数日前に2chのJEF千葉のスレにイビツァ・オシムに関するクラブ内部からと思われるリークがなされていました。このリークの信憑性については過去のリーク内容からみて高いと思ってよいかと思ってます。但し、問題の性格上それが事実かどうかはこれ以上は突っ込まれないでしょう。
要はこういう内容です。
・日本協会から次期監督候補としてイビツァ・オシムに就任オファーがあった。
・オシム側からは就任するための「条件」を提示した。
・その「条件」は金銭的なことではなく、「(協会の)体制」に関すること。
・協会側からはその「条件」はのめないとの返答。
・よって、この話は流れた。
関心があるのは協会がのめないという「条件」ですね。
よくイビツァ・オシムを日本代表に、という声を聞きます。俺も悪い話ではないと思います。
ただ、オシムにとっても招集されるメンバーとっても極めて厳しい試練があると思われます。選手はジーコジャパンとは比較できないほどハードワークを求められます。当たり前ですね。今回のワールドカップ出場国の中でもっともツマラナイ内容を披露してる国の中のひとつですから。オシムは協会に巣くう商業主義との戦いが待ってます。
JEF千葉に就任して以降の彼の言動や木村行彦氏の著書「オシムの言葉」に接してると彼が類稀なアンチ商業主義者である事が分かります。オシムが協会に提示した「条件」というのは協会に対して自分と商業主義の間に立って「防波堤」になることを望んだのでは考えてます。
俺は商業主義というのを一概に否定しません。協会に潤沢な資金が入るということは現代表の強化や将来の普及発展への投資という点から見ても望ましいと思うからです。しかし、チームにも攻守のバランスがあるように行き過ぎた商業主義は代表チームの編成や興行イベントなどにマイナスのバイアスを与えてしまい、代表の強化という本来の目標を見失ってしまうことを我々はこの4年間見てきました。
オーストラリア戦の敗戦受けて、俺が川淵会長とジーコ監督は即止めろ、と書いたのはその日の敗戦のことだけでなく、あの日起こった全てのことがこの4年間の代表の活動がもたらした必然と感じたからです。
仮にオシムの条件を協会が受け入れ、電通の怒りを買い、結果としてアディダスの5年間の拠出金150億(だっけ?)がフイになったとしてもオシムは素晴らしい代表チームを鍛え上げアジア予選を突破し、4度目のワールドカップへ導くことができると思う。
勿論、世界には多くの素晴らしい監督がいます。現チェコ代表のブリュックナーや元レアル監督のデ・ポルスケなどなど。オシムだけにこだわる必要も全然ありません。
以前、川淵会長は言いました。
「2050年にはW杯で優勝したいなぁ」
単なる夢で終わってほしくない。あと、44年しかないわけだ。イングランドが最初の優勝をしてからもう40年も経ってる。2度目の優勝はまだ出来ていない。そう考えると一度も優勝していない日本がワールドカップを手にするために44年は長すぎる期間ではない。
協会の方向性が本来とぶれ始めてるこの時、川淵会長は何をすべきか考えなきゃならん。
要はこういう内容です。
・日本協会から次期監督候補としてイビツァ・オシムに就任オファーがあった。
・オシム側からは就任するための「条件」を提示した。
・その「条件」は金銭的なことではなく、「(協会の)体制」に関すること。
・協会側からはその「条件」はのめないとの返答。
・よって、この話は流れた。
関心があるのは協会がのめないという「条件」ですね。
よくイビツァ・オシムを日本代表に、という声を聞きます。俺も悪い話ではないと思います。
ただ、オシムにとっても招集されるメンバーとっても極めて厳しい試練があると思われます。選手はジーコジャパンとは比較できないほどハードワークを求められます。当たり前ですね。今回のワールドカップ出場国の中でもっともツマラナイ内容を披露してる国の中のひとつですから。オシムは協会に巣くう商業主義との戦いが待ってます。
JEF千葉に就任して以降の彼の言動や木村行彦氏の著書「オシムの言葉」に接してると彼が類稀なアンチ商業主義者である事が分かります。オシムが協会に提示した「条件」というのは協会に対して自分と商業主義の間に立って「防波堤」になることを望んだのでは考えてます。
俺は商業主義というのを一概に否定しません。協会に潤沢な資金が入るということは現代表の強化や将来の普及発展への投資という点から見ても望ましいと思うからです。しかし、チームにも攻守のバランスがあるように行き過ぎた商業主義は代表チームの編成や興行イベントなどにマイナスのバイアスを与えてしまい、代表の強化という本来の目標を見失ってしまうことを我々はこの4年間見てきました。
オーストラリア戦の敗戦受けて、俺が川淵会長とジーコ監督は即止めろ、と書いたのはその日の敗戦のことだけでなく、あの日起こった全てのことがこの4年間の代表の活動がもたらした必然と感じたからです。
仮にオシムの条件を協会が受け入れ、電通の怒りを買い、結果としてアディダスの5年間の拠出金150億(だっけ?)がフイになったとしてもオシムは素晴らしい代表チームを鍛え上げアジア予選を突破し、4度目のワールドカップへ導くことができると思う。
勿論、世界には多くの素晴らしい監督がいます。現チェコ代表のブリュックナーや元レアル監督のデ・ポルスケなどなど。オシムだけにこだわる必要も全然ありません。
以前、川淵会長は言いました。
「2050年にはW杯で優勝したいなぁ」
単なる夢で終わってほしくない。あと、44年しかないわけだ。イングランドが最初の優勝をしてからもう40年も経ってる。2度目の優勝はまだ出来ていない。そう考えると一度も優勝していない日本がワールドカップを手にするために44年は長すぎる期間ではない。
協会の方向性が本来とぶれ始めてるこの時、川淵会長は何をすべきか考えなきゃならん。