三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

お田植祭を見に行きました

2015-03-31 20:48:20 | 日記
先日お田植祭を見てきました。
電車・バスを降りて1時間ほど山道を歩いて会場に到着しました。地元が運行するシャトルバスがあったのですが,徒歩を選びました。
事前情報によると,お田植祭は10時に始まります。もっとも,狭義のお田植祭は午後からであって,午前中は神楽が奉納されるのです。
着いたときはもうその神楽が始まっていました。演目はわかりません。
席についてしばらくすると「御崎」が始まりました。わたしの好きな演目です。
わたしは神楽の舞いはともかく,笛の音が特に好きなのですが,今回はなぜか太鼓の音に惹きつけられました。

全体のリズムを牽引しているのはこの太鼓だと確信しました。
ところで,御崎を演じている2人のうち,一人はかなりの年配の方で,舞の途中で溜息が漏れていました。ある場面ではふらついているのではないかと思われたほどです。

鬼の方は若い人らしく,激しい舞いもしっかりしています。
さて,午後になってお田植祭が始まりました。畔切りとか田植えとか今ではほとんど死語になってしまった稲作の作業。それを時系列的に演じるのです。
中でも観衆の笑いを誘うのは牛を使った田鋤き(?)でしょう。牛に扮した2人組が面白おかしくふるまうのです。

牛は怠けてなかなか思うように農作業をこなしません。それを牛使いはコラ!とか何とか言いながら操ります。
しかし,わたしはこの人たちは牛を使った農作業を本当は知らないのだろうと思いました。わたしの家は農家ではありませんでしたが,近くの田んぼで農作業をこの目で見てきました。もちろん,牛を使って田を耕すところを何度も見ています。それとはどことなく違うのです。もちろん,面白おかしく表現する必要性から実際とは違う場面もあるでしょうが,それを差し引いても違和感があるのです。
愚痴はともかく,子供たちの演じる田植えがかわいらしいですね。早乙女でしょうか?

2年前に出会った人たちも来ていました。皆さん元気で何よりです。
また,来年も同じ場所で会いたいものです。■

航空無線通信士の免許証が届きました

2015-03-27 20:15:03 | 日記
きょうようやく航空無線通信士の免許証が届きました。3月13日に免許証の交付申請書を投函しましたので丁度2週間ということになります。まずはその免許証をご覧ください。

ご覧のように現代風の非常にシンプルな外観です。右下には総務大臣とあります。
この機会にこれまで無線関係の免許証をどのように取得したかおさらいしてみました。すべてを並べると下の写真のようになります。

この並べ方には意味があります。時系列と資格で二次元に配置したものです。時間的には左が古く,右が新しくなっています。また,資格は一番上がアマチュア,そのつぎが陸上特殊無線技士,ついで海上特殊無線技士,さらに航空,そして無線技術士です。
免許証としては最初に貰った免許,すなわち電話級アマチュア無線技士がもっとも貫禄があります。柿色の8ページ構成(表紙を含む)となっており,表紙には
無線従事者免許証
日本国政府
と金文字で彫り込まれています。また内部には発行者として
郵政大臣
という職名が記されています。下の写真をご覧ください。

その後,下級免許は地方の機関が発光するようになり,免許証の体裁もカードサイズのラミネート加工になりました。たしかに携帯には便利かもしれませんが,何だか軽~い感じがします。
10年ほど前に取得した陸上無線技術士の免許証はカード型ではありませんが,見開き1枚の軽装。しかも,内部は申請者(わたし)が書いた紙をそのまま貼りつけ,資格はゴム印です。なるほど総務大臣の名が記されていますが,これが一番安っぽい!

改めて取得年月と資格を時系列に掲げます。
1963(昭和38)年11月 電話級アマチュア無線技士
1989(平成元)年 8月 電信級アマチュア無線技士
1989(平成元)年10月 第二級アマチュア無線技士
1992(平成4)年 4月 第二級陸上特殊無線技士
1992(平成4)年 7月 第一級陸上特殊無線技士
1992(平成4)年11月 第一級海上特殊無線技士
2002(平成14)年11月 航空特殊無線技士
2003(平成15)年 2月 第二級陸上無線技術士
2004(平成16)年 2月 第一級陸上無線技術士
2008(平成20)年 5月 第一級アマチュア無線技士
2015(平成27)年 3月 航空無線通信士
こう並べてみますと,免許を取得するのにかなりナミがあるようです。面白いのはアマチュア無線技士で,ほぼ20年ごとに上級資格を取っています。
1963年(電話級)~+26年=1989年(電信級・第二級)~+19年=2008年(第一級)
初めて電話級を取って,第一級になるまで45年かかりました。
ところで,免許証には免許証(の)番号というのが記載されていて,つぎのように組み立てられています。
ab(c)dnnnnn
abcdは英大文字でnnnnnは数字です。
aは発行官庁をあらわし,たとえば関東だとA,九州だとHです。
bは発行年で1950年はA,1951年はB…という具合になっています。これだと,1975年はZになり英文字が尽きてしまいました。そこでbc2文字とし,1976年をAA,1977年をAB…という具合にします。そして,AZのつぎはBAとなり,今回わたしが得た免許証ではBMとなっています。勘定すればわかりますが,BM=2015年ということです。
最後の英文字は資格を表します。電話(第四)級アマチュア無線技士はN,第一級アマチュア無線技士はHです。今回貰った航空無線通信士はEですね。
残りのnnnnnは数字で,発行順の番号でしょう。
実は今回00001を狙ったのですが,駄目でした。特に狙った訳ではないのですが,第二級陸上特殊無線技士の番号が00001です。
さあ,つぎは何を目指そうか?■

蚤の市でカメラを買いました

2015-03-22 06:57:45 | 日記
昨日は九州最大の都市で蚤の市が開催されました。
他の催し物のため,前回と今回は規模がかなり縮小されていました。まあその分じっくりと品定めができるというものです。

常連の出品者(小母ちゃん)から今回はカメラをたくさん放出するとの事前情報を得ていましたので,さっそくそのコマへ・・・。ありました。おんぼろカメラが箱の中にごろごろしています。手に取ってみると,どれも興味のないものばかり。――と思いきや,ん?と思うカメラが1台見つかりました。レンズの前縁に大きな打痕があり,全体的に薄汚れている。型名もメーカ名もわからない。しかし,レンズにはMEPRO-KOMINARとあります。このKOMINARというのがどうも日本語のような響き。

一眼レフですが,レンズは外れません。固着ではなく,初めからレンズ交換のできないものでしょう。全体的に動きがなめらかではありませんが,シャッター幕は健在のようだし,ミラーもきちんと上下しています。レンズ名が気になりますが,どうも旧ソビエト製のような気がしました。出品者に値段を聞くと1,000円とのこと。う~ん,ちょっと高い。それでもせっかく来たのだから買ってしまいました。
帰宅後調べてみたら,やはりソ連製でした。手入れが楽しみです。■

伸縮式万年筆

2015-03-18 20:13:08 | 日記
わたしは万年筆が好きで,今でも愛用している。もっとも,実際はキーボードやボールペンを使うことが多く,万年筆はほどなくインクが出にくくなってしまう。
ところで,わたしと同世代の人なら「伸~びたり縮んだりのパイロットショート」というコマーシャルソングをご存知であろう。パイロット万年筆が売り出した伸縮式の万年筆である。1960年代であった。
それをこの度手に入れた。

上の写真をご覧いただきたい。写真の下側の万年筆が今回手に入れたものである。上側はパイロットスーパー100という現用の万年筆である。寸法の比較のために並べた。長さはそれぞれ,約11cmおよび13cmである。もちろん,パイロットショートの方が短い。
双方キャップを外して本体に差し込んだところが下の写真である。

今度はそれぞれ約14.5cmおよび13.5cmとなり,パイロットショートの方が長くなる。つまり,パイロットショートは使わないときは短く,使うときは長くなる万年筆なのである。写真で*をつけている部分が出てきて伸びるのである。
何しろ古いものなので適合するインクカートリッジが手に入るか心配だった。しかし,パイロットは長年カートリッジの規格を変えていないようで,現在売られているものがそのまま使えた。できれば吸入方式のほうがいいと思い,コンバータを買ってしまった。これももちろんぴったり嵌合する。しかも200円!これだと普通のインクが使えるので安心。(つまり,メーカがカートリッジの供給をやめても,インクがある限り使えるということ。)下の写真をご覧いただきたい。

実は比較のために取り上げたスーパー100も1960年代のもの。中学校に進学したとき兄から買ってもらったものである。――と言いたいところだが,さすがにそのものはすでに失ってしまった。それで中古品を買った2代目である。この万年筆は吸入式であるが,すでにゴムが劣化して使い物にならなかった。それで,コンバータを装着して使っている。古い万年筆はコンバータを取り付ければ立派に使えるものに改造できるのである。ただし,若干加工する必要があるかも知れない。
余談だが,いずれも色が赤い。何も好んで赤の万年筆を選んだのではない。たまたまそれに巡り合ったということである。
とにかく,末永く愛用したい。■