愛丸のサッカー観戦記

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マンチェスターC-マンチェスターU

2010-11-11 10:04:07 | プレミアリーグ
観戦日 11/11(木)       

愛丸’s チェック
前節、連敗をストップしたシティ。
このダービーを前に勝てたことはかなり大きい。
ただ、その連敗ストップの立役者バロテッリが、不用意な2枚のイエローでこの試合はサスペンション。
貴重な得点源を欠くことに。
テベスの状態がどこまで戻ってるかだが、D・シルバあたりが違いを生み出せれば。
ユナイテッドはチェルシーと勝ち点差2Pで現在2位。
強さを存分に発揮しての試合はまだ見られないが、それでも、未だ無敗だし、そこそこやれてる。
前節はパク・チソンの活躍でウルブスにATでの勝利。
エースを欠いてこちらも苦しい台所事情だが、サー・アレックスがうまくチームをコントロールしてる。

シティが、ここまでの金満クラブになる前は、このダービーはユナイテッドが勝ち点を重ねるためのダービーだった。
それが、ここ数年、シティはユナイテッドと互角に渡り合えるチームに変貌。
どちらも、このダービーに賭ける意気込みがかなり変わってきた。
シティはELを、ユナイテッドはCLを戦いながらの、このミッドウイークのダービーで、ちょっとコンディションに不安が。
もっと準備してのダービーだったら・・・。
って思うようなダービーになってしまった。
どちらも、点をやらない、負けないサッカーに終始し、決定機の少ない試合になってしまった。
局面の激しさは見応えがあったんだが、もっと積極的に点を狙いにいってもらいたかった。
シティが、積極的に仕掛けれる展開に持ち込めればよかったんだが、マンチーニはとにかく、激しく守備をすることを選択。
攻め込まれると、テベスも守備に参加するし、こうなると、ボールを奪ったところで、なかなかカウンターにも持ち込めない状況。
ヤヤ・トゥレが持ち上がるケースが多く見られたが、エリア付近まで行くケースはまれ。
周りも一緒に上がってはいるんだろうが、ヤヤ・トゥレは周りが見えておらず、単独で仕掛けて奪われるだけ。
ここでもっとチームとしての連携が取れてれば、チャンスは広がったはず。
カウンターになったら、まずD・シルバに預ける形が取れれば、パスでの打開が期待できるし、周りの動きも活発になりそうなんだが・・・。
マンチーニはこんなサッカーを考えてないのかも。
デヨンクのパス能力が低いのも問題だし、守備では一定の水準で、ビッグクラブにも負けないものがあるから、そこからの展開に磨きがかかれば。
そうなると、この試合にバロテッリがいなかったのが響いた。
前節の試合を見る限り、得点を期待できるし、からだの切れもあったから、この男がサスペンションじゃなかったら、違った展開になった。
それと、マンチーニは選手交代のタイミングが遅い。
インテル時代からそうだったが、安全策を取りすぎる。
ホームでの試合だし、ユナイテッドを負かすような気持ちのこもった交代が必要だった。
アデバの投入時間も遅かったし、コラロフを入れても、そう局面が打開されたわけでもない。
A・ジョンソンも積極性に欠けたし、ドローになるべくしてなった試合。
ユナイテッドは、そのシティに多少はお付き合いしたか。
アウエーでの試合だし、ここは負けなければ御の字だったのかも。
ただ、チャンスはシティよりも多かったし、この都市ではまだまだ自分たちが上であることを証明できたかもしれん。
キャリック、フレッチャーと前に出る気持ちが感じられたし、パク・チソン、ナニのからだの切れもあった。
サー・アレックスも勝ちに行く気でいたら、チチャリートをもっと早く投入しただろうし、2トップに変更したかもしれん。
ベルバトフが、下がってのプレーでは持ち味を発揮できるんだが、ゴールを狙う動きが少なさぎるし、点を狙うなら2トップが正解。
それを、チチャリートとベルバトフを交代させるあたり、この試合をドローでOKとふんだはず。
実際、シティの守備網がかなりきっちりと組織だったものだったから崩すのに苦労したが、サー・アレックスにそれを打開する手段がなったわけではなかったはず。
勝負は、オールド・トラッフォードでつけようって考えか。
こういうビッグクラブ同士の戦いによく見られる展開になったから、できれば、しっかり準備のできた週末での試合で見たかった。
折り返しのダービーは、もっと激しい展開になることを期待する。
そのためには、シティがもっと攻撃に力を入れてくれることを望む。
 

スコア
0-0

<得点者> 
 なし        

~愛丸's MVP~
キャリック(スコールズと一緒にピッチに立つと、どこか遠慮気味なプレーが目立ってたんだが、この試合はミドルも積極的に狙ってた。この気持ちの変化は今後に期待できそう)