三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

好捕魚鰒,水無深浅,皆沈没取之

2017-08-24 20:24:21 | 日記
タイトルはご存知魏志倭人伝の一部である。読み下し文は「好んで
魚腹を捕え,水深浅となく,皆沈没して之を取る」となる。
この文は末羅国に関する記事であるが,倭人は皆同じようだ。日本
人は太古の昔から海産物を重要な食料としてきたのだ。

ところで,気になることがある。
海に潜って魚やあわびを取るということだが,当時はもちろん水中
眼鏡のような便利なものはない。裸眼で見ざるを得ないのであるが
わたしの経験では水中で目をあけてもぼやっとしか見えない。その
ような視界の悪さで魚やあわびが取れたのだろうか?

いろいろ調べたがどうもはっきりしない。2,000年の昔は魚やあわ
びがたくさんいて,浅いところでも結構取れたのだろうか?しかし,
魏志倭人伝では「水深浅となく…」とある。すると,深いところに
も潜って魚やあわびを取っていたのだ。

では,どのようにして海の中で裸眼で見えたのか?
(1)昔の人は裸眼でも海中でよく見えた
(2)訓練すれば裸眼でも海中でよく見えるようになる
(3)海中で見えるように工夫した
上記のうち,(1)と(2)はどうも確認のしようがない。インタ
ーネットの記事によると,ある時期だけ海中で見える民族もいると
のことだ。

すると(3)のことになる。
要は海水と眼球の間に空気の層があればいいのである。これをどう
実現するか?インターネットの記事で得たのであるが,目の上に手
で庇を作って息を吐き出せばここに空気の層ができるということで
ある。
そこで,この夏海に行って実験してみた。

福岡市のさらに西の糸島市の海岸である。ここはいわゆる海水浴場
ではないが,砂浜があって波も穏やかなので少なくとも年に1度は
訪れている場所である。
それはともかく,海に潜って片手のひらを眉毛の付近に置いて庇を
つくり,フッと息を吐いた。なかなか空気の層はできない。しかし
何度か繰り返していると瞬間空気の層ができたのか,海中のものが
鮮明に見えたことがある。
しかし,しかし,ほんの瞬間である。これで動きの早い魚を捕えた
りすることはできまい。

ほんの思いつきだが,土偶の目が水中眼鏡のように思えてきた。
ご存知のとおり,土偶の目は木ねじの頭のような形状である。一説
によるとこれは遮光眼鏡(今のサングラス)らしい。しかし,日本
列島で暮らす人に遮光眼鏡が必要だっただろうか?

来年の夏は遮光眼鏡風の水中眼鏡に挑戦してみよう!
以上

プリスケーラ完成

2017-08-14 21:02:36 | 日記
ようやく完成しました。
まずはそのユニットの外観をご覧ください。

斜め前方から見た外観です。
パネルは厚さ2mmのアルミニウムです。灰色に塗装してみました。撮った後気付いたのですが,塗装するときに貼ったマスキングテープが2つのコネクタに貼られたままでした。コネクタは,左が出力用のBNCコネクタ,右が入力用のN型コネクタです。
背後から電線が伸びてつながっているコネクタはカウンタ本体から電源をもらうためのものです。

背後からみたところです。
パネル側の緑色の基板がプリスケーラ本体です。基本的には1個のICで構成されています。手前の茶色の基板が電源部です。これも基本的には1個のDC/DCコンバータで成り立っています。
カウンタ本体からオプションユニット用に用意されている電源は-17Vでした。必要なのは+5Vです。これはどうしても絶縁電源が必要になります。やむなく絶縁型DC/DCコンバータを買ったわけです。
結局,自作したと言えるのはパネルを主体とした構造物だけになってしまいました。
さて,カウンタ本体に組み込んで動作確認です。

今回は433.14MHzを入力してみました。43313.257kHzと表示されているのがお分かり頂けるでしょうか?10倍すると,433.13257MHzとなります。やや誤差が大きい気がします。送信周波数の偏差と計測器の誤差です。計測器に関してはその誤差は非常に小さいのでウオーミングアップ不足が原因でしょう。
とにかく,連休中に完成しました。
以上

ハルちゃん1歳

2017-08-12 12:31:27 | 日記
きのうはハルちゃんの1歳の誕生日でした。
ハルちゃんというのは我が家の豆柴の名前です。ことし3月5日にわが家族への仲間入りを果たしました。
きのうペットショップからはがきが届きました。

