愛丸のサッカー観戦記

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レンジャース-マンチェスターU

2010-11-27 10:35:02 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/27(土)       

愛丸’s チェック
レンジャースは勝ち点5Pで3位。
バレンシアの結果を見ながらの戦いになるが、ここでドロー以下だと、グループ突破がかなり苦しくなる。
最終節にブルサとの試合だから、ここでの勝ち点3は計算できるが、まずは、この試合をものにしないことには。
オールド・トラッフォードではドローだったわけで、ホームではなんとかそれ以上の成績を残したい。
ユナイテッドはまだ突破を決めたわけではないが、1位だし、かなり有利な状況なのは間違いない。
ここも全力で戦う必要もないし、ドローでも御の字だろう。
そういう試合をやらせれば強さを発揮するチームだし、レンジャースにやられるってシーンは想像しにくい。

レンジャースは、いつもの5バックでとりあえず失点しないサッカーを貫いた。
この点に関しては、問題はなかった。
ただ、守るだけでは、勝ち点3は奪えない。
果たしてそれがわかってたのかどうか・・・。
勝たないと先に進めないし、ここでユナイテッドを押さえるだけではどうしようもない。
どこかでリスクを犯して攻めに転じないといけなかった。
それが70分前の選手交代だったんだろうが、バイスを代えただけでは、それがゴーサインだとは思えなかった。
バレンシアが前半に4点もリードしてる情報は入ってたんだろうから、後半の頭からでも、攻撃的にいくサッカーに変えないといけなかった。
このCLでは超守備的な布陣で挑んでるレンジャースだが、国内のリーグ戦ではもっと攻撃的にやれてるはず。
それを後半からでも見せてもらいたかった。
たしかに、あの5バックは、このCLでも機能し、相手を苦しませることはできてるが、勝ち点3が取れたのはブルサ戦だけ。
ブルサのレベルを考えれば、それは当然の結果であり、バレンシアとの連戦で勝ち点1しかゲットできなかった段階で、何か切り替えるべきだった。
このグループではなっから3位狙いってことなら、この守備的なサッカーも納得するんだが、グループ突破を目標に戦ったはず。
それなら、この大事な第5節は、違った何かを見せて欲しかった。
ホームでの試合だし、ユナイテッドをゼロに抑えるだけでは、サポーターも満足しないだろう。
そのゼロに押さえるってこもできなかったわけで、このサッカーが間違いだったことを証明してしまった。
ユナイテッドが一軍半のメンバーで守備陣は2軍だったことを考えたら、もっとミラーの強さを出してもよかったし、ネイスミスのスピードを活かしてもよかった。
あのふたりのCBコンビだったら、ちょっとの工夫で崩せたはず。
ユナイテッドは、この試合を完全に調整試合と位置づけしてた感じ。
ルーニーも戻ってきたし、守備陣もレギュラークラスは完全休養。
中盤はいつもターンオーバーしてるから、また違った組み合わせだったし、これで勝ち点3が取れるんだからたいしたもの。
ルーニーは、PKではあったが、久しぶりのゴールを決めることができたし、ここからルーニーの今シーズンが開幕することだろう。
点を取ってから、動きもだいぶよくなってきたし、後はチチャリートとのコンビが高まってくれば、おもしろいコンビになりそう。
12月はプレミアがかなりのハードスケジュールだし、ここでこのメンバーで戦って勝ち抜けを決めたのはでかい。
最終節がバレンシア戦だし、ここまで突破が決まってなかったら、さらに厳しい12月になるところだった。
相手に合わせて試合を進め、ここってシーンで点を取る。
これは強いチームしかやることはできない。
なんだかダラダラ感も感じられるが、それでも結果は出せてるし、このままユナイテッドがダブルってなんてもなんらおかしくない。
ケガ人もそう多くないし、プレミアのライバルチームが負けがこんできてるし、ここでユナイテッドがするするとトップに立つだろう。
ベテランもしっかりアピールできてたし、久しぶりにスタメンで起用されたファビオもPK獲得の立役者に。
ここにコンディションを合わせてきたサー・アレックスはさすがとしか言いようがない。
 

スコア
0-1

<得点者> 
マンチェスターU   ルーニー         

~愛丸's MVP~
ルーニー(まだ完全にこの男の力を発揮できてるわけではないが、それでも、PKではあったが、貴重な得点をゲット。その後いい動きができてたし、エースの復活は間近)