏査のため,とある集落に赴いた。午前中に準備を済ませ,
ひとり海岸で弁当の昼食をとった。当日晴れてはいたが気温は低く,時折
強い風が吹きつけた。
 食べ終わって駐車場所に戻ったところ,見知らぬ老女がひとり近づいて
来た。
「ああ,ここでしたか」
と言う。さらに「あんな寒い所で弁当を食べていなさったので『お茶を』
と思いまして。でもお茶の用意ができたときは姿が見えんじゃった」
と続け,わたしにお盆に乗ったお茶を差し出された。
 ここの八十八か所もほかの地方と同様に衰退しつつある。しかし,その
八十八か所の営みにかかる「お接待」の精神はしっかり根付き,日常に生
きていることを瞬時に悟った。これこそがおもてなしの原点ではなかろう
か。
 そのようなことを思いながら熱いお茶を啜った。

以上

ファンクションジェネレータ LFG-1300 の修理

2019-12-15 05:03:45 | 日記
修理譚が続きます。
先日推定500円でやや古いファンクションジェネレータを手に入れました。
ここで「推定」というのは,スイープジェネレータというもう1台の計器と
一緒で1,000円だったからです。
写真をご覧ください。

リーダー電子製のもので,なかなかいい感じの面構えですね。
さっそく電源を投入して出力波形を確認。

あれ?波形が歪んでいます。(赤〇で囲んだ部分。)でもこの歪み方は変
ですね。位相が丁度90°と270°でずれが生じています。何だかデジタル的
です。
それでもレンジ切り替えスイッチをいじっていると,ときどき歪がなくな
ります。これはどうもスイッチの接触の問題のようです。
上ぶたを開けてみみました。

集積回路が使われていますが,片面基板です。よく収まっています。アー
トワークが上手ですね。
底板も外しました。

特筆すべきことはありません。綺麗にはんだ付けされています。
しかし,肝心のスイッチにはアクセスできません。基板を取り外しました。

赤の楕円で囲った部分がスイッチです。きっちり半田付けされており,接
点は完全に密封されています。仕方がないので押しボタンの軸付近に接点
復活剤を噴射してオン・オフを繰り返しました。
組み戻して波形を確認。

歪がなくなりました。
ところが,低周波領域では出力がありません。低周波といっても超低周波
で,×0.1, ×1, ×10 Hz の帯域です。こんな低い周波数は使うことがな
いのでこのままでもいいのですが,機能に不備があるのは面白くありませ
ん。
回路図を眺めると(読むのではありません。わたしはアナログ回路は苦手
です。)どうも超低周波のときのみ働く演算増幅器(IC)があります。こ
れが壊れているとあたりをつけ,インターネットで代品を手配しました。
2日後 IC が届きました。さっそく取り換え。

赤〇で囲んだ部分です。今後取り換えやすいようにソケットを使用しまし
た。
結果はバッチリです。
本体購入価格が(推定)500円。取り換えの IC が500円。何だか釈然と
しないものがありますが,1,000円で楽しんだと思えばいいでしょう。
ところで,このファンクションジェネレータ,いつ使う?
以上

デジタルマルチメータの修理

2019-12-07 19:41:29 | 日記
まず最初は前回記事に対する補足です。
前回は対馬の御嶽登山記でした。その御嶽に関することを説明しませんでし
た。
御嶽は正確な測量が行われるまでは対馬の最高峰と思われていたそうです。
そして,そのとおり奥深い山だったし,今でもそうです。ツシマヤマネコの
生息地でもあります。また,この山にのみキタタキという鳥が棲息していま
した。残念ながら絶滅してしまいました。
そのような山です。

さて,対馬に旅立つ前に古いデジタルマルチメータを手に入れていました。
タケダ理研等メーカのものです。若かりし頃仕事で使っていた記憶がありま
す。そのニキシー管表示がいいですね。
外観です。

商品名は Mini-Multimeter ですね。交流/直流の電圧と抵抗の測定がで
きます。
さっそく電源を投入したのですが,不安定です。電源が入ったり切れたり。
電源コードのコネクタ部分を触ると著しく不安定になります。どうもこの部
分が断線しかかっているようです。

テスターで調べると,この部分に間違いありません。
このコネクターは特殊なもので代替品がありません。少なくともわたしの手
持ち品の中にはありませんでした。
コネクタ部分を全く別のものに取り換えるか,直付けするか?しかし,修理
する手もあるのではないかと開いてみました。

やはり多芯の線が多数切れています。しかし,完全に断線してはいません。
なぜかわかりませんが,とにかくこの部分を接続し直すことにしました。
コードをはんだ付けします。

何とかつながりました。
絶縁にはエポキシ樹脂を使いました。3回に分けて樹脂を盛りつけました。

半透明ですが,特に違和感はありません。
充分かたまったことを確かめて本体に装着し,電源を投入しました。
バッチリです。ためしに直流電圧を測定してみました。

直流安定化電源の出力電圧を約13.8Vにして測った結果,あれれ?14V以上
あるではないか。では,ということで別のデジタルテスターでも測ってみま
した。こちらも14V以上あります。しかし,値が違います。
念のためアナログテスターで計ると,今度は13.3V程度です。
正しいのはどれだろう?また別の問題が出てきました。
以上

低い山ある記(23)― 御嶽

2019-12-06 21:50:24 | 日記
まずは前回記事の訂正です。
誤: 秋月トンネル
正: 八丁トンネル
単純な思い込み間違いでした。お詫びして訂正いたします。

一週間対馬に行っていまして,きょう帰宅しました。その間低い山に登りま
したのでご報告します。
まずその山の諸元などを記しましょう。

1.山名 御嶽(みたけ)
2.標高 479 m
3.位置 34°34’20.5”N, 129°22’54.3"E
4.場所 長崎県対馬市上県町
5.登山日 2019(令和元)年12月5日

御嶽の遠景をお目に掛けたいところですが,あいにく撮るのを忘れました。
と言うか,写真に収めるのが難しいのです。そんな場所に聳えているので
す。
国道382号線のそばにある御嶽公園に駐車して歩くこと20分ほどで登山口
に到着しました。

上の写真手前の右側に駐車場があります。ここまで車で来ればよかったの
です。
直ちに登山開始。今回は長靴です。
登山道はよく整備されています。ところどころに休憩のためのベンチなど
もあります。

しかし,先日の台風でかなり荒れていました。大木も根こそぎです。

それでも1時間足らずで堂宇が見えました。ここは対馬四国八十八ヶ所の
第37番札所でもあるのです。

扉を開けて中を拝見しました。

正面右側が本尊の阿弥陀如来です。
ここから一息で頂上です。頂上らしき鳥居群が見えてきました。

あと一息・・・

頂上です。正確に言うと雄嶽の頂上です。御嶽は三嶽でもあり,東から雌
嶽,雄嶽,平嶽とあります。最高峰はもちろん雄嶽です。
好天に恵まれ眺望はよろしい。対馬は山また山です。

残念ながら朝鮮半島は見えませんでした。
目を少し東の方向に向けると遥か彼方に島のようなものが見えます。

その時は壱岐だと思ったのですが,宿に戻って調べたところどうも沖ノ島
だったようです。

対馬ではミニ八十八ヶ所を調査して来ました。その成果についてはおいお
いご報告いたしましょう。
以上