名取インターから海側の閖上港線は通行止めになっている。
自衛隊がいなかったので突破する。
海から2kmの距離に漁船が!
家に残る水跡を見ると、ここでも深さ3mの津波が来ている。
水田は水はけが悪いので、まだ海水が残っている。
海水に浸かった田んぼは10年ほど土壌改良を行なわないと耕作できない。
かろうじて残った松並木。
かつては松並木の中をサイクリングロードが通っていた。
雪印の牛乳箱。
3月11日の朝までは、これで牛乳が運ばれたのだろう。
もう片方のスニーカーはどこに行った?
逃げているときに脱げたのでないことを祈る。
家に中を泥水が通り抜けた。
津波の方向に窓があって、うまく海水が通り抜けると、家は倒れないことがある。
ひっくり返った資材小屋 。
海から1.5km運ばれた大型漁船。どうやって海に戻すのだろう。
海から2.5kmの距離にある農道。
ここから海側の被害が甚大。
ここから西側は被害がない。
生死を分けた一本の線がここ。
海から4kmのところまで漂流物が流れ着いていた。
この辺りで波はようやく止まった。
国道4号線に戻った。
震災の影は全くない。東に10分行くとあの惨状があるとは想像もつかない。
(続く)