愛丸のサッカー観戦記

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R・マドリー-A・ビルバオ

2010-11-21 21:48:12 | リーガエスパニョーラ
観戦日 11/21(日)       

愛丸’s チェック
クラシコを来週に控え、ここをいい形で乗り切りたいマドリー。
この試合までモウリーニョはベンチ入りすることができない。
前節のヒホン戦では、ちょっと元気のないところを露呈したが、ここサンチャゴ・ベルナベウではいつものマドリーサッカーを展開してもらいたい。
代表戦での疲れもあるだろうが、一流の集まりだし、ここは圧勝といきたいところ。
ビルバオは、ここでいいサッカーを展開して、今後につなげたいだろう。
強豪と呼ばれるチームとの対戦になると、どうしても、弱い部分が出てしまうチームだが、一昔前には、ここでマドリーを破ることもあった。
その頃の選手はいなくなったが、魂は残ってるはず。

マドリーがクラシコを前にいい試合を展開できた。
代表戦でケガしたはずのC・ロナウドもフルタイム出場。
それでいて、ハットトリックってのはすばらしい。
今後のマドリーでの試合を考慮して、代表戦でのケガってことだったのかもしれん。
今、この男を外して戦うことは不可能になってきたか。
S・ラモスに譲ったあのPKも決めてれば、この試合で4得点の荒稼ぎってことに。
流れの中でのプレーにも切れがあるし、この状態でクラシコに挑めるってことは、チームにとってもかなりプラス。
これに加え、エジルもいいいプレーを披露できてたし、バルサのあの中盤と比較しても、全く見劣りしない。
ただ、唯一の失点シーンではエジルの気の抜けたプレーがったから生まれたもので、こういう点は後でモウリーニョにきつくしかられることだろう。
守備での不安な部分が見えたが、それでも、攻撃であれだけやってくれれば、問題ないだろう。
ディ・マリアは攻守でハイパフォーマンスだったし、攻撃陣にこれといった穴は見当たらない。
途中出場になったベンゼマは、得点こそ生まれなかったが、状態はよさそうだし、もしビハインドの状況だったら、イグアインとの2トップでも機能するはず。
さすがのバルサも、今のマドリーを押さえ込むことはかなり難しいはず。
守備ではここってシーンでカシージャスが待ち構えてるし、ここもそう問題はない。
相手の攻撃がゆるくなると、ペペあたりの気の緩みが感じられるが、クラシコとなると、しっかり集中するはず。
R・カルバーリョのカバーリングには唸らされるシーンが多く、DFラインもかなり完成されてきた。
ここを崩すのも至難の技だろう。
相手のミスに乗じてF・ジョレンテが得点を挙げることができたが、こういうシーンはなかなか訪れないはず。
CLをはさんでのクラシコになるんだが、これはバルサも同じことだし、これがネックになることはないはず。
ここまで4連敗中だが、モウリーニョ体制になって、ここまでチームが完成したところを見ると、フエラでも勝ち点3ってのが見えてくる。
5得点を挙げ、調子はかなり上向きだし、CLも負けなしできてることを考えたら、万全の状態でクラシコに望めるはず。
ビルバオは、この試合F・ジョレンテとトケーロの2トップを解体し、F・ジョレンテの1トップで、その下にムニアインを配置。
ここまでは、ムニアインは中盤の左サイドで起用されることが多かったが、この試合を見る限り、このポジションがしっくりきてそう。
ボールに触る機会も多いし、自由も与えられ、いいプレーを披露できてた。
F・ジョレンテとの関係もいいし、トケーロの起用も捨てがたいが、今後のビルバオを考えたら、ムニアインの起用ってのを増やした方がよさそう。
ケガで途中退場したのが残念だったが、いいシーンは見られた。
ビルバオはあのマドリー相手に得点できたってことが救いの試合になったが、あの得点シーンをしっかり思い起こしてもらいたい。
あれだけの選手がエリア内に進入できたわけで、イラオラがここに絡んだことを考えると、これだけ積極的に攻めれば、マドリーからも点は奪えるってこと。
なかなか、ここまで前がかりになることは少ないだろうが、それができるチームだし、もっと攻撃に重点を置いてもいいはず。
守備が安定してるチームでもないし、取られたら取り返すって精神でこれからやっていければ、残留争いに巻き込まれることもないはず。
魂のあるチームだし、それでいてF・ジョレンテが好調だから、もっとおもしろい試合を展開してもらいたい。
 

スコア
5-1

<得点者> 
R・マドリー   イグアイン、C・ロナウド×3、S・ラモス
A・ビルバオ   F・ジョレンテ         

~愛丸's MVP~
C・ロナウド(この活躍をぜひともカンプノウでも披露してもらいたい。いい状態でクラシコに挑めそうだし、何かこの男がやってくれそうな予感)

アーセナル-トットナム

2010-11-21 20:00:15 | プレミアリーグ
観戦日 11/21(日)       

