23/24のゆく人くる人のこる人の季節です。
シーズン途中の出入りはスルーしていたのですが、そこには立ち戻ることもなく23シーズン終了時点からの変動をまとめていきます。
(1)ゆく人
・篠原 友哉(現役引退)
心臓疾患で競技生活が継続が困難ということで引退されることになりました。
本人はもとより両親や彼の育成に関わった全ての方が悔しい思いをしていると思います。これからはいち社会人として健康に気を遣いながら歩んでほしいと思います。これも人生。
・福満 隆貴(契約満了)
シーズン終盤のプレーオフへ向けての戦いの中での契約満了発表でした。
本人の中でこの事態をどのように処理して日々のトレーニングや週末の試合に挑んでいたのか知る由もないのですが、普段と変わらぬパフォーマンスを見せていただいたことには感服しました。きっといい契約ができると思います。
・見木 友哉(東京Vへ完全移籍)
昇格できないとこういうことが起き得るんだということです。こういう形で若くしてチームの中心選手が引き抜かれたのって、町田也真人以来かな。でもまぁ引き抜いたヴェルディはそれこそ毎年同じことされてきた訳だしJ1で大活躍してほしいものです。
見木本人にはこれまでJEFのためにありがとうということしかないかな。
・末吉 塁(岡山へ完全移籍)
シーズン途中で岡山へ期限付き移籍し、そのまま完全移籍となりました。右のポジション争いで田中が勝ったことになります。ただ末吉自身のポテンシャルは高いので岡山でもポジションは取っています。次回対戦ではガツガツ来そうです。
(2)くる人
・久保庭 良太(DF、U18via立教大)
立教大からの加入ということですが、U18出身なので一応そちらを前面に出した経歴書きとさせていただきます。
ポジションはよく分かりませんが、ベンチ入り時のバランスから見るとCBかなと。今季特別指定ではありましたが、出場はなし。今季の最終的な序列は大輔>翔悟>メンデス>一耀>久保庭といったところでしょうか。
・谷田壮志朗(DF、U18から昇格)
ここのところホームグロウン制を意識しているせいかアカデミーからの昇格は毎年見るような気がしますが少し力不足なのか、なかなかポジションを取るような勢いのある子は見かけません。U18でのプレー内容は分かりませんが、プリンスリーグ昇格の原動力だったとすると千葉県リーグでは無双だったでしょう。期待しちゃいたい。
・藤田 和輝(GK、新潟から期限付き移籍)
今季は栃木でプレーしてましたね。U22のGKでもあります。新井、鈴木椋の壁を越えられるか?
・横山 暁之(MF、藤枝から完全移籍)
ポジション的には見木と被りそうなので、彼の後釜かなと。とはいえ、見木のコピーではないのでプレースタイルが変わるし、千葉も藤枝とはまた違うので双方が嵌るように努力が必要ですね。
(3)残る人
・小林 慶行(監督:2年目)
新人監督さんですから手腕は未知数なわけで、言うことと出来ることのGAPがどうなのかなと正直思っていました。
前半は結果がついてきませんでしたが、後半から見違えるようになりました。それこそシーズンが進むにつれチームが熟成していくのを見るのはオシム時代以来のような気がします。クラブが2年目を委ねるのは当然でしょう。
・田中 和樹(FW)
京都からの期限付き移籍を完全移籍に切り替えていただきました。
千葉の右サイドを支配するスピードスターに成長しました。シーズン当初はそこまでのパフォーマンスではなかったように思います。開幕戦で一発退場喰らってたし。京都に戻る可能性もあったとは思いますが、残る決断をしてくれました。来季はもっとゴールが欲しいね。
・椿 直起(MF)
シーズン中盤に試合に絡まなくなっていたいました。フットボール的な理由なのか怪我だったのか分かりません。左側は途中加入のドゥドゥと日高が強い存在感を放っていました。
そのことがもしかしたら関係しているかもしれません。ドゥドゥは激しい運動量を求められる分、後半に交代が求められますが、そこが高木でした。終盤はその高木と椿が入れ替わる形になりました。プレースタイル/強みははっきりしてるのできちんとチーム戦術に嵌ればもっと活躍できると思います。
・小林 祐介(MF)
シーズンの序盤と終盤ではチーム内の序列が下がってしまった気がします。2列目の見木がボランチに下がることで小林がベンチスタートとなる形です。ゲーム終盤、風間がへばる事で見木を2列目にあげ、小林がボランチに入るパターンが確立。
ゲームを締める役割は見事でした。
・松田 陸(DF)
シーズン序盤は右SBを任されていましたが、壱晟がそのポジションからのゲームメイクを担うようになるとタイプの違う松田の出番が少なくなっていく形になりました。ただその形が来季ずーっと続くとも思えないのでクラシカルなSBとして出番は必ずくると思います。
・風間 宏矢(MF)
チームの構造上、相手の最終ラインの前でフリーになることが多く、その状況とショートゲームが得意そうな本人のスタイルが上手く嵌まった一年でした。こういった技はまだ伸びると思いますので来季も期待した選手の一人です。
・呉屋 大翔(FW)
今季は本人も不完全燃焼でしょう。スタイル的にゴールを決めてナンボの選手ですから。ただシーズン後半にようやく片鱗を見せてくれたので来季は開幕から大いに奮起していただきたいです。
・メンデス(DF)
途中加入でしたね。シーズン終盤に一耀や翔悟とポジション争いをしていました。最後は翔悟>メンデス>一耀のように見えました。個人的には外国人選手にはもっと高く強い壁であってほしいと思っているので、今の状況には満足出来るものではないです。