愛丸のサッカー観戦記

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バレンシア-レンジャース

2010-11-04 17:45:59 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/4(木)       

愛丸’s チェック
3節の折り返しの試合。
その3節は、レンジャースホームで1-1のドロー。
バレンシアは、なんとか勝ち点1を拾えた試合に。
メスタージャでの試合だし、ここは勝利を期待したいところだが、どうも最近は、ここでの勝率が上がってこない。
かつては、メスタージャで負ける気配すら漂わせなかったが・・・。
あの5バックの強固な守備と、鋭いカウンターにどう対応するか。
レンジャースは、前節の勝ち点1は誤算だっただろう。
ユナイテッドとオールドトラッフォードで引き分けたことだし、バレンシアには勝ち点3を計算したはず。
先制したまではよかったが・・・。
果たして、ここでレンジャースは勝ち点3を狙いにいくサッカーを展開するのかどうか。

バレンシアが、久しぶりにメスタージャでスカッとする試合を展開してくれた。
この試合では、ソルダードとアドゥリスの2トップ。
中盤サイドには右にホアキン、左にマタと、オーソドックスな4-4-2を採用。
ホアキンは開幕直後はかなり好調さをアピールしてたが、ケガで戦線を離脱。
ここからチームもちょっと勢いが衰えてきた。
そのホアキンが戻ってきて、チームの勢いもあの頃を思い出させるものに。
とにかく、この両サイドの仕掛けがかなり有効的だった。
ホアキンは、仕掛ければ必ず突破に成功してたし、マタは左に張るだけでなく、広範囲に動いて、レンジャースの守備をかく乱。
この中盤のふたりにラテラルもうまく絡んで攻撃ができてたし、この勝因は、サイドで主導権を握れたから。
サイドで有利に試合を運んだことにより、レンジャースのネイスミスを自陣に押し込むことができたし、この男の仕掛けがなくなれば、レンジャースの攻撃力は半減以下に。
ホアキンを右で使えたことが、この勝利に繋がった。
2トップもどちらにもチャンスが訪れ、しっかり決めることができたのがソルダード。
この試合ではアドゥリスの日ではなかった。
多くの決定機に絡んだのアドゥリスだったが、マクレガーの好守にどれだけ阻まれたことか。
マクレガーがあそこまで当たってなかったら、もっとバレンシアは点が取れたはず
逆のソルダードはサイドに開いてボールを引き出す動きで目立ってたが、少ない決定機を見事に決めてみせた。
バレンシアに移籍してきて、昨シーズンの決定力の高さが鳴りを潜めてたが、ようやく、ここで思い出してくれたか。
バレンシアは、この攻撃的な選手だけが活躍できてたわけではなく、ピボーテのふたりの貢献度も高かったし、守備でもなんとかミラーを押さえ込むことができた。
ただ、やっぱりネイスミスへの対応では苦しむ面が多く見られたが、攻め込む回数が少なかったから、失点には繋がらなかった。
立ち上がりのネイスミスの仕掛けからのシュートがポストに当たってくれて、バレンシアは命拾いした。
運も味方につけれたし、カウンターからの得点もでき、理想的な試合運びになったはず。
メスタージャでの最強神話をここで取り戻してもらいたい。
次節は、またここでのブルサスポル戦になるんだが、ユナイテッドのアウエー戦に突破を賭けるような展開には持ち込みたくないだろうし、次で決めてもらいたい。
そのために、ユナイテッドにもレンジャースホームで踏ん張ってもらわないといけないわけで、どちらも興味のわく試合に。
レンジャースは、自慢の5バックがこの試合では不発に終わった。
セットプレーを多く与え、そこで流れをつかめなかった。
サイドでの争いに破れ、あそこまで両サイドをやられてしまうと、こういう結果になってしまう。
マクレガーのビッグセーブがなかったら、壊滅的な状況だったし、このGKが目立ったってことで、どれだけ守備が機能してなかったかがわかる。
このバレンシア戦で自信をなくしてしまったかもしれんが、次は大事な大事なユナイテッド戦。
それまでにこの破綻した守備を立て直すことができるか。
右のWBに入ったウィテカー、左のネイスミスと個人での突破が期待できる選手をどう活かすかでレンジャースが得点できるかどうかかかってくるし、さいどでの主導権争いに負けないことが鍵に。
前にも書いたが、ネイスミスの立ち上がりのシュートが決まってれば、この試合はレンジャースがものにしてたかもしれん。
決めれるシーンを逃してしまったことで、支払った代償はでかい。
 

スコア
3-0

<得点者> 
バレンシア   ソルダード×2、T・コスタ        

~愛丸's MVP~
ホアキン(やっと戦列に復帰し、そしたら、チームの状態もぐっとよくなった。これからもこれだけの活躍をしてもらわないといけないし、期待が高まる)