三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

Optimus 111 コンロの修理(3)

2019-06-11 20:12:27 | 日記
このシリーズも3回目になりました。きょうはいいニュースです。修理がほ
ぼ完了したのです。
これまでの経過を振り返ってみるとつぎのとおりです。
(1)手に入れた状態では着火するもののスピンドルから灯油が漏れた。
(2)実験的に水道用のOリングを使用したら漏れがなくなった。
スピンドルのパッキンを交換すればよいというところまでこぎつけていたの
です。
さて,そのスピンドルのパッキンはどんなものか?皆目見当が付きませんで
した。そこでインターネットを通じて問い合わせると,「グラファイトパッ
キン」ということでした。さっそく購入手続き。
数日後に郵送されてきました。

ところが,このパッキンの装着方法がわかりません。インターネットでいろ
いろ調べましたが,肝心なことが掲載されていないのです。
自分なりの理屈から考えて,スピンドルを外すにはニップルを外すことにし
ました。しかし,そうすると,今度は組み立てるときにニードルの装着方法
がわかりません。
ま,とにかくバラそう。このセットにはそのための工具が添付されていたの
です。下の写真のとおり,スパナのような1本の工具です。

このスパナの部分でスピンドルのナットが回せ,角穴の開いた部分でニップ
ルを外すことができました。さすが軍用!よくできています。
ニップルとニードルとスピンドルを外しました。

煤を取り除いた後,新しいグラファイトパッキンを挿入して組み戻しました。
心配したニードルは難なく収まったのです。(実は,これが曲者!)
さっそく試運転です。まず,アルコールで予熱。

しかし,そのうちにニップルのノズルから火の手が上がり,危険な状態にな
りました。

わたしの自慢の肺活量を使って「フー」と吹き消しました。やはり,ニード
ルが適正に収まっていないのです。
その後何度もバラしては組み立て,またバラしては組み立てたりの試行錯誤
が続きました。
結局のところ,最初の心配どおりスピンドルとニードルの関係がうまくでき
ていなかったのです。
やや強引に調整しました。その結果,

正常な燃焼が得られました。漏れもありません。
やった,完成だ!と思いきや,時間の経過とともに火力が低下します。ポン
ピングすれば回復しますので,これはタンクの気密が不完全なために圧力が
低下するのが原因と思われます。給油口から燃料がにじみ出ていることがあ
りますので,この部分のパッキンが劣化しているのでしょう。これは簡単で
す。すぐに良くなるでしょう。
と言うことで,Optimus No.111 の修理はほぼ完了しました。近いうちに
野外で料理して楽しみたいと思っています。そのときはまたご報告いたしま
す。
きょうはぐっすり眠れそう。
以上

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