愛丸のサッカー観戦記

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チェルシー-フルアム

2010-11-12 09:43:01 | プレミアリーグ
観戦日 11/12(金)       

愛丸’s チェック
前節、リバプールに破れ、プレミアで2敗目を喫したチェルシー。
それでも、未だ首位だし、ユナイテッドとの勝ち点差が2Pに縮まっても、そう慌ててないだろう。
このフルアム戦はノースロンドンダービーだし、気持ちもこもってるはずだから、連敗ってのは考えづらい。
ここスタンフォード・ブリッジでは失点すらしてない強さだから、フルアムレベルのチームがここで結果は残せないだろう。
そのフルアム、昨シーズンの開幕戦以来、アウエーでの勝利がない。
どこまで内弁慶なんだろう。
ここまでチェルシーと同じ2敗なんだが、ドローの数が7とここで差が生まれてる。
順位も13位とこのドローがいかに順位を下げてるか。
もっとアウエーでも積極的なサッカーを展開しないと、勝ち点1だけでは、先が思いやられる。

チェルシーは最小得点だったが、危なげなくここで勝ち点3をゲット。
ユナイテッドがダービーでスコアレスドローだったし、ユナイテッドとの差は広げる結果に。
アーセナルの結果がどうかわからないが、首位陥落ってことはない。
それでも、ここでのチェルシーのパフォーマンスは、安定してるというか、点を取られる隙すら感じさせない。
アレックスではなく、この試合ではイバノビッチがCBでテリーとコンビを組んだが、これでも、鉄壁の守備を披露。
右のSBでは、タイミングのいい攻撃が目を引くイバノビッチだが、本職の守備でも世界レベルになる。
この試合でも、ピンチの場面は少なかったが、それでも、ここってシーンではこの男がからだを張ってディフェンスする姿が目立った。
イバノビッチがCBに入ったことにより、右のSBにはボジングワが。
長期の離脱からやっと戻ってきたが、まだ、あの頃のコンディションにない。
それは、これだけピッチを離れてたんだから仕方ないが、この男のコンディションが上がってくると、またまたチェルシーが強力に。
ドログバもこの試合スタメンに復帰してきたんだが、ドログバは、これまでマラリアで体調を崩してたみたい。
そうなると、あのフィジカルを活かしたパワープレーが鳴りを潜めてたのもわかる。
それが完治して戻ってきたってことは・・・。
アネルカがケガで離脱したが、そこはカルーが代役を。
点を奪うシーンはなかったが、仕掛けの部分では切れのある動きを見せてたし、ドログバとの関係もいい。
このチャンスをきっちり活かすことができれば、アンチェロッティも頭を悩ますことになりそう。
この試合では、自慢のレフティトリオがいまいち。
マルダ、ジルコフ、A・コールと、この3人が左足で奏でるコンビは、見ててわくわくするものがあったんだが、この試合では、マルダに疲れが。
さすがにここまでフル稼動だったし、ここらで疲れが出てくるのもわかる。
そうなると、カルーの切れがあるし、アネルカが戻ってきたら、マルダを休ませることもできる。
選手層に問題があるチェルシーだし、うまく選手をやりくりしていかないと、シーズンも押し迫ってくると、苦しい状況に陥ってしまうかも。
心配な部分はそれぐらいで、試合の内容は、スコア以上に強さを感じさせた。
フルアムはこの1-0で推移する試合展開は折込ずみだっただろう。
前節もATに追いついたりと、後半に勝負をかけるパターン。
そんな感じで試合を進め、しっかり攻撃的な選手交代で、試合の終了に近づいて前に出ることができたが、相手はチェルシー。
ここで未だ無失点のチーム相手に、さすがに通用しなかった。
ただ、この自分たちのサッカーをやり抜いたことは賞賛に値する。
守備にはそうとう自信があるのか、チェルシーのあの強力な攻撃陣を相手にそう慌てるシーンはなかった。
シュウォーツァーがどっしりゴール前に君臨してくれてるのも、DFラインに安心感を与えるのか。
両SBをケガで欠く状況でも、代わりの選手が仕事をするし、左には若いグリックスが、チェルシー相手によくやった。
守備でも攻撃でもそれなりのものを持ってるし、このままレギュラーとして使っていtってもおもしろいかも。
A・Jが攻撃陣ではケガから戻ってきたし、ザモラも戻ってきたら、攻撃でも期待は持てる。
この順位のまま終わるとも思えないし、ビッグクラブを苦しめるだけの戦力だし、これからこのプレミアを引っかきまわしてもらいたい。
 

スコア
1-0

<得点者> 
チェルシー   エッシェン        

~愛丸's MVP~
イバノビッチ(CBとしてプレーしてもこのチームでしっかりやることができてる。ボジングワが戻ってきたからここでのプレーが多くなるかも。このパフォーマンスだったら問題ない)