愛丸’s チェック
ノースロンドンダービー。
このダービーはよく点が入る。
平均で4得点入るみたいで、果たして、この試合もそうなるのか。
アーセナルは現在ユナイテッドを抜いて2位に上がり、首位のチェルシーとも勝ち点2P差。
今節の結果いかんでは首位にもなれる。
そのためには、このホームでのダービーはどうしても取りたいところ。
代表戦明けで、選手のコンディションはどうか。
スパーズは、この試合もかなり大事な試合なんだが、ミッドウイークのCLのことも念頭に置いて戦うことに。
インテルとあれだけいい試合を展開できたチームだし、このダービーもきっとやれるはず。
ただ、あまりにもCLに目がいってしまうと、ここで大敗って可能性も。
いい流れのままCLに挑むには、ここでもいい試合を展開しないと。

アーセナルは前半と後半で全く違うチームになってしまった。
前半は、いつものパスサッカーでスパーズに全くゲームを作らせず、自分たちのペースで試合を進めることができた。
前半で2点も奪えたし、今シーズンのホームでのダービーは、楽勝かと誰もが思ったはず。
見てる人間が、こんな気持ちになるだけならまだよかったかもしれんが、これが選手にも、その感情が芽生えてしまった感じ。
後半の早い時間に1点を返されても、チーム状況は変わらず、攻めが中途半端なまま時間が進み、セスクのハンドでPKを与え同点に。
ここからも前半のような試合展開に持ち込めなかった。
代表選手が多いチームだし、その疲れってのも出たのかもしれんが、やっぱりこの逆転負けの要因は気の緩みか。
あのセスクのFK時のハンドなんか、しっかり集中してれば、あんな手の出し方はしないはず。
キャプテンがああいうプレーをしてるようでは、チーム状況は上がってこない。
上がらないどころか、士気は下がっていくだろうし、セスクのこの犯した罪はでかい。
2-2で終わっていいとは誰も思ってないだろうし、点を取りにいく交代もやってきたが、それも効果はなかった。
V・ペルシ、ウォルコットと流れの中ではまるで見せ場はなかった。
ロシツキだけはパス能力発揮できる場面もあったが、これが点には結びつかなかった。
スパーズがダラダラと点を重ねるだけで、そう怖さがなかったから、このままの状況が続いたのかもしれんが、どこかでしっかりスイッチを入れる選手がいないと。
セスクはあのハンドを取り替えそうと、いいシュートを放ったりもしたが、点にはならず。
同点に追いつかれてからは、どうも個人でやるシーンが目立ち、こういうときこそ、あのチームで崩すパスサッカーが必要だった。
ソングの上がりも少なくなり、ほんとに後半は全く違ったチームに変貌してしまった。
アーセナルは、プレミア制覇を狙うなら、こういう負け試合をやってはいけない。
格下のチームが先に2点を奪って、この2点リードの怖さを格上のチームに見せつけられることはあるが、それを、ここでやるようだと、先が思いやられる。
追いつかれるまではあったとしても、逆転を許すようなことがあってはいかん。
スパーズは、アーセナル相手に、2点のビハインドをひっくり返すようなサッカーを展開できてたわけではなかった。
最後までダラダラ感は否めなかったが、やるべきシーンでやるべき人間がしっかり仕事をした。
ラフィは、1点目では、いいボールを配給し、同点弾は自分でのPK。
逆転ゴールでは、FKから最高のキックを披露し、この男の重要性がしっかり伝わってきた。
CLでやれてるのも、世界を知ってる男がいてくれるからだろう。
G・ベイルは守備に時間を割くことが多く、1点目はこの男の落ち着いたシュートからだったが、それでも、インテル戦ほどの輝きはなかった。
まだやれる選手だが、うまくアーセナルに抑えられた感じ。
この試合、モドリッチが攻撃に参加したシーンで流れを変えれてたし、スパーズの攻撃に関しては、この男がキーマンになりそう。
ラフィはこれからマークもきつくなるだろうし、ここで、3列目からモドリッチが攻撃の起点になれれば、チャンスは広がる。
ノースロンドンのライバルを逆転できたのは、2-2の状況からレドナップが守りに入らなかったこと。
パブリュチェンコの1トップから、後半にデフォーとの2トップに変更して同点に追いつき、アウエーってことを考えたら、ここで中盤にパラシオスを投入し、また1トップに戻すことも考えられた。
それを、クラウチを投入し、2トップを継続したことで、選手たちにまだ行くぞってメッセージを伝えることができた。
この采配にはレドナップのダービーに対する闘志ってのが伺えた。
この勝利でスパーズは勢いに乗るだろうし、CLでもいい結果を出せるかも。
 

スコア
2-3

<得点者> 
アーセナル   ナスリ、シャマフ
トットナム   G・ベイル、V・デルファールト、カブール         

~愛丸's MVP~
V・デルファールト(この大事なダービーで最高の働きができた。守備での貢献は少ないが、攻撃でこれだけやってくれれば、誰も文句は言わないだろう)