生まれて間もないころの写真とともにお祝いのメッセージが寄せられています。

新しい家族(仔犬)を求めてこの春ペットショップをあちこち回りました。豆柴は数が少なく人気が高いせいか,かなり高価です。
それが,このハルちゃんは安かったのです。理由は2つあって,まず持病として喘息を患っているということ。もう一つの問題は月齢が高すぎるということ。当時7カ月でした。持病があるから売れない,売れないから月を重ねるというループに陥っていたようです。
わたしの素人考えでは喘息はそのうち治るだろうと思えました。実際,わたしも子どもの頃喘息だったそうですが,その後今日までまったく問題なく過ごしています。月齢に関しては「まいっか」という気持ちでした。
後日わかったことですが,豆柴はときどき問題を起こすそうです。「豆柴として買ったのに,大きくなった」というものです。これは仕方のないことです。そもそも,豆柴というのは「種」ではないのです。たまたま体が小さいだけです。人間でも大きな人もいれば小さい人もいます。そして,一般的には両親が大きければ子も大きくなり,両親が小さければ子も小さい傾向があります。豆柴も両親が小さいから子も小さい「だろう」,大きくならない「だろう」ということで売られているに過ぎません。したがって,豆柴と信じて買った犬が普通の柴犬の大きさに育つこともあるわけです。
その点,ハルちゃんはすでに7カ月経っていましたので成犬の大きさに近かった訳です。
尤も,単に安いから買ったのではありません。やはりこの犬が気に入ったからです。
下の写真は今朝撮ったものです。

豆柴です。持病はありません。元気いっぱいです。
以上

プリスケーラ動作OK

2017-08-11 14:09:20 | 日記
いつものようにまず前回の記事の訂正から。
最後に巣を割った状態の写真を添付し忘れました。幼虫が写っていたものです。まあ,特に不自然には感じなかったと思います。

さて,きょうからお盆休み。本当はきょうは山の日の祝日ですが,あすあさってが土・日で休み。ついで月・火が狭義のお盆休みということで5連休になってしまったのです。
この貴重な連休。無線三昧を決め込んでいます。
実は短波の送受信機(HFトランシーバ)を改造しようと机の上で分解しているのですが,もう半年以上そのままになっています。埃をかぶるのはもちろん,改造図面が行方不明となり,部品も分散してしまっています。このままではスクラップになりかねません。是非この改造を成し遂げようと覚悟を決めています。
そうは言っても気になることがあり,きょうはまずそれに取り掛かりました。
わたしの持っているカウンターは古いのですが,ニキシー管表示というところが気に入っています。誤差も問題ありません。ただ一つ残念なのは,250MHzまでしか測定できないことです。アマチュア無線家としては440MHzまでは測定できることが望ましいのです。メーカからはオプションとしてプリスケーラ―が販売されていたようですが,何しろ40年以上前の製品ですから今となっては手に入れようがありません。
そこで,自作!
細かい話は抜きにして,まずシステムの写真をご覧ください。

背後にある大きな筐体がユニバーサルカウンターです。その右側が空洞になっていますが,ここにオプションが収まるようになっています。
その手前に2枚の小さな基板があります。緑色の基板(キット)がプリスケーラ本体で,その後ろの茶色の基板(完全自作)は電源です。
写真では左下のトランシーバから433.06MHzを送信しています。その出力を30dB(電力を1,000分の1に減ずる)の減衰器を通してプリスケーラに入力しています。カウンター本体は43305.917kHzを表示しています。およそ,43.306MHzです。――そうです。このプリスケーラで入力周波数を10分の1にしているのです。したがって,読むときは10倍します。
機能確認を終えたので,あとはパネルと結合してオプション部分にはめ込むだけです。
完成したらまたお見せしましょう。
なお,雑誌「美夜古文化」は本文と関係ありません。
以上


とんだ出費

2017-08-06 13:29:47 | 日記
最初に前回の記事の訂正から。タイトルが間違っていた:
(誤)万年筆洗濯機で洗ってしまった
(正)万年筆を洗濯機で洗ってしまった
助詞の「を」が抜けていた。いつものおっちょこちょいだ。

さて,きょうは予期しない出費を強いられた。スズメバチの駆除に23,000円+消費税だ。
先日庭木を手入れしていたらスズメバチが1匹うろうろしていたので捕虫網で捕まえた。ほかに見当たらなかったので獲物を探しに当家に訪れたのか,あるいは営巣地を探していたのだろうと思ってそのまま忘れていた。
ところが,今朝生垣の中にスズメバチの巣を発見したのである。大きさは直径15cmほど。まあ,小形の部類だろう。

ちょっと見にくいがおわかりいただけるであろうか?
このまま刺激せずに放置すれば秋には巣立ってしまうのだが,人通りが割に多いところなので通行人や遊んでいる子供を刺したりしたら大変なことになる。意を決して(わたしが駆除するのではなく,)業者にお願いした。
さっそく来てくれ,打ち合わせの後作業開始。

作業は一人で行うことを初めて知った。白い防護服で身を固めている。
さて,生垣の間から棒を差し込み,巣に薬剤を注入。

もう大丈夫というところで捕虫網で巣を確保。

巣は下の写真のとおり。

割ってみると幼虫がまだうごめいていた。申し訳ないが……。
今後は再発しないよう気を付けなければならない。そのためにも庭木の剪定をマメにやり,藪にならないようにして蜂の営巣地にふさわしくないようにしよう。また,藪でなければ蜂が巣作りを始めたら初期のうちに見つけやすくなるというものだ。
以上