スーパーカブ物語

ふと思い出した話を。

deepさんが高校生の頃、千葉県には「３ない運動」というのがあった。今はどうなんだろう？

これは高校生が、
　・免許を取らない
　・バイクを買わない
　・バイクに乗らない
という言わば暴走族予備軍を作らないための施策でした。

ま、暴走族系の人々は
　・免許なんて関係ねぇ
　・バイクは盗む
　・バイクは転がすもの
という感覚なのであまり効果的とは思えませんでしたが。

けど、deepさんは高２の夏休みに原付免許を取得しました。別に乗るアテがあるわけでもなく、禁止されればそれを破りたくなる若者心理でしたね。今振り返ると。

ただ、実際免許を取ると乗りたくなるものです。

免許を取得後にスクーターのカタログとかを物色してた中でスーパーカブの驚異的な燃費が目に止まったわけです。確かリッター１５０kmだか１８０kmだったような。んで偶然にも家に父親が通勤で使っているスーパーカブがあったのです。

迷いはありませんでした。

スーパーカブでどこまで行けるのだろう。試そう。

千葉から東京、横浜へ。Go Westの心境です。やがてガス欠で止まりました。富士川の手前です。リッター１５０kmというのはちとオーバーだったかなと。

その後は野宿しながら富士川を上って韮崎、ついで諏訪や長野、軽井沢経由して千葉の方に帰ってきました。

帰宅後に父親からぶん殴られましたね。スーパーカブ盗まれたと思ってらしく。

もっとショックだったのは４日くらい家にいなかったのに家族の誰も気に留めてなかったこと。アレがきっかけだな、高校卒業したら一人暮らししようと思ったのは。