勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

羽衣ジャスミン

2014-03-11 22:44:20 | Weblog
 仕事に通う道筋に数年前に開店した花屋がある。狭い歩道の両側にも多くの鉢が並んでいた。歩道を自転車で通ることができた頃、この鉢が邪魔だった。しかし、ご夫婦と思われる若いカップルが一生懸命に頑張りながら働く姿を見てそれは許せた。僕が避けて通ればいいことだったから。そんなある日、店頭の花はすべて片付けられ、店内も空っぽで休業の貼紙。表示された日にちを過ぎても店は開かない。だが、僕の心配は杞憂に終わり、新装開店になった。


 店頭商品全品半額の張り紙に心を動かされ買った鉢植えは、その花の香りが好きな羽衣ジャスミン。この花、以前もある方からいただいたのだが、今年は寒さのせいか蕾は持っているのだが元気がない。そこでもう一鉢欲しくなったのだ。


 花屋さんで今咲いている鉢は温室育ちなので、寒さには弱いという。しばらくは、不要になった漬物用陶器を鉢カバーにして部屋に飾ることにした。


 春は名のみの冷たい風に、部屋中に漂う羽衣ジャスミンの香りが春を呼び込んでくれるかもしれない。明日は暖かい日になると天気予報が伝える。ベランダでお茶でも飲みながら、この花の香りを楽しむ日も近いようだ。