三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

第一級海上無線通信士免許証届く

2016-05-23 20:13:05 | 日記
きょう第一級海上無線通信士の免許証が届きました。まずはその写真をご覧ください。

なぜかモノクロになってしまいました。

無線従事者の資格制度は平成に入って大幅に改められました。
以前は,
(1)無線通信士
(2)無線技術士
(3)無線技士
大別されていました。そして,無線技士は
(3.1)特殊無線技士
(3.2)アマチュア無線技士
の2つに分けられていました。
また,(1),(2),(3.1)はプロの免許で(3.2)はアマチュアの免許でした。アマチュア(ある意味「遊び」)のための資格が制度化されているのは珍しいことだと思います。
そして,無線通信士は,第一級無線通信士,第二級無線通信士,第三級無線通信士,航空級無線通信士および電話級無線通信士の5資格。
無線技術士は第一級無線技術士と第二級無線技術士の2つでした。
アマチュア無線技士は,第一級アマチュア無線技士,第二級アマチュア無線技士,電信級アマチュア無線技士それに電話級アマチュア無線技士の4資格に分かれていましたが,後に電信級と電話級はそれぞれ第三級および第四級になりました。
ややこしいのが特殊無線技士です。多重無線とか,レーダーとかがあったと思います。特徴ある名称をつけにくいのか,甲,乙,丙などの資格もあったようです。わたしは詳しくは知らないのですが,たとえば「丙」は現在の航空特殊無線技士です。

さて,平成の大改革では無線従事者はつぎのように大別されました。
(1)総合
(2)海上
(3)航空
(4)陸上
(5)アマチュア
総合無線従事者は旧無線通信士の第一級から第三級までが該当します。
海上無線従事者は海上無線通信士と海上特殊無線技士に分けられ,海上無線通信士の第一級から第三級までは新設されました。そして,旧電話級無線通信士は第四級海上無線通信士となったのです。また,いくつかの特殊無線技士は第一級から第?級までの海上特殊無線技士およびレーダー級海上特殊無線技士となりました。
航空無線従事者は明快で,旧航空級無線通信士が航空無線通信士に,また特殊無線技士(丙)が航空特殊無線技士に移行されたのです。
陸上無線従事者は陸上無線技術士と陸上特殊無線技士に分けられ,旧第一級および第二級無線技術士はそれぞれ第一級陸上無線技術士および第二級陸上無線技術士となり,いくつかの特殊無線技士が第一級陸上特殊無線技士から第?級陸上特殊無線技士および国内電信級陸上特殊無線技士に移行しました。
それぞれ活躍の場に応じた資格制度に改められたわけです。総合無線通信士はその名のとおり万能の資格です。
不思議なのは陸上無線技術士です。この資格の通用範囲は陸上に限定されません。すべてです。ただし,技術操作のみで,通信操作ができません。(総合無線通信士は通信操作と技術操作の両方ができます。ただし,技術操作に関しては技術士の方が上位に位置づけられています。)
なかなかややこしいことだけはお分かりいただけたのではないでしょうか?

わたしの最上位の現有資格は以下のとおりです。
第一級海上無線通信士
第一級海上特殊無線技士(通信士の免許があるので意味がない)
航空無線通信士
航空特殊無線技士(通信士の免許があるので意味がない)
第一級陸上無線技術士
第一級陸上特殊無線技士(技術士の免許があるので意味がない)
第一級アマチュア無線技士
残るは総合無線通信士。電気通信術(モールス通信)が最大の難関。少年時代の夢を追い求めて,まずは第三級に挑戦しよう。

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