三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

鞄を修理

2019-07-21 11:55:44 | 日記
わたしの愛用の手提げ鞄です。

最近はこのテの鞄を持つ人が少なくなりました。いや,ほとんどいません。
手提げ鞄は中・高生のものだと信じている人が少なくないのではないでしょ
うか?
さて,その鞄ですが,先日取っ手がちぎれてしまいました。出勤途中だった
ので困りました。

真鍮製の針金が外れたのが原因のようです。実はこの針金,以前から外れて
いました。しかし,まさか取っ手がこのようになろうとは思ってはいません
でした。考えが甘かったのです。
一時は取っ手全体を作り直すつもりでした。そしてその実現方法を検討して
きたのです。
しかし,きょうになって「取り敢えず,修復しようか?」という考えが浮か
び,さっそく作業に取り掛かった次第です。
まず,真鍮製の針金を抜いてそれと同じ針金を用意しました。

本当は真鍮製が良かったのですが,鉄製にしました。手元の真鍮は直径が2
mmしかなく,0.6mm足りなかったのです。
取っ手に強引に差し込んで両端を折り曲げて完成です。

意外にあっけなく終わりました。あしたからまた通勤に活躍してもらいます。
さあ,令和の時代も頑張ってくれ!
以上

前回記事に対する補足:
前回の記事で「戦車」と書きましたが,本当は何でしょう?普通見るところ
の戦車の形ではありませんね。装甲車とでも言うのでしょうか?戦後生まれ
のわたしには分類がよくわかりません。
まあ,「戦闘の用に供する車輛」ということで戦車という語を使ったという
ことにしてください。

再利用に脱帽

2019-07-20 09:23:15 | 日記
3か月前知人から古いブリキのおもちゃを頂いた。昭和30年代のものではな
かろうか?戦車であるが,2門の大砲がガタガタになっていた。
きょう久しぶりに取り出して見た。

ねじを巻くと一応動く。しかし,どうも動きが良くない。
油切れだろうということで,ついでに大砲も修理しようと思って底板を外
した。このテのおもちゃは「つめ」を折り曲げて固定しているので本当は
分解・再組立てはしたくない。つめが折れてしまうのである。こどものと
きよくこのような失敗を経験した。

さて,つめを折らないように慎重に作業して底板を外したところ,

何と,天板の内側には缶詰の彩色が施されているではないか!金太洋印の
洋梨と読める。すごい!これこそ極限の再利用ではないか?(←ちょっと
大袈裟かな?)
思い出せば,当時(わたしが幼少の頃)金物は貴重品で,空き缶などを引
き延ばして再利用していた。例えば,折り込み鋸の蝶番部分の金具とか,
電池を使ったおもちゃの電極部分などいろいろと思い出すことができる。
ドリルなど持っていないので釘を打ち込んで穴を開けたりしていた。
思えばそれから豊かになったものだ。

さて,内部の埃を払い,注油した。車輪の回転がよくなった。
つぎに大砲の修理であるが,これは2件ある。一つはガタがきている砲身
の外側の筒を固定すること。今一つは砲身の中の筒を,車輪の回転と連動
させて出し入れすること。
前者は例のつめをきちんとはめ込んで折り曲げることで解決。(ただし,
かなり面倒な作業であった。)
問題は後者。
機構は想像できたが,どうも部品が失われている。車輪を駆動する歯車と
連結する部分である。いろいろ挑戦したが,結局のところ諦めた。

つめを折らないように組み戻した。

なかなかいい感じ。ねじを巻き上げると部屋の端から端まで走って壁で止
まるほど。

昭和のおもちゃに触れて懐かしかった。また,今ではリサイクルと呼ばれ
ているが,その原点・極致を見る思いがした。
以上

余談。
前回の鳩時計の記事で2件補足します。
(1)ムーブメントはスイス製です。彫り込まれていました。
(2)時報用の鎖は巻き戻しができません。ラチェット機構に問題がある
のでしょう。前の持ち主が手放した原因かもしれません。
以上

鳩時計の修理(その1)

2019-07-19 15:50:42 | 日記
けさ某フリーマーケットで鳩時計を見つけました。交渉の結果,300円!さ
っそく所有権をわたしの方に移しました。
安いことは確かなのですが,以下のような問題がありました。
(1)長針・短針ともに失われている。
(2)振り子がない。
(3)鎖が1本見当たらない。
上記のうち(3)番は帰宅してから気づいたものです。
以上のほかは状態は良く,少なくとも外観は綺麗な状態でした。もちろん,
ムーブメントは完全機械式です。(電池式はいらない。)
機械式鳩時計は長い間探し求めてきたものです。修理しながら楽しみたいと
思います。

さて,家に持ち帰ってまず「どうしたものか?」と立ち止まってしまいまし
た。実は取扱い方法を正確には知らなかったのです。現物を眺めながら,参
考書やインターネットの記事などを読み進め,まず壁に掛けて動かしてみよ
うということになりました。

振り子がないので取り敢えず柱時計のものをぶら下げました。錘は運進側の
みです。(時報側は取り付け金具がありません。これが問題点の(3)に書
いたことです。)とにかく動くことは確認できました。

これはどうしても時報を鳴らさなければなりません。鳩の「ポッポ」という
鳴き声です。
壁から外してムーブメントを再度よく眺めます。

残念ながら時報の動力となる錘をとりつける鎖がどこにあるか分かりません。
時計の底に4つの穴があります。その中の左から2番目には何もありません。
ここから時報用の鎖が出ていなければならないはずです。

そこで少し強引な方法をとりました。時報を鳴らすときに動くはずの歯車を
ドライバの先端を使って回しました。すると,ポッポと鳴きはしませんが,
鳴こうとする動きが感じられ,歯車が回転しました。これをしばらく続けて
いると鎖が出てきました。下の写真です。

左から2番目の穴から鎖が顔を出しているのが分かりますか?その手前には
ちぎれた鎖の屑が置かれています。どうも誰かが無理やり鎖を引っ張ったよ
うです。
さて,その2番目の穴から首を出している鎖にS字型の金具(自作)を取り付
けて錘を連結できるようにしました。

再び壁に取り付けました。順調に動いているようです。

長針の軸を指で回すと,正時と30分に鳩が飛び出して「ポッポ」と鳴きまし
た。大成功です。

今後は長針・短針を取り付けなければなりません。

ところで,この時計の型名はもちろんメーカもわかりません。
しかし,裏蓋に製作作業に伴って記入したと思われる手書きの文字がいくつ
か見られました。その中にΛのような文字があります。これはドイツ人が書
く数字の1に酷似しています。
鳩時計はドイツで生まれ育ったとのことです。したがって,この時計もドイ
ツ製である可能性があります。
なお,日本では鳩時計と呼ばれていますが,ドイツでは郭公時計だそうです。
ポッポという鳴き声は本当はカッコーなのでしょうか?
余談ですが,郭公はドイツ語で der Kuckuck だそうです。カッコーでは
なく,クックと鳴いているのかもしれません。
以上

わが家でそうめん流し

2019-07-14 07:05:55 | 日記
梅雨で鬱陶しいですね。――こんなときは何かすっきりすることをしたいもの
です。
昨日は娘が孫を連れて帰省してきたので「そうめん流し」を企画・実行しま
した。

そうめん流しは屋外がふさわしいのですが,自宅となるとわが家の庭は蚊が
多くて適しません。また,昨日は雨が降っていたので問題外です。
そこで,屋内・茶の間で実行。
故郷の竹林から孟宗竹を伐ってきて半分に割り,節を取り除いてそうめんを
流す「樋(とい)」(と言うのでしょうか?)を作りました。その過程で随
分久しぶりに鉈(なた)を使ったものです。
セット完了です。

竹の内面の白さが清々しいですね。ワンちゃんのハル君が何やら不審気味。
しかし,興味の対象はそうめん流しのセットとは違う方向にあるようです。

そうめん流し始め!
なかなか予期したとおりには行きません。幾つかの改善点が認められました。
それでも,・・・

みんな腹いっぱいいただきました。趣向を凝らすと食事が楽しくなりますね。
(裏方の苦労が偲ばれませんか?)
以上

ことしも山笠めぐり

2019-07-06 06:03:58 | 日記
きのう博多祇園山笠の飾り山・舁き山を見て回りました。番外を含めて18
(の流)があり,そのうちの16を鑑賞してきました。吉塚駅を降りて博多駅
から乗るまですべて徒歩でした。疲れました。
カンカン照りではありませんでしたが,それでも暑い!ガリガリ君を2本食べ
て熱中症を予防。

吉塚駅から県警・県庁前を通ってしばらく行くと一番山笠の千代流(ながれ)
の飾り山が見えてきました。表側に回ると小学生が説明を受けています。

いろんな質問が出て,それに山笠の関係者が分かりやすく説明するので聞い
ていて為になります。盗み聞きです。それはともかく,こんな子供の頃から
山笠に親しみをもつのですね。
そこから程遠からぬところに舁き山がありました。

車両通行止めになっています。博多では山笠に対してこのようなことが市民
に受け入れられているのですね。

つぎに二番山笠の恵比須流です。ここは舁き山だけです。

しかし,ご覧のとおりまだ山の姿はありません。ここに限らずまだ準備中の
舁き山がいくつかありました。

朝食が早かったので早めの昼食です。以前の記事で紹介した二葉食堂。

開店間もない頃でしたので客はわたしだけ。さっそく「二葉亭」のラーメン
を1杯注文しました。もちろん,辛子高菜を忘れません。

昼食後楠田神社を参拝して上川端通りへ。ここは八番山笠で,「走る飾り山」
として有名です。

山笠の本来の姿を維持しているのです。

十二番の飾り山はイムズというビルの中にありました。これは圧巻です。

1階から3階までの吹き抜けに聳えるように収まっています。(正確には1
階からではなく,地階から?)

道一つ隔てて新天町の飾り山があります。その側に子供山笠がありました。

可愛いですね。これを子供たちが舁くところを観たいですね。

次回は12日の追い山ならしです。
以上