三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

無線博物館

2018-05-21 06:15:00 | 日記
大分県の豊後大野市に「私設・豊後の無線博物館」があるのを知ってから数年
になる。去年は日時を決めて訪れることにしていたのだが,悪天候の(予報の)
ため直前で中止した。
その後何度となく計画しかけたが,ずるずると時間だけが過ぎて行った。
そして,此度の父母・祖父母の故郷に行った帰りに立ち寄ることができた。
豊後大野市とは言っても竹田と市境を接するあたりの山の中であった。

館長が直々に説明してくださった。アマチュア無線もされていて,呼び出し符
号の順序からはわたしより先輩だ。
建物は2階建て。失礼だが,多くの機器が雑然と置かれていた。

館長は非常に几帳面な人とみた。整理が追いつかないのだろう。
古いラジオがある。

中を覗くとナス管が収まっていた。コイルはスパイダー。大正14年だからJOAK
東京第一放送が営業を開始した頃のものであろう。
軍用無線機もたくさんあった。B29に搭載されていたといわれる無線機もあった。

真空管式のカーラジオ。

プレート電圧12V仕様の真空管が使われているそうだ。もちろん,中波AM専用。
つまり,FMは受信できない。まだ放送されていなかったのだろう。
2階の様子。

2階は1階よりも整然と陳列されていた。また,雑誌を含む書籍が多く棚に載って
いた。CQ誌の創刊号もあった。学会誌もあった。
電鍵がないと思っていたら2階に1個だけ見つかった。まあ,電鍵は無線機ではな
いのだろう。
玄関前で館長と記念撮影して博物館を後にした。
以上