daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

山形の桜 2

2011年04月26日 20時00分50秒 | 地震

野球場(YAMAGATA STADIUM)では高校野球の試合をやっていた。

応援も活発だ。公式戦らしい。

 

寒河江工業対日大山形だった。 

 

0対11で、日大の5回コールド勝ち。

やっぱり甲子園の常連校は強い。山形では。

 

 満開の桜と残雪の蔵王。

勝っても負けても、この下で野球ができる球児たちは幸せだ。

 

石垣でロッククライミングの練習中。

我々が子供の頃は、親などついていなかった。

春先は、石の間から蛇が出てくることがあった。

 

西門は水と石垣が美しい。

 

東側の土手。

昨日復旧したばかりの仙山線がもうすぐやって来る。

明日からは東京~仙台間に新幹線が復活する。

 

奥に見えるのは山形美術館。 

 

公園内で出店が中止されたため、公園前の玉コン屋が繁昌している。

玉コンにビール。

花見にはちょっと寂しい。

 

一年中この風景だったら、どんなにいいだろう。

 

七日町をそぞろ歩き、「紅の蔵」の990(ククレ)に入った。

紅花商人の蔵を改装したレストラン。

990は山形の郵便番号だ。

 

コーヒーはお代わりできる。

 

「苺の散歩道」

ティラミスに苺とワッフルと苺ソースをあしらったデザート。

 

山形には地震の影がまったくなかった。

山形の温泉地は被災者を受け入れていて、混んでいるそうだ。 

 

 

 

停電と食料不足とガソリン不足には遭遇したが、私は被災者というほどの被害は被っていない。

しかしスーパーに山ほど商品があるのを見ると涙が出そうになるし、ガソリンはいつも満タンでないと不安だ。

そして温かいご飯を前にすると、すみません、すみませんと、東に向かって合掌してしまう。

美しい桜も、今年は薄紙がかかったような感じに見えた。

これは心理的被災と呼べる症状かもしれない。

 

山形の街は何も変わっていなかった。

いつものように桜は咲き、いつものように食べ物は美味しかった。

いつもの通り、ということは幸福なことであり、人を癒すことができる。

被災地に配慮しての自粛はありがたいが、普通にしていてほしいという思いが先に立つ。

 

 「山形の桜」 了

 

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