三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

テレゴールの手入れ

2021-09-27 20:22:10 | 日記
きのうダイヤル式の電話機を手に入れました。オルゴール付きです。
と言っても今の若い人には意味が通じないかも知れませんね。
まずはその外観をご覧ください。

600型という黒電話です。当時一般的な電話でした。
その送受話器の後ろに突起のある部分がお分かりいただけるでしょ
うか?電話を保留するとき,そのままでは周囲の雑音などが相手に
聞こえて失礼なのでオルゴールの音を聞かせてやろうというもので
す。
ゼンマイを巻いて送受話器をかけてみました。

しかし,音は出ません。どうも故障しているようです。
オルゴール部分を取り外しました。

ラベルに「アンニーローリイ」とあります。最初何のことかわから
なかったのですが,どうもオルゴールの曲名のようです。
その蓋を取り外しました。

単純なオルゴールです。
ボタンを押しても回転ドラムが回転しません。破損個所はないよう
です。油切れと判断して,CRC5-56を一吹き。回り始めました。
聞いたことのない曲です。
組み戻して電話機に装着。ついでに電話機を湿った布(つまり,雑
巾)で奇麗に拭ってやりました。

ばっちりです。
この電話,どうしようかと悩んでいたら運よく貰い手が見つかりま
した。
一件落着です。
以上

辞書を買いました

2021-09-25 13:36:55 | 日記
辞書の寿命は7年だと。以前何かの記事で読みました。根拠はわか
りません。たしかに新語などを追い求めたら7年以上昔の辞書では
物足りないかも知れません。しかし,必ずしも新語が必要とも思え
ません。
まあそんな理屈はともかく,書店で眺めていたらほしくなったので
す。ただそれだけの理由です。
まずはその外観(表紙)をご覧ください。

LONGMAN
Pocket English Dictionary
です。
Longman の辞書はすでに1冊持っています。Dictionary of Contem-
porary English という題名です。これは戴いてからもう33年になり
ます。
今度買ったものは文庫本サイズ且つハードカバーなので取り扱い,
持ち運びに便利です。
何気なく開けたところにRAMの説明がありました。

まず,RAM は Random Access Memory の略語であることがわかり
ます。実は書店で他の辞書でも確かめたのですが,この語源が示さ
れていませんでした。略語の場合は語源がわかると理解に役立ちま
す。
この辞書の中央部には絵が載っています。

十代後半の頃,寝転がって漢和辞典を「読んで」いました。このこ
とによってわたしの漢字に対する知識が大いに深まったと思います。
これにならって,ときどき寝っ転がって Pocket English Dictionary
を読みたいと思っています。
以上

低い山ある記(27) 天狗岩

2021-09-20 08:02:19 | 日記
きょうは朝からいい天気です。秋晴れですね。
きのうもいい天気でした。糟糠に誘われて近くの平尾台というカルス
ト台地に出かけました。近所の小母さんとその孫娘も一緒です。
目的地は「一応」天狗岩。歩いたコースを下の地図でご覧ください。

コースを桃色で着色しました。
出発地は中央左側の「平尾台(一)」と表記された付近の駐車場。P
と記入したのですが,不鮮明ですね。
駐車場から東の方向に車道を歩き,385mの地点(見晴台)から左折
して北東方向に進みます。中峠と手書きした少し手前から登り開始。
周防台(すおうだい6.6.5m)からは尾根歩きで桶ヶ辻(568.8m),
さらに進んで天狗岩(436m)です。ここで昼食。
戻りは天狗岩の少し下から北に進路を変え,ほぼ水平に移動して貝殻
山の南側を通って車道に出ます。ここから車道を歩いて見晴台に戻っ
て来た道をたどります。
図らずも「低い山ある記」の山(標高500m以下)に該当しました。
(1)登山日 2021(令和3)年9月19日(日)
(2)山岳名 天狗岩(国土地理院地図の「山岳」には非該当)
(3)標 高 436m
(4)所在地 福岡県京都郡苅田町大字法正寺
       (北九州市小倉南区と京都郡苅田町との境界)
(5)位 置 北緯33° 45‘ 03”,東経130° 54’ 34”
ちょうどすすきが一番きれいな時でした。すすきの根元を見ると,

ナンバンギセルです。久しぶりに見ました。残念ながら盛りを少し過
ぎています。この花を見ると思い出す歌があります。
 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今さらさらに 何をか思はむ
尾花はすすきのこと。思ひ草はナンバンギセルのことだと言われてい
ます。この歌の解釈は,わたしの言葉ではつぎのようになります。
 わたしはあなただけを頼りに生きています。今更何を思悩むことが
 ありましょう?
なんか湿っぽい話になりました。話題を登山に戻します。
最初は急な登りでした。道はあるのですが,草が茂っていて足元がよ
く見えないほどです。
最初のピークからはなかなかいい眺めです。

香春岳が特徴のある姿を見せています。右側の急斜面は「への字山」
と呼ばれる竜ヶ鼻です。
周防台からは降りです。途中石碑が目に留まりました。

「陸軍用地」とあります。敗戦までは陸軍の演習場だったのでしょう
か?そう言えば,山口県のカルスト台地秋吉台もかつて陸軍が使用し
ていたそうな‥‥。
尾根筋に歩いて間もなく桶ヶ辻。ここはパラグライダーの発進基地に
なっています。きのうも何人かの人が飛んでいました。

ここから前方に岩場が見えました。天狗岩だろうと思っていましたが
天狗岩はさらに先。12時少し前に到着しました。

子どもは元気ですね。すいすい歩いて一番乗りでした。
ここでパラグライダーの飛行を眺めながらの昼食でした。
以上


TS-500を改造

2021-09-18 17:54:19 | 日記
TS-500というのはトリオが出した短波帯トランシーバの型名です。一部を除いて真空管
式,しかもプリント基板を使っていない構成です。つまり,加工・改造・改善がしやす
いのです。
わたしはこれを中古市場で手に入れました。原型は出力100W仕様ですが,わたしは10W
でいいので直ちに10Wに改造しました。
さらに,出力電力を可変にしたり,電鍵のジャックを前面に移動したりという改善をし
たのですが,いずれも仮処置のような形でした。

今回これを恒久的なものとすべく大胆に改造したのです。まずその結果の外観を写真で
ご覧ください。


白矢印の箇所は電鍵ジャックです。最近の,と言っても随分前からですが,無線機では
電鍵ジャックは背面にあります。マイクジャックは前面です。電信愛好者としてはその
構成に我慢なりません。電鍵ジャックのその場所を確保するためにイヤホンジャックを
少し左にずらしました。そのためにアルミの板を貼っています。

緑矢印のつまみは出力調整用です。連続的に1Wから10Wまで変えられます。出力管の
第2グリッドの電圧を制御するのですが,ついでにこの電圧を負電圧にして出力を遮断
する機能も追加しました。そのためにスイッチ付きの可変抵抗にしました。

その右の赤矢印ところはRITのON/OFFスイッチです。ここは本来VOX ON/OFFスイッチ
でした。回路図上ではRITのON/OFFスイッチがあるのですが,現物にはありません。こ
れがないと不便なのでVOX ON/OFFスイッチをこれに変えたのです。わたしにはVOX機
能は不要です。

TS-500は(わたしにとって)なかなかいい無線機です。これからも改造(改善)して無
線技術を楽しみたいと思っています。
以上