愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

アヤックス-R・マドリー

2010-11-25 15:54:37 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/25(木)       

愛丸’s チェック
アヤックスは勝ち点4でミランについで3位。
ミランとは1P差だし、このホーム戦をうまく戦うことができれば、グループの突破も見えてくる。
マドリーが開幕節よりもはるかに強くなってるし、簡単にはいかない試合にはなるが、ここは熱い魂で望んでもらいたい。
アヤックスの伝統をここで復活させるつもりで。
マドリーは、すでにこのグループの突破を決めた。
ここまで簡単にグループの突破を決めたのはいつ振りだろう。
もう2試合を消化試合にしてもいいんだが、モウリーニョはまだチームができあがってないって宣言してる。
ターンオーバーをしないらしいが、ここはどうしてもリーガでのクラシコが念頭にあるのは確か。
さすが、ベストメンバーで挑むことはないだろう。

アヤックスは、マドリーの前になす術なしだった。
攻撃してもきっちり守られるし、守備面でもマドリーの攻撃にうまく対応できなかった。
激しいプレーで、なんとかマドリーの面々をイライラさせようと必死だったが、それも功を奏することはなかった。
今のリーグの差もあるだろうが、完全に力負け。
開幕節から、ここまでにかなり差が開いてしまった。
ミスからの失点もあったし、完全にやられての失点も。
ここまで完璧にやられたら逆にこれを引きずることはないだろう。
ミランがオセールに勝ったことにより、アヤックスはこの敗戦で、グループの突破は夢と消えてしまった。
失点をする前まではなんとかからだを張ったディフェンスで耐えることができたんだが、これが長く続くことはなかった。
エジルのファンタジーには手も足もでなかったし、C・ロナウドが本気で仕掛けると、ファールでしか止められない。
ワン・ツーでの突破も簡単に決められるし、これをケアするあまり人に激しくいけなくなり、そうなると、マドリーの個人技にやられるだけ。
いいところがまるでなかったアヤックスだった。
ひとつだけ、スアレスだけは終了のホイッスルがなるまでなんとか得点してやろうと戦う姿勢を貫いた。
この気持ちがチーム全体にあればよかったんだが・・・。
全体とまではいかず、エル・ハムダウィ、スレイマニにだけでも伝われば、2人も少なくなったマドリーからは点が取れたかも。
この前の3人の連携がひとつもなかったから、惜しいシーンも作れず、エル・ハムダウィは完全に押さえ込まれた。
ここでボールをキープする術をなにか見出せば、まだチャンスはあったかもしれんが、そのレベルにないってこと。
アヤックスは、最終節に3位の座を賭けてミランに挑む。
オセールもこの3位という順位を狙ってくるから、まだ、ここでアヤックスのCLは終わってない。
マドリーはCBをこの試合はS・ラモス、アルビオルのコンビで組んできた。
これは初めてのこと。
さすがにモウリーニョもこの試合よりもクラシコを重要視してるってこと。
ディ・マリア、ケディラもベンチで代わりにP・レオンとL・ディアラが先発。
P・レオンはミラン戦ほどの活躍はできなかったが、L・ディアラは、この試合で高いレベルで中盤の守備を披露。
X・アロンソととの互換性も高いし、これから守備的に試合をやりたいときは、ケディラよりもL・ディアラでいった方が安定しそう。
また一枚マドリーのオプションは増えた。
守備でいいところを披露したのはマルセロも同じ。
アヤックスのサイドアタックを完璧に封じてみせた。
モウリーニョの指導の賜物か、この短期間でかなり守備が向上。
この指導力、かなり高いものがある。
あれだけざるで、このサイドが穴だったのが、今は全くその感じは受けられない。
アヤックスの生命線のサイドアタックをここまで止めたことが、無失点ってことに繋がった。
ただ、マルセロはセレソンの召集をケガを理由で断ったのに、マドリーの練習に参加してるのがバレて、このままカナリア色のユニフォームは着れないかも。
今なら、セレソンに必要なパーツなんだが・・・。
いい感じでこの試合を終えれたし、X・アロンソ、S・ラモスは、この試合で2枚のイエローをちょうだいして退場。
これは次節にサスペンションで累積を解消させるものだろう。
これもモウリーニョの指示も元だろう。
無駄な遅延行為でのカードだったし、果たしてこれが正当なものかそれは疑問。
クラシコにはいい形で挑めそうだし、来週の月曜が楽しみに。
 

スコア
0-4

<得点者> 
R・マドリー   ベンゼマ、アルベロア、C・ロナウド×2         

~愛丸's MVP~
L・ディアラ(久しぶりの先発だったが、守備的な振る舞いをさせれば、このチームになくてはならものに。ここでの守備でかなりピンチの芽を摘んだ)