勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

酉の市

2013-11-15 02:29:40 | Weblog
 幸せを掻っ込むといわれる、縁起物の熊手を売るお祭り・酉の市が、浅草の鷲神社で開かれている。酉の市は11月の酉の日の午前0時に始まり24時まで、終日賑わう年末の風物詩である。


 今年は三の酉まであり、今日(15日)は二の酉である。午前0時になると、今や遅しと待っていた参拝客が一斉に鳥居をくぐって神社に向かう。


 それまで閑散としていた境内はたちまち人で溢れ、あちらこちらで商談の成立を意味する手締めの音が響き渡る。


 この市では昔から八頭(やつがしら)という大きな芋が売られるが、頭(とう)の芋とも呼ばれ、人の頭に立つように出世できるという意味と、一つの芋から多くの芽が出ることから、子宝に恵まれるという縁起物である。


 昔はゆでた芋を笹に通して売られていたが、今は生のままで売られ、そのお店も境内の鳥居をくぐって右手の一軒だけになってしまったという。ここの親父さんに写真を撮ることをお願いすると、気安くポーズをとってくれて、揚句に一杯飲みませんかと、紙コップに注いでくれたのは「八海山」という銘柄の銘酒である。酒は強くない僕だが、こんな時は快く受け話にも花が咲くいた。境内を一回りしての帰りがけに再び立ち寄って、大頭(おおがしら)をひとつ買ってきた。


 熊手の多くはおかめが飾られているが、おかめはお多福ともいわれ、福が多く幸せを招くとされ、縁起が良い。また、境内には「なでおかめ」が飾られ、顔の各場所を撫でると、場所によって違うご利益が授かるという。 

  

僕も欲張ってすべてを撫でてきたが、はたしてご利益や如何に・